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活動報告

臨床研究部

ご挨拶

 遺伝子診断の結果に基づいて、薬剤の投与、遺伝子治療の導入、新たな医療機器の使用により疾患予後を劇的に改善できる時代がやって来ました。これまでの早期診断・早期治療だけではなく、発症前治療が実施されています。次世代シークエンサー(NGS)や各種遺伝子パネル検査により遺伝子検査が網羅的に行われるようになりました。しかし、その結果の解釈に難儀することは数知れず、遺伝子変異と臨床情報を集約するレジストリー研究によるエビデンス構築の大切さも認識され始めています。その成果の集積が個々の症例への治療介入の時期や長期の生活管理へ新たな指針を与えてくれると思います。

 私たちの臨床研究の現場でも遺伝医学・医療の関与する課題が増加しています。しかしその目的は遺伝的に不利な体質を持つ人を排除し、不当に差別することではありません。あらゆる遺伝的特性を持つ人々が健康で幸福な生活を送ることができるように援助することです。とは言ってもまだ十分な治療手段がなく、長期に渡り苦痛から解放できない疾患もたくさんあります。このため、神経難病重症心身障害、筋ジストロフィーなどの政策医療分野では不可能な難易度の高い治験を迅速に高い精度を維持しながら実施することが期待されています。活動報告に掲載している内容にはその成果も含まれております。

 私たちは、地域住民に満足される安心で質の高い医療の提供、医療の質の向上に資する情報発信、そして教育研修などを通じた医療従事者の確保・育成を3つの柱として日々の診療活動を行なっております。それらを学会や研究会、医療従事者向け研修会市民公開講座等で目に見える形で発表し、何よりも論文として形に残すことが、今後の進歩に繋がります。活動報告をご一読いただき、当院の臨床研究活動へのご理解をいただければ幸いです。

2023年8月
国立病院機構 北海道医療センター
院長 長尾 雅悦

2022年度臨床研究を振り返って

 2020年から翻弄され続けてきたCOVID-19ですが、臨床研究を行うにあたっても大きな影響を受けました。患者さんや被験者との接触が制限され、研究の進捗にも大幅な遅れが生じたものもありました。新型コロナ感染症は、今年5月に5類感染症に移行し、今後はウィズコロナということになり、注意を払いつつも,以前の日常に戻していくこととなり、臨床研究に関しても、同様になるものと思われます。

 一方で、新型コロナ感染症が臨床研究の分野に及ぼした影響は、研究遂行だけではありません。一時は、論文執筆にあてる時間が多くとれるようになったせいか、論文報告が多く出てきたこと、学会もオンラインやハイブリッドで行われることもあり、コロナ前であれば参加が難しかった学会での聴講が出来たこと(ディスカッションとなるとまだまだ十分とは言えません)、など決してマイナスの要素だけではなかったように思います。今後は、新型コロナ感染症の時代を経たことで、より多様な研究・発表の形態を模索していく時代に突入したのかもしれません。

 2022年度の当院の臨床研究を振り返っても、このような傾向が見て取れるのではないかと思います。新しい時代に沿った臨床研究・発表が求められますので、柔軟に対応していく必要性があります。ただ、新型コロナ感染症が猛威を振るっている間に、対面での学会でface to faceでの議論の重要性を改めて認識することが出来ましたので、今後は、オンラインも活用しながら、より多くの議論を通じて、研究遂行を進めていきたいと思います。当院の臨床研究に、今後もご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2023年8月
国立病院機構 北海道医療センター
臨床研究部長 新野 正明

国立病院機構 北海道医療センター 臨床研究部 概況

(1)設置年度:2010年3月1日

(2)組織:臨床研究部長:新野正明

室長 副室長
遺伝子解析研究室 田中藤樹〔小児科
生化学研究室 新野正明〔脳神経内科/臨床研究部長〕 宮﨑雄生〔脳神経内科
治験管理室 新野正明〔脳神経内科/臨床研究部長〕 須甲憲明〔呼吸器内科/内科系診療部長〕

