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放射線科で行う検査について

一般X線撮影検査

X線撮影とは、X線を人体に対して照射し、透過したX線強度の差を画像化する検査です。 当院では、CR装置(Computed Radiography)によりコンピュータを使ってX線写真を作成するシステムを使用。 各部位に適した濃度とコントラストになるようにコンピュータでデジタル処理し、画像診断能力の高い画像情報を提供しています。

胸部
胸部撮影
検査時間:2~3分
心臓や大動脈などの大血管、肺や気管などの呼吸器を検査します。
腹部
腹部撮影
検査時間:2~3分
腹部臓器の輪郭や腸管内・外のガス像や石灰化等を検査します。
股関節
骨撮影
検査時間:5~30分
(撮影部位、箇所によって異なります。)
全身の骨、関節に対して行われます。骨折やその他さまざまな原因による骨の変化を検査します。

検査時の注意事項

検査部位 診断の妨げになるもの
頭頸部 ヘアピン、ネックレス、ピアス、イヤリング、メガネ、補聴器、入れ歯、エレキバン、湿布など
胸腹部・脊椎 ネックレス、湿布、エレキバン、ボタン、ブラジャー、ファスナー、ベルト、コルセット、Tシャツのプリント、カイロ、鍵、お金、ライター、など
四肢 腕時計、指輪、ブレスレット、湿布など

CT検査

CT検査

CT検査は、頭部、胸部や腹部などの躯幹、手や足などの四肢を細かく調べる検査です。 2012年9月に導入した最新鋭のマルチスライスCTは、従来の4列よりも大幅に増えた80列の検出器により、細かく広範囲を短時間で撮影できるようになりました。超高速撮影により従来の装置よリも、3分の1の時間で撮影ができるようになった為、息止めがきちんとされた高精細な画像を提供できるようになリ、診断能が向上します。また、息止めが困難な方にも優しい検査を提供できます。

また、より詳しく調べるため造影剤を使用して検査する場合があります。造影剤は、大部分の方には悪影響を与えない安全なお薬ですが、体質によっては副作用が起ることもあります。造影剤を使用する検査のための説明を受け、患者様自身の承諾を得てから静脈にお薬または造影剤を注入します。

MRI検査

2005年6月に導入した最新鋭機器、1.5テスラMRI装置によって、以前の0.5テスラMRIより、速くきれいな画像が得られるようになりました。 磁力を利用して、身体の中を写し出す検査です。MRI検査そのものは、痛くもかゆくもありません。放射線被ばくもありません。 また、造影剤なしで血管撮影も出来、時間も10分~60分程度(平均20分程度)と短時間での検査が可能です。

磁気共鳴断層撮影(MRI)装置について

MRI装置

当院のMRI装置はドイツ⁄ SIEMENS社製のMAGNETOM Avanto 1.5Tを導入いたしております。臨床装置としては世界最高水準であり、高速で静音性に優れています。しかも、高精細の画像診断が可能となりました。

腹部の撮影で息止めが困難な患者様には、呼吸停止せずに横隔膜の動きに同期して撮影する「PACE」を用いて楽に検査できます。また、短いマグネットを採用しておりますので、頭部以外大部分の検査では顔が装置の外にでる為、閉所恐怖症の方でも気軽に検査を受けられます。

臨床例のご紹介

MRI頭部画像
頭部
従来のシーケンス(T1強調画像、T2強調画像、Flair画像)に加え、脳梗塞の診断に欠かすことの出来ないDiffusion画像やPerfusion画像が撮影可能となりました。
MRI腹部画像
腹部
3D-MRCP、3D-VIBEなど最先端の撮影も可能。高速で高精細の画像をご提供できます。
MRI乳房画像
乳房
当院では乳房専用コイルを装備いたしました。MMG(マンモグラフィ)やUS(超音波検査)で良悪のつかない症例や乳房温存術前検査等の精密検査にご活用下さい。
MRI脊髄画像
脊髄
頚椎SAG2シーケンス+AXIAL:10分の高速撮影が可能で、MR-Myelographyの撮影も可能です。

検査出来ない方

  • 心臓ペースメーカー・人工内耳をされている方は検査を行えません。
  • 刺青のある方は火傷の危険性がありますのでお申し出ください。
  • コンタクトレンズを使用されている方はお申し出ください。

検査前の質問事項

安全に検査を施行するため、検査前には以下の質問にお答え頂きます。

  1. 心臓ペースメーカー使用の有無
  2. 人工内耳使用の有無
  3. 手術の既往歴
  4. 歯列矯正用具(インプラント)の有無
  5. 不整脈の有無
  6. 閉所恐怖症の可能性
  7. 妊娠、または妊娠の可能性
  8. コンタクトレンズの使用の有無

