研修医レポート
総合診療部臨床研修医 藤井 彰太郎
研修2年目にかける思い
1年間の研修を終えて、ERでの診療や手技などできるようになったことも多くありますが、
未だに出会ったことの無い症例も多くあり、さらなるERでの診療について学ぶ必要があります。
また様々な科のローテーションを通して、先生方の病棟管理のノウハウを学びたいと考えています。
特に抗病剤治療中の患者の副作用の対応や疼痛のコントロール、薬剤アレルギーなどの対応について学びたいと考えています。
3年目から始まる産婦人科での後期研修に向けては、産科、婦人科、生殖内分泌など幅広い知識の習得を目指そうと思います。
また手術動画や腹腔鏡練習キットを用いた手技の向上、さらに帝王切開を3年目までにできるようになること目標に努力していきます。
大学での小児科のローテーションでは、NICUで3ヶ月研修します。
産婦人科医は、胎児超音波検査を行い、胎児の疾患を見つける必要があるため、NICUでの様々な疾患をもつ新生児の管理を通して、
病態の理解や胎児期の管理につなげたいと考えています。
これから学ぶことが多くありますが、3年目以降の後期研修にむけて日々努力します。
辛苦を超えた喜びの一年
研修医一年目の藤井です。
働き始めてからの1年間を振り返ると、最初の半年間は座学と臨床の違いに圧倒されながら、日々の業務で精一杯でした。また当直が始まると、初療対応を一人で行う必要があり、初めはとても不安でした。
徐々に仕事にも慣れ、当直業務も多少自信を持って対応できるようになってきましたが、これまで経験したことない症例に遭遇したときに悩むことも多いです。
また他の先生方にご相談する際に、不十分なアセスメントを伝えてしまうことも多々ありましたが、先生方にたくさん指導していただき、その後の症例に活かせるよう心がけております。
この一年間は、先生方だけでなく看護師さんなど多くの医療スタッフに教えていただくことも多く、日々周囲の医療スタッフに助けられていると実感しました。
また回診中に患者さんとの話から気づかされることが多かったです。
今後も、関わる人々に感謝の気持ちを忘れずに日々精進していこうと思います。