運営方針このページを印刷する - 運営方針

和歌山県紀南地域を主たる診療圏として、がん・循環器疾患に対する医療、脳神経外科を主たる対象とする救急医療など高度の総合的診療及び各種医療従事者の卒後研修と生涯研修を、更に急速に発展しつつある分子遺伝医学を基礎とした臨床研修等幅広く提供することを基本にしていく。
 

その具体的推進方策は、次のとおりとする。
 

地域医療機関との連携

平成20年3月の和歌山県保健医療計画によれば、二次医療圏(田辺保健医療圏)の人口が約140,400人、そのうち田辺市が約82,500人で、将来人口の傾向は「不変」という状況である。近隣に病床数100床以上の病院が4病院あってそれぞれの病院との連携(機能分担)は病院運営上必要不可欠なものであり、更に推進を図っていく。
 

特色のある診療方針体制

  • 近隣に脳神経外科の医療体制の整った病院が少ないため当院がその診療体制の強化を図り、基幹病院として地域医療ニーズに応えていく。
  • 和歌山県の死亡を死因別に見ると、第1位は悪性新生物(29.6%)、第2位は心疾患(17.0%)、第3位は脳血管疾患(10.2%)となっている。(平成18年度統計) そのため、特に、癌疾患に対する診療の充実を図っていく。
  • 救急医療(救命救急センター(三次救急)、救急告示、二次救急、病院群輪番制病院)体制について、和歌山県より平成18年4月1日付で救命救急センターの承認を受けているICU4床・HCU10床を整備し、24時間体制で心筋梗塞・脳卒中・頭部外傷などの重篤患者への集中治療・手術等を行います。平成22年11月よりICU8床、HCU15床へ増床し、さらなる受け入れ体制の強化を行っています。
  • 地元医師会、保健所等との連携を密にし、医師の生涯教育及び医療従事者の研修・教育を行う場として地域医療研修センターを活用し、教育と先駆的医療の推進及び医療の基盤となる医学の研究の推進を図っていく。

 

経営改善の向上

経営基盤の確立を図るため、事業計画の着実な達成に向けて全職員が一体となって取り組む。特に再編成計画に基づく統合第1号病院であることを自覚し更なる飛躍に向けて努力する。
 

クリニカルパス・パースウェイの構築と実践並びにその評価

診療の効率化をはかり、医療水準の向上ならびに急性期入院医療定額払い方式に対するものとしてクリニカルパス・パースウェイを構築し実践していく。更に、クリニカルパス・パースウェイの導入による成果(治療実績・質の向上・経済効果(原価計算))の検証を行っていく。また受診の皆様の権利を尊重するための教育を実践し、受診の皆様の満足する医療を提供する。
 

診療機能の充実

政策医療として当院が機能付けされている「がん」・「循環器」・「成育」の診療機能充実のため関連診療科の体制整備を図ると共に、臨床研究部を中心として新しい診断技術の臨床応用を目指していく。また、がん診療連携拠点病院・地域医療支援病院としての役割に応えるため地域医療連携室に専任スタッフを配置し、地元医師会・医療機関・福祉機関等との交流を深め、地域医療への貢献を図っていく。
 

臓器提供施設・エイズ拠点病院として連携強化

平成10年に臓器提供施設として指定され、それに伴う医療機器が整備されて、移植医療に伴う整備が整っており、平成13年7月25日・26日に国立病院で初めて脳死下による臓器提供を実施した。その後18年4月に2例目、同11月に3例目の臓器提供を行い、今後も臓器移植の推進に協力していく。また、エイズ拠点病院として地域関連施設との連携強化を図っていく。