ワークライフバランス

ワークライフバランス

舞鶴医療センターではワークライフバランス(仕事と生活の調和)を大切にした職場環境を整えています。特に現在の医師不足の一因として、女性医師が育児のため仕事をあきらめざるをえない状況が挙げられています。このように家庭に入った女性医師の職場復帰を可能にするため、育児短時間休業制度があります。現在この制度を利用して当院で活躍されている女性医師をご紹介します。

育児短時間休業制度
小学校就学の始期に達するまでの子を養育する職員が1週間の勤務時間:19時間25分~24時間35分の範囲内で、希望する日及び時間帯で勤務ができる制度です。

 

育児短時間休業制度 女性医師ご紹介

名前
坂本智子(卒後13年目)
診療科
総合内科
資格
内科認定医、総合内科専門医
この病院に赴任したきっかけ
小児科医である主人が舞鶴医療センターに転勤となり、私も働かせてもらえないかと主人の上司に相談したところ、快諾して頂いた。
勤務時間・内容
(月)9:00~15:00  午前:内科初診外来  午後:病棟業務
(火)9:00~15:00  午前:内科再診外来  午後:病棟業務
(水)8:45~12:30  病棟業務
(金)8:45~12:30  病棟業務
週19時間30分の育児短時間勤務です。
家族構成
夫:35歳 小児科医師
長男:6歳(幼稚園年長)
次男:3歳(幼稚園年中)
三男:11か月(院内保育所)
一番近い親戚は、大阪に住む主人の両親(車で2時間半)
現在までの経過
主人に出会うまでは、一生独身、循環器内科医としてバリバリ働く、と人生設計をしていた私が、卒後5年目にまさかの結婚、7年目に出産をしたことを機に方向転換を余儀なくされました。
フルタイム勤務の生活は自分には無理だと思い、非常勤勤務として循環器内科外来や訪問診療の週2、3回のアルバイト生活でこの6年間は過ごしていました。
訪問診療に携わったことは一つの出会いで、自分には家庭医が向いていると感じ、総合内科専門医の資格を取りました。
そして、3人目を妊娠中に舞鶴へ引越し、知らない土地での生活で気分も沈み、早く働いて自分の居場所を作りたいと思うようになり、三男が生後5か月になった時からこの病院で週2回、午前の外来だけを手伝わせてもらうことになりました。
この4月からは育児短時間休業制度を使わせていただき、常勤になる事ができました。
ワークライフバランス
まだ3男は授乳も必要なのですが、今の勤務時間であれば帰宅してからゆっくり授乳できますし、上2人を幼稚園に迎えに行くのが17時頃ですので、それまでに晩御飯の下準備もできます。
役所・銀行回りや子供の健診、幼稚園の集まりに出席できますし、まさに文字通り、仕事も地域とのつながりも楽しむことが出来ており、充実した日々を送っています。
最近は三男が保育所でしっかり昼寝ができるようになったので、その時間を使って担当以外の症例を勉強しています。子育てに追われる中、自分のための時間が1時間でも持てる事が何よりも有意義で、それが心の糧にもなっています。
感謝している事
・子供が熱を出した時は休ませていただけること。(主人が休んでくれる事も)
・入院の担当は地域包括ケア病棟の慢性期の患者さんだけで、時間外の対応は一緒に担当している先生が行ってくださること。
・外来で入院が必要な患者さんがおられる時、常勤の先生方が快く受けて下さること。
・同僚の医師達が、私の働き方を理解してくださり、医局でも楽しく会話ができること。
諸々ありすぎて書ききれません。
まとめ
短時間勤務は、決められた時間内にいかに能率的に仕事をこなせるか、が勝負です。
容態を見極め指示を出す、必要かつ十分な検査をし、最短距離で診断に至る事が目標なのですが、そう簡単にはできません。
自分の選択した治療の結果がどうなっているか、24時間以上分からないこともありますが、そこも諦めるしかありません。
なにより他の医師に頼るしかない自分が情けなく感じることもありますが、それを吹っ切ればメリハリがあってとてもやりがいがあると思います。
医者という素晴らしい職業を、育児出産を理由に辞める事にならずに済んだことが嬉しいですし、育児出産を経験したことで患者さんとのコミュニケーションの幅も広がり、医者としても成長できました。
この制度と、それを理解し支えて下さっているスタッフに、心から感謝します。