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サンデー健康応援講座


食道がん治療


副作業療法士長 片岡 靖雄(かたおか やすお)


近年、医療の発展はめざましく平均寿命が毎年更新されていることは、テレビや新聞でご存知のことと思います。 先進諸国の高齢化率を比較してみると、日本は平成17(2005)年には世界で最も高い水準となり、 今後も高水準を維持していくことが見込まれています。

ここで、注目されるようになったのが“健康寿命”です。世界保健機構(WHO)が、 2000年に提唱した健康寿命は「自立した生活ができる期間」とされ、 単に寿命を延ばすことではなく元気で過ごせる期間を延ばしていこうという考えでした。 日本の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳に対して、健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳であったといいます(厚生労働省 研究班:国民生活基礎調査2016年)。 つまり、何かしらの病気や障害で自立した生活が行えない期間が、男性は8.84年、女性は12.35年あるということになり、 この期間への備えが、生活の質を最後まで維持していくことになるわけです。



平均寿命と健康寿命

ここで、ご紹介したいのが福祉用具の活用です。福祉用具は、日常生活の自立を支援するためのもので、介護保険を通じてレンタルすることができます。 身近なものですと、杖やシルバーカーになりますが、杖1つとっても様々な種類があります。 この選択によっては、不便に感じていた生活が一変することもあり、専門家による選定が重要です。


福祉用具のレンタル

当院では、リハビリテーションスタッフや看護師、医療相談員がそれぞれの専門性を生かしてアドバイスすることができますので、お気軽にご相談ください。








受付時間 8時30分~11時30分
休診日 土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始(12/29~1/3)

★救命救急センターER24は24時間365日無休診です。