(3) 施設の特徴

 当院は、北海道内の「神経・筋疾患、成育医療、免疫異常」に関する中心的施設として、高度で専門的な医療、臨床研究、教育研修及び情報発信の機能を備えるとともに、「がん、循環器病など」に関する専門的な医療等の機能を備えた施設としての役割を果たすことが期待されている。当院の臨床研究部はこれらの分野を中心に、より臨床に近い研究を行うとともに、臨床試験を積極的に行うことで、患者さんにとって身近な研究を目指して行っている。

(4) 2022年度活動状況

  1. 治験・製造販売後臨床試験:2022年度に新たに受託した治験は5件、継続試験28件と合わせると33件の試験を実施した。内訳は、脳神経内科は新規試験4件・継続試験12件、循環器内科は新規試験1件・継続試験1件、小児科は継続試験5件、呼吸器内科は継続試験5件、神経筋/成育センターは継続試験2件、皮膚科は継続試験2件、消化器内科は継続試験1件であった。2022年度に実施した治験の実施症例数は11件、実施率は61%であった。
  2. 製造販売後調査:製造販売後調査(使用成績調査、特定使用成績調査、副作用・感染症報告)など受託研究の新規受託件数は12件であった。
  3. CRC介入臨床試験:治験以外にもNHO主導の研究を中心に臨床研究の支援を行っている。新型コロナまん延に関連して、数種の観察研究やSARS-CoV2に関連のレジストリ研究や特定臨床研究に関連する事務業務の支援、新型コロナワクチンの一般使用成績調査の支援も行った。
  4. 治験管理室の体制:治験依頼の段階から治験事務局が窓口となり、治験の契約書案作成、契約締結の手続き等を事務部業務班長や財務管理担当、治験管理室事務員と連携し手続きを進めている。治験開始後は日本臨床薬理学会認定CRCや上級者臨床研究コーディネーターなどの認定を受けた者を含め3名のCRCが担当し、被験者のスケジュール管理や検査、各種検査の評価の対応、症例報告書の入力、モニタリング業務を含む治験依頼者との対応を行っている。また月に一度開催される院内の受託研究審査委員会(IRB)や国立病院機構本部受託研究審査委員会(NHO-CRB)などへの審議事項、報告事項の申請もまた治験事務局として対応している。
  5. 倫理審査:臨床研究を行う際に必須となる臨床研究倫理講習は、機構本部の方針で2018年度からe-APRINのみとなり、当院でも倫理審査委員会へ研究課題を提出する際にはその受講を必須としています。審査課題は一括審査を行うものが増えてきており、当院の倫理審査委員会での審議課題は減少傾向にあります。
  6. 看護研究:前年度コロナ禍により延期した看護研究研修を開催した。「看護研究を取り組むコツ」と題し、天使大学 日沼千尋教授から教授いただいた。院外では看護研究15題、院内は成果発表会として18題がポスター発表した。一定期間掲示し、各部署が採点し表彰した。2023年度は更に看護研究を深めるべく、量的研究について学習し、看護の質向上に努めていきたい。
  7. 研究業績:当院から国内の学会発表2022年度は125題(114題)、国際学会発表は3題(12題)と昨年度と比較し、国内学会発表は少し増えたが、国際学会は実地開催が増えたせいか、かなり少なくなってしまった。一方、当院職員が筆頭演者の英語論文は、7編(7編)と昨年度と同数であった。当院職員が筆頭演者の和文原著・総説・著書は53編(33編)と大幅に増加した。(括弧内は前年度の数字)

治験・製造販売後臨床試験実績、製造販売後調査等受託研究、その他の臨床研究

治験・製造販売後臨床試験実績(2022年度新規契約分及び継続分)

