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3T(テスラ)MR装置を新規導入しました。 (1.5Tと並行稼働)

<Siemense社製 Skyra 3T MRI>

 

 2012年12月に、紀南地域で初となる 最新鋭3T MR装置:Siemens MAGNETOM Skyraの設置され運用を開始します。3TのT(テスラ)は撮像を行う装置の磁場強度を表し、従前の1.5T に比し倍増された静磁場を有する最新鋭機器です。
 

 1.5T装置に比べ約2倍の信号が得られるため情報量が多く、空間分解能の向上と共に、組織の微細な変化をより鋭敏に画像化することできます。MRI検査は、全身の臓器検査に応用でき、骨自身の構造、骨と骨の間隙の軟部構造、筋肉や内蔵・軟部組織等応用範囲が広いことも特徴の一つです。
 

 特に脳神経領域では、微細な脳構造や小さな梗塞巣の把握、従来評価の難しかった穿通枝のような微小な血管の描出も可能です。
 

 また多様な機能画像への応用が可能であり、それらを日常診療に組み入れることが可能となりました。生体の生化学成分を解析するMRスペクトロスコピーが可能であり、その画像化が可能です。腫瘍部位における組織の変成前に現れる生化学的変化の評価が期待されており治療効果判定や、より早期のガン診断への利用が期待されています。さらに磁化率強調画像や拡散テンソル画像等、今後その臨床的意義が確立される機能画像は、診断の新たな視界を与えるものと期待されています。
 

平成24年4月より稼働 80列高速ヘリカルスキャン

●80列をフルに活用し、ダブルスライステクノロジーで『160スライス』の倍密度再構成が可能となり、高分解能撮影や高速撮影、低被ばく撮影など様々な状況に応じた撮影を行うことができます。
 

●従来の検査法(冠動脈造影検査)と違い、冠動脈全体を一度に見ることができ、速さや被ばく量が大きく改良され、患者さんの身体への影響が少ない診断 「冠動脈CT」による検査ができます。
 

【被験者への負担軽減】

        

64列CTに比べても、

  • 1回につき、2秒程度撮影時間が短くなります。(息止め時間の短縮等)
  • 被ばくを低減(約30%)
  • 均一性の高画質(view数が増え、中心部と周辺部の画質差解消)

鮮明な血管(冠動脈)画像による診断
 

  • 脳・胸部・腹部・血管・四肢まですべての領域に、あらゆる診療科に、高分解能画像を提供できます。

3次元(3D)処理やフライスルー、
フィレビュー表示

心筋の機能情報を解析

        強度変調放射線治療(IMRT)        
 
当センターにおいて、平成23年2月以降 43名の方が治療を受けました。

(平成24年12月現在)
 

 強度変調放射線治療(IMRT)とは、Intensity Modulated Radiation Therapyの略で、コンピューターの助けを借り、腫瘍部分のみに放射線照射を行い周囲の正常組織を温存できる新技術のひとつです。そのためには、従来の照射方法と比較して正確な照射装置と高度な技術が必要な装置です。当センターでは平成22年に導入後最新のコンピュータを駆使して腫瘍制御率の向上や正常組織への放射線障害を最低限に抑えるべく、複数の放射線技師が訓練を受け平成23年2月以降IMRTを実施しています。
 

 現在のところ、全国的にも本格稼働している施設は少なく、県下で本格稼働しているのは、当センターのみです。
 

 高度な技術を求められる放射線治療スタッフ(放射線治療専門医、専任の放射線技師等)は、専用のコンピュータを用いて治療の計画を立て、その治療計画通りに照射されるかを検証します。IMRTは通常の放射線治療より照射野の絞り込みやその変化が大変複雑になるため、より詳細で厳密な検証を行い、その検証結果を放射線治療専門医が確認し治療を行います。

【適用疾患】


理論上すべての疾患に対して適用可能ですが、特に前立腺癌、脳腫瘍などの頭蓋内疾患、咽頭、頭頸部の腫瘍に最適です。
 

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