検査室に持ち込めないもの

持ち込んだものが壊れたり、火傷やけがの原因になります。

金属物 時計、携帯電話、眼鏡、鍵、ライター、硬貨、指輪、ネックレスなど
磁気カード 診察券、キャッシュカード、テレホンカードなど
その他 取り外しのできる義歯、補聴器、エレキバン、カイロ、湿布薬、金属のついた下着、ズボン、義足、義眼、コンタクトレンズなど

乳房検査

乳房撮影装置
検査時間:20分
乳房撮影(マンモグラフィ)にて、乳房にあるしこり、石灰化などの形状や大きさ、分布を検査します。

検査時の注意事項

乳腺専用装置で乳房を圧迫することで撮影を行いますので、少し痛みを伴うことがあります。また、肌着の繊維が写りますので、上半身裸になって頂きます。検査を受けられる方は、ご理解とご協力をお願いします。

X線骨密度測定装置

X線骨密度測定装置

HOLOGIC社製最上級機種DISCOVERYを導入ております。

検査は画像の寝台に仰向けに寝ていただくだけです。
また、検査時間は更衣を含めて10分程度で完了し、その場で骨密度測定結果をお渡し致します。

検査予約の注意事項

  1. 胃、注腸透視検査を行った方は1週間程度経ってバリウム排泄後にお申し込み下さい。
  2. 前回骨密度検査日から4月以上お開け下さい。

造影検査

血管造影検査  装置の紹介

血管造影検査とは、血管内にカテーテルという管を挿入し、造影剤を注入してX線撮影を行い、血管性病変、腫瘍性病変の診断をする検査方法です。

当センターでは、救急処置を要する方(急性心筋梗塞や、くも膜下出血、腹腔内出血など)に対し、24時間体制で検査を行っています。頭部領域、心臓、腹部領域などの検査を行いますが、この検査と治療を受けて頂く場合は、入院して頂く必要があります。

頭部領域のカテーテル検査
脳の血管を撮影し、脳動脈瘤の位置や脳腫瘍の状態を調べます。カテーテルから、コイル(金属製の塞栓物)を動脈瘤に挿入し、動脈瘤が破裂しないようにする治療も行っています。
心臓カテーテル検査
カテーテルにより心臓内各部(左心室・右心室等)の血圧、酸素濃度の測定、心臓の動き、冠動脈の状態などを検査します。心筋梗塞で狭くなった冠動脈を特殊なカテーテルを用い広げる治療(PCI)も行っています。
腹部領域のカテーテル検査
肝臓、胆嚢、脾臓、すい臓、腎臓等の血管を撮影し、血管の走行や腫瘍の状態を調べます。肝細胞癌に対する血管塞栓術や抗癌剤の注入、腹腔内出血の止血などの治療も行っています。

腎盂・尿管造影検査

腎盂・尿管造影画像 検査時間:30分
腎臓の機能や腎盂、尿管、膀胱の状態の検査です。腕の静脈から造影剤を点滴で投与します。

上部消化管造影検査

消化管造影画像 検査時間:15~30分
バリウムを飲み、食道、胃、十二指腸の形や粘膜の状態を検査します。 検査時は胃を空にする必要がある為、予約検査になります。

下部消化管造影検査

検査時間:15~30分
肛門からバリウムと空気を入れて大腸の状態を検査します。 検査時は大腸に便が残っていない状態にする為、予約検査になります。

放射線治療

放射線治療は、人体の外部から放射線を照射して、主に悪性腫瘍(癌)の治療を行っています。この治療の利点は、臓器温存や機能保持であり、QOLを高く保つ事が可能です。近年、増加傾向にある乳癌の温存術後の放射線治療も数多く実施しており、ほとんどの患者様は入院する事なく、通院で治療を行っています。また、放射線治療おける過線量、過小線量照射事故が相次いでおり、放射線治療の品質管理が最重要課題とされています。

当院では、放射線治療品質管理士、医学物理学士の資格を有するスタッフが在籍しており、高い品質管理の下、事故のないように放射線治療を 実施しております。

装置の紹介

リニアック装置
リニアック装置(三菱社製EXL-15SP)
X線エネルギー(6MV)、電子線エネルギー(4~15MeV)の治療ビームが使用可能です。
X線は深部の病巣に、電子線は表在性や比較的浅い病巣に対して用いられます。
治療計画装置
治療計画装置(CMS社製 XiO 3次元放射線治療計画装置)
最新の3次元放射線治療計画装置です。
放射線治療計画システムとは、放射線治療を行う前に、患者様のCT等のデータを元に体内の線量分布をシミュレーションし、最適な治療計画を立てる装置です。
XiO はスーパーポジション法と呼ばれる最新の計算アルゴリズムを備えており、放射線の体内での散乱を正確に計算する事が可能です。この装置の導入によって、さらに精密な治療計画を立てる事が可能となりました。