第Ⅱ相試験(Ⅱ/Ⅲ相を含む)
担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
呼吸器内科 網島 優 ファイザー株式会社 重症化リスクの低い症候性の成人COVID-19 外来患者を対象にPF-07321332/リトナビル経口投与の有効性および安全性をプラセボと比較検討する第2/3 相,二重盲検,2 群比較,介入試験
呼吸器内科 網島 優 ファイザー株式会社 重症化リスクの高い症候性の成人COVID-19 外来患者を対象にPF-07321332/リトナビル経口投与の有効性および安全性をプラセボと比較検討する第2/3 相,二重盲検,2 群比較,介入試験
呼吸器内科 網島 優 ヤンセン
ファーマ
株式会社
治療抵抗性の肺Mycobacterium avium complex(MAC)症成人患者を対象にクラリスロマイシン及びエタンブトールを用いた治療レジメンの一剤としてベダキリンを投与したときの有効性及び安全性を評価する第2/3相,多施設共同,ランダム化,非盲検,実薬対照試験
皮膚科 廣﨑邦紀 サノフィ
株式会社
サノフィ株式会社の依頼による慢性特発性蕁麻疹患者を対象としたrilzabrutinibの第Ⅱ相試験
消化器内科 中積宏之 - 切除不能進行・再発小腸癌患者に対するベバシズマブ併用FOLFOX療法の第Ⅱ相多施設共同二重盲検ランダム化比較試験(医師主導治験)
第Ⅲ相試験
担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
循環器内科 竹中 孝 大塚製薬
株式会社
大塚製薬の依頼による心性浮腫(うっ血性心不全)を対象としたOPC-131461の第II相試験
脳神経内科 南 尚哉 田辺三菱製薬
株式会社
田辺三菱製薬株式会社の依頼によるALS患者を対象としたMT-1186の第Ⅲ相試験4
脳神経内科 新野正明 ノバルティス
ファーマ
株式会社
ノバルティス ファーマ株式会社の依頼による多発性硬化症を対象としたLOU064の第Ⅲ相試験
脳神経内科 南 尚哉 サノフィ
株式会社
サノフィ株式会社の依頼による全身型筋無力症(gMG)患者を対象としたSAR442168の第Ⅲ相試験
脳神経内科 新野正明 バイオジェン・ジャパン
株式会社
バイオジェン・ジャパン株式会社の依頼による再発寛解型多発性硬化症患者を対象としたBG00002の第Ⅲ相試験
脳神経内科 南 尚哉 アレクシオンファーマ合同会社 ラブリズマブの成人全身型重症筋無力症を対象とした第Ⅲ相二重盲検多施設共同試験
脳神経内科 新野正明 ノバルティスファーマ株式会社 ノバルティスファーマ株式会社の依頼による多発性硬化症患者を対象としたOMB157の第Ⅲ相試験
脳神経内科 南 尚哉 田辺三菱製薬株式会社 ALS対象の第Ⅲ相試験1
脳神経内科 南 尚哉 田辺三菱製薬株式会社 田辺三菱製薬株式会社の依頼による ALS患者を対象とした MT-1186の第Ⅲ相試験2
脳神経内科 南 尚哉 RA Pharmaceuticals エイツーヘルスケア株式会社(国内管理人)の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象としたzilucoplanの第Ⅲ相試験
脳神経内科 南 尚哉 RA Pharmaceuticals エイツーヘルスケア株式会社(国内管理人)の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象としたzilucoplanの第Ⅲ相試験(継続試験)
