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サンデー健康応援講座


病理検査について


臨床検査技師 鈴木 佑也(すずき ゆうや)


「万が一ではなく2人に1人」、このフレーズを報道等で見聞きした人も多いのではないでしょうか。 国立がん研究センターによれば、生涯で癌に罹患する確率は男性で64%、女性で48%です。2人に1人は癌にかかるのです。



癌を発見する検査として皆様がよく聞くのは血液検査、内視鏡、超音波検査、CT、MRI 、PETでしょうか。 では、病理検査をご存知でしょうか。 病理検査とは、病変(病気の存在する組織・細胞)を顕微鏡で調べ、病名を最終的に決定(確定診断)する検査です。 癌の場合、確定診断する以外に、進行度、悪性度、治療法、治療効果、癌の原因などについても調べます。



当センターの病理診断科は院内だけでなく、地域や国の病理診断業務(下関市がん健診、全国の石綿健康被害認定)にも貢献しています。 1名の常勤病理医、3名の非常勤病理医、2名の細胞検査士という専門資格者に加え、1名の事務職員と多くの他部署職員の協力に支えられています。



2人に1人がかかる癌。早期発見すれば助かります。そのために定期的に検診を受け、病理検査で確実な診断を得ることが大切です。












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