診察日

放射線治療外来は毎週月曜日の午前11時からとなっています。基本的には他科の医師からの紹介が必要です。 主治医の先生とご相談の上、お越しください。

核医学検査

核医学検査とは

シンチカメラ

臓器や疾病部位に集まりやすい性質を持つ物質を、放射性同位元素(※1)で標識したものを放射性医薬品といいます。

核医学検査は放射性医薬品を生体に投与し、その動態を解析する検査です。生体内情報の収集・解析にはシンチカメラ(ガンマカメラ)(※2)と呼ばれる特殊な装置が使用されています。 核医学検査は国内1,200施設で行われ、年間150万件実施されています。

ごく微量の放射線同位元素(アイソトープ)を含む薬(放射線医薬品)を、静脈注射またはカプセル服用で投与して診断を行います。 体内に入った薬は、検査対象臓器に集まり、微量の放射線(ガンマ線)を出すので、それをシンチカメラで捉えて画像を生成します。

※1.放射線を放出する同位元素で核医学ではガンマ線と呼ばれる放射線を放出し、半減期の短いものを使用します。
※2.ガンマ線を検出し解析することができるカメラ

核医学検査の特徴

核医学検査
1.患者様の肉体的、精神的苦痛が小さい(非侵襲的)
患者様は放射性医薬品の投与後、ガンマカメラに付属するベッドで安静にしていただくだけです。診断精度を上げるため運動や服薬をお願いすることがあります。
2.副作用が極めて低く、安全な検査である
副作用の発現頻度は0.0017%(31件⁄ 1,401,962件)
3.他の検査法でわからない情報を検出できる
CT,MRおよび血管撮影は臓器や疾病部位の形、大きさはわかりますが代謝や毛細血管レベルの血流の測定は困難です。
核医学は簡便に、これらの情報を知ることができます。

核医学検査でわかること

循環器領域

以下のような症例には負荷心筋シンチをお勧めいたします。

  • CAD(※1)の危険性が高いグループ(※2)における患者Screening
  • 冠動脈造影がGold Standardであるが、入院が必要。
  • 糖尿病で最近、胸痛を訴えることがある。
  • 心電図等ではっきりとした所見がわからない。診断に悩んでいるが、心臓カテーテルまではと迷っている。

※1.冠動脈疾患(Coronary Artery Disease)
※2.糖尿病、胸痛患者等

一般に心筋虚血の診断は運動負荷心電図が用いられてきましたが、検出力の点で不十分でした。 負荷心筋シンチは冠動脈狭窄の診断に優れ、病変の部位と虚血の程度を判定することが可能です。 脳血管疾患、整形外科的な問題から運動負荷が行えない患者様も薬剤による負荷を用いることにより、 患者様に負担をかけることなく、きわめて安全かつ正確な診断が行えます。

負荷心筋シンチ 冠動脈造影
非侵襲的 侵襲的
日帰り検査 要入院
費用:約8万円 費用:約30万円
中枢領域
  • 脳血管障害の病態診断・治療方針の決定・予後予測・治療効果判定に有効
  • 痴呆の鑑別診断(アルツハイマー病などの脳変性疾患)

痴呆の鑑別診断は3D-SSP解析(※1)を用いることにより、アルツハイマー型痴呆などの鑑別診断が可能となることがあります。 また、アルツハイマー病治療薬の塩酸ドネペジルの効果判定にも有効です。

※1.正常脳血流を解剖学的標準化して血流異常を3D表示することにより痴呆を鑑別診断する

腫瘍領域
骨シンチ
骨転移の診断→肺ガン、乳ガン、前立腺ガン等の骨への転移の有無
Gaシンチ
悪、良性腫瘍の診断
炎症巣の診断

核医学検査の流れ

  1. 核医学検査には、検査する臓器や病気に応じてさまざまな検査があります。その検査から適切な検査を主治医が選びます。
  2. 有効期限が当日限りの検査薬を使いますので、検査は予約制です。予約をした日時に放射線科へお越し下さい。
  3. 予約の時に注意事項を書いた「予約票」をお渡しします。あらかじめ簡単な準備が必要な検査もありますので、よくお読み下さい。
  4. 検査する臓器に応じた検査薬を静脈注射して検査を始めます。検査時間は検査する臓器によって変わりますが、30分から40分程度です。検査によっては時間をおいて(3時間ほど)検査することもあります。また静脈注射した2日後に撮影する検査もあります。
  5. 検査は検査用のベッドに横になって頂くだけです。

地域医療連携のご案内

電話予約
地域医療連携室:0773-63-5836
放射線科受付:0773-63-9511 内線360
RI室受付:0773-63-9511 内線363
受付予約
地域医療連携室、放射線受付
受付時間
8:30から17:00まで(土・日曜日、祝日を除く平日の毎日)

※放射線科受付にて当日申し込みもお受けいたします。