脳神経内科 南 尚哉 株式会社新日本科学PPD(治験国内管理人) 株式会社新日本科学PPD(治験国内管理人)の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象とした Efgartigimod PH20 SC の第3相試験
小児科 田中藤樹 アレクシオンファーマ合同会社 12歳以上のウィルソン病患者を対象としてALXN1840を48週間投与したときの有効性及び安全性を標準治療と比較検討する、最長60ヵ月の延長期間を伴う第Ⅲ相、多施設共同、ランダム化、評価者盲検化試験
小児科 田中藤樹 JCRファーマ株式会社 JR-141のムコ多糖症Ⅱ型患者を対象とした継続投与試験
循環器内科 竹中 孝 アストラゼネカ株式会社 アストラゼネカ株式会社の依頼による左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)患者を対象としたDapagliflozinの第Ⅲ相試験
呼吸器内科 須甲憲明 小野薬品工業株式会社 ONO-4538 非扁平上皮非小細胞肺がんに対する第Ⅲ相試験
神経筋/成育センター 石川悠加 大鵬薬品工業 株式会社 大鵬薬品工業株式会社の依頼によるデュシェンヌ型筋ジストロフィー患者を対象としたTAS-205の第Ⅲ相試験
皮膚科 廣﨑邦紀 サノフィ株式会社 H1-抗ヒスタミン薬投与にかかわらず症状が持続する慢性誘発性寒冷蕁麻疹患者の治療におけるデュピルマブ投与試験(LIBERTY-CINDU CUrIADS)
小児科 田中藤樹 沢井製薬株式会社 沢井製薬株式会社の依頼による生物学的同等性試験
小児科 田中藤樹 アレクシオンファーマ合同会社 小児ウィルソン病患者を対象にALXN1840と標準治療を比較する第3相オープンラベル試験
脳神経内科 南 尚哉 株式会社新日本科学PPD 株式会社新日本科学PPD(治験国内管理人)の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象とした Efgartigimod PH20 SC の第3相試験(長期試験)
脳神経内科 南 尚哉 田辺三菱製薬株式会社 田辺三菱製薬株式会社の依頼によるALS患者を対象としたMT-1186の第Ⅲ相試験3
小児科 田中藤樹 JCRファーマ株式会社 ムコ多糖症Ⅱ型患者を対象としたイズカーゴの製造販売後臨床試験
呼吸器内科 服部健史 - 中等症のCOVID-19感染症と確定診断された患者を対象としたエリトラン(E5564)の多施設共同無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験(医師主導治験)
脳神経内科 南 尚哉 中外製薬株式会社 中外製薬株式会社の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象としたSA237 (サトラリズマブ)の第Ⅲ相試験
脳神経内科 南 尚哉 ヤンセンファーマ株式会社 ヤンセンファ―マ株式会社の依頼による成人全身型重症筋無力症患者を対象としたNipocalimab の第Ⅲ相試験
脳神経内科 新野正明 バイオジェン・ジャパン株式会社 バイオジェン・ジャパン株式会社の依頼による再発型多発性硬化症患者を対象としたBIIB098の第III相試験
神経筋/成育センター 石川悠加 帝人ファーマ株式会社 帝人ファーマ株式会社の依頼による慢性流涎症(唾液過多)患者を対象としたNT 201Sの第Ⅲ相試験

製造販売後調査等受託研究(2022度新規契約分及び継続分)

担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
呼吸器内科 須甲憲明 中外製薬株式会社 テセントリク点滴静注 副作用・感染症症例調査
脳神経外科 遠藤将吾 アストラゼネカ株式会社 オンデキサ静注用500mg 一般使用成績調査
脳神経内科 南 尚哉 アレクシオンファーマ合同会社 ユルトミリス全身型重症筋無力症に関する特定使用成績調査
呼吸器内科 網島 優 インスメッド合同会社 アリケイス吸入液 590mg 特定使用成績調査(肺MAC症)
腎臓内科 伊藤政典 協和キリン株式会社 ダーブロック錠 副作用・感染症症例調査
脳神経内科 南 尚哉 アルジェニクスジャパン株式会社 ウィフガート点滴静注400mg(全身型重症筋無力症)特定使用成績調査(長期使用/全例調査)
脳神経内科 新野正明 アムジェン株式会社 アイモビーグ皮下注70mgペン 特定使用成績調査
脳神経内科 新野正明 田辺三菱製薬株式会社 ユプリズナ点滴静注100mg 特定使用成績調査(視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む))の長期使用に関する調査)
脳神経内科 新野正明 中外製薬株式会社 エンスプリング皮下注 副作用・感染症症例調査
呼吸器内科 網島 優 ファイザー株式会社 パキロビッドパック一般使用成績調査
小児科 田中藤樹 レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン株式会社 サイスタダン原末 使用成績調査
消化器内科 馬場 麗 ノバルティスファーマ株式会社 イラリス皮下注用150mg、イラリス皮下注液150mg 使用成績調査
神経筋/成育センター 石川悠加 中外製薬株式会社 エブリスディドライシロップ60mg一般使用成績調査
循環器内科 藤田雅章 ニプロ 株式会社 Coroflex ISAR Neoコロナリーステント/ステントバルーン拡張性能評価
リウマチ科 小谷俊雄 アストラゼネカ株式会社 サフネロー点滴静注300mg 特定使用成績調査(全身性エリテマトーデス患者を対象とした全例調査)
脳神経内科 新野正明 ノバルティスファーマ株式会社 ケシンプタ皮下注20mgペン 特定使用成績調査(再発寛解型多発性硬化症及び疾患活動性を有する二次性進行型多発性硬化症)
糖尿病・脂質代謝内科 加藤雅彦 協和キリン株式会社 ダーブロック錠特定使用成績調査(腎性貧血に対する調査)
脳神経内科 秋本幸子 エフピー株式会社 エフピーOD錠2.5特定使用成績調査(高齢者使用)
脳神経内科 秋本幸子 小野薬品工業株式会社 オンジェンティス特定使用成績調査〔レボドパ・カルビドパ又はレボドパ・ベンセラジド塩酸塩との併用によるパーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)の改善〕長期使用に関する調査
リウマチ科 市川健司 エーザイ株式会社 関節リウマチ患者を対象としたジセレカ錠特定使用成績調査
消化器内科 中積宏之 第一三共株式会社 エンハーツ点滴静注用 100mg 特定使用成績調査 ‐胃癌患者を対象とした間質性肺疾患の検討‐
小児科 田中藤樹 株式会社レクメド サイスタダン原末 使用成績調査
脳神経内科 新野正明 帝人ファーマ株式会社 献血ベニロン-I静注用500mg、1000mg、2500mg、5000mg 一般使用成績調査 「視神経炎の急性期(ステロイド剤が効果不十分な場合)」
消化器内科 中積宏之 小野薬品工業株式会社 エドルミズ特定使用成績調査 がん悪液質:非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌
呼吸器内科 須甲憲明 小野薬品工業株式会社 エドルミズ特定使用成績調査 がん悪液質:非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌
皮膚科 廣﨑邦紀 アッヴィ合同会社 ヒュミラ皮下注 特定使用成績調査 -壊疽性膿皮症患者を対象とした長期使用に関する調査-
脳神経内科 新野正明 アレクシオンファーマ合同会社 ソリリス点滴静注300mg視神経脊髄炎スペクトラム障害に関する特定使用成績調査
脳神経内科 新野正明 エーザイ株式会社 エクフィナ錠50mg 一般使用成績調査 -パーキンソン病患者(肝機能障害を有する患者を含む)における副作用発現状況に関する調査-
脳神経内科 新野正明 中外製薬株式会社 エンスプリング皮下注 一般使用成績調査(全例調査)-視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発予防-
リウマチ科 市川健司 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 オフェブカプセル特定使用成績調査(長期投与)(全身性強皮症に伴う間質性肺疾患)

治験管理室が介入したその他の臨床研究(2022年度継続分)

担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
呼吸器内科 網島 優 国立病院機構 本部EBM研究 免疫抑制患者に対する13価蛋白結合型肺炎球菌ワクチンと23価莢膜多糖体型肺炎球菌ワクチンの連続接種と23価莢膜多糖体型肺炎球菌ワクチン単独接種の有効性の比較 -二重盲検無作為化比較試験-(採択番号H27-EBM(介入)-01、CPI)
外科 三野和宏 国立病院機構 本部EBM研究 膵がん切除後の補助化学療法におけるS-1単独療法とS-1とメトホルミンの併用療法の非盲検ランダム化第Ⅱ相比較試験(A randomized, open-label phase Ⅱstudy of adjuvant chemotherapy of S-1 plus metformin vs. S-1 alone in patients with resected pancreatic cancer、ASMET)
呼吸器内科 網島 優 国立研究開発法人国立国際医療研究センター COVID-19に関するレジストリ研究
- 新野正明 順天堂大学   新型コロナワクチンの投与初期の重点調査(コホート調査)
脳神経内科 新野正明 東北医科薬科大学 多発性硬化症患者に対するナタリズマブの日本における治療実態を調査する多機関共同後ろ向き観察研究(REFIND Study)
神経筋/成育センター 石川悠加 中外製薬株式会社 脊髄性筋萎縮症患者を対象とした手の作業能力に対するリスジプラムの有効性評価方法に関する研究,前向き観察研究
- 竹中 孝 ファイザー合同会社 コミナティ筋注一般使用成績調査
- 新野正明 モデルナ社 スパイクバックス筋注一般使用成績調査

競争的資金獲得

  研究課題 研究者名 研究事業名 主任・分担
厚生労働科学研究費 新生児スクリーニング対照疾患等の先天代謝異常症における生涯にわたる診療体制の整備に関する研究(20FC1025) 長尾雅悦 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
厚生労働科学研究費 神経免疫疾患のエビデンスに基づく診断基準・重症度分類・ガイドラインの妥当性と患者QOLの検証(20FC1030) 新野正明 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
厚生労働科学研究費 HAMならびに類縁疾患の患者レジストリによる診療連携体制および相談機能の強化と診療ガイドラインの改訂(22FC1013) 新野正明 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
厚生労働科学研究費 スモンに関する調査研究 新野正明 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
民間セクターからの寄附金 人口呼吸療法のQOL研究 石川悠加 エム・エフコンサルタント株式会社 主任
民間セクターからの寄附金 循環器内科学領域に係わる医療従事者の教育による教育研究助成 藤田雅章 アボットメディカルジャパン合同会社 主任
民間セクターからの寄附金 北海道内におけるライソゾーム病に関する遺伝子診断と変異頻度に関する研究助成 田中藤樹 住友ファーマ株式会社 主任

看護部 院内研究発表

テーマ 部署 氏名
救命救急センターにおける脳卒中患者に対する口腔ケア方法の効果について 救命病棟 大谷明日香
ICU入室時オリエンテーション見直しへの取り組み GICU 名取麻衣
ICUにおけるオンラインツールを使用した面会の効果 GICU 河野展佳
フロートナースが経験する困難と困難に向き合い対処するための思考や行動-コミュニケーション・スキルとの関連性- 2-2病棟 横山景子
肩腱板損傷患者の統一した退院指導 2-3病棟 佐々木万里奈
婦人科開腹術後患者の歩数と腸閉塞合併の実態調査-術後腸閉塞合併症予防のための目標歩数の検討- 3-1病棟 岩崎早矢加
病棟における退院支援の実態と課題 3-3病棟 河崎真希
ナイトアシスタント導入後のタスクシフトについて 3-4病棟 坂本浩美
精神科身体合併症病棟における災害対策の強化 4-2病棟 稲川陽一
COVID-19病棟 オリエンテーション 4-3病棟 深井博昭
免疫抑制剤を使用している患者の感染予防対策(マスク着用や手洗い)について-意識調査と行動変容を促す効果的指導についての報告- 4-4病棟 國分奈津紀
病棟カンファレンス定着化に向けての取り組み 5-2病棟 樋口清美
NPPVや人工呼吸器装着患者の看護を担うスタッフの不安やストレスに対する実態調査 西2病棟 菅原菜水
初学者に対するデュシェンヌ型筋ジストロフィー患者の呼吸管理に関する動画教材の効果 西3病棟 川田陽太
重症心身障がい児(者)病棟における摂食・嚥下機能評価と取り組み 西4病棟 菊地彩也加
上部消化管内視鏡検査における操作性の良いマスクの使い方を目指して 外来 黄金崎友美
骨盤高位を伴う婦人科手術後の肩痛予防―術中除圧の有用性― 手術室 中薮 侑
ゴミを減らしてコスト削減 透析室 大場明日香

〒063-0005
札幌市西区山の手5条7丁目1番1号

受付時間(月〜金曜日)
【午前】8:30~11:00【午後】1:00~ 3:00

※午後診療は再診予約のみとなります。

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