当院のご案内

心臓外科

診療のモットー当科の特色診療内容スタッフ紹介

診療のモットー

  1. 心臓外科診療を通して人々のお役に立つ
  2. 手術や診療の透明性を確保する
  3. 循環器診療の最後の砦となる

当科の特色

京都医療センター(旧国立京都病院)においては以前心臓血管外科として心臓手術を行っていた時代があります。その後いろいろな経緯から10年もの間、心臓手術が施行できないという状況が続き、地域の患者さんや先生方に大変ご迷惑をおかけしてまいりました。一方循環器科スタッフの努力の結果、当院は地域における循環器疾患の基幹施設として成長発展しています。何とか心臓大血管手術を当院でも施行したいという思いから、このたび2011年4月より白神が心臓外科医として赴任し、新たに心臓手術を開始いたしました。今後は外科手術を含めて循環器疾患の治療を当院で完結できるよう微力ながら努力したいと存じます。当院循環器科、血管外科、救命救急科、また京都大学心臓血管外科と綿密な連携を取りながら心臓手術を施行していきたいと存じます。

診療内容

  1. 外科治療全般に対する診療姿勢
    医学の進歩した現代においても、外科治療すなわち手術は体に負担をかける治療であることに変わりありません。患者さんにとって一生のうちでとても大切な一時期を任されるという責任と自覚をもって手術治療に当たります。心臓手術はリスクもある一方で根治的な治療が可能であるという素晴らしい長所もあります。患者さんが期待する専門家としての役割をきちんと果たすよう心臓外科医として全力を尽くします。そのため患者さんお一人お一人の手術の必要性、手術リスクの評価、手術戦略の策定には、十分検討を重ね、議論を尽くし、安全性の確保に努めます。
  2. 虚血性心疾患に対する手術治療
    狭心症や心筋梗塞に対する外科治療である冠動脈バイパス術においては体外循環(人工心肺)を用いない心拍動下冠動脈バイパス術(オフポンプ手術)に取り組み、前任地では90%以上の症例を体外循環非使用で手術しました。この手術は脳梗塞や出血のリスクを小さくするといわれており、今後も症例ごとに検討しながら施行していきたいと考えています。前任地での成績は2011年3月までの最近3年間の単独予定手術116例では死亡例を認めませんでした。バイパスの早期開存率は98.4%でした。しかしながらいたずらに手術を行うのでなく、循環器科とともに広い視野でこの疾患に対峙したいと思っています。
  3. 心臓弁膜疾患に対する手術治療
    心臓弁は人体のうちで最も酷使される部分の一つでもあり、高齢化に伴って変性や動脈硬化性変化を来たしてくるようになります。病気の程度が軽いうちは心臓が良く代償して無症状で経過されますが、病気が進むと息切れや動悸のような症状が出てくるか、症状が出ないように患者さん自身が知らず知らずのうちに日常生活を制限するようになります。そのうちに心臓の筋肉そのものが傷んでくるとなかなか手術をしても元気になれません。弁膜症の患者さんにとっては手術のタイミングが一番重要です。手術自体は比較的確立した成績が残せるようになっており、人工弁置換だけでなく、可能な限り自己弁を温存した手術を行うようにしています。手術の内容やリスクについても患者さんお一人お一人と十分時間をかけてお話しながら吟味し、安全性を確保したいと思います。
  4. 胸部大動脈疾患に対する手術治療
    胸部大動脈瘤は近年増加している病気の一つです。CTなどの診断技術が進歩し、偶然の機会に発見されることが増えてきました。まったく無症状で経過することが多く、高齢になって見つかることが多い病気です。手術によって完治することが可能ですが、手術自体の危険性も無視できません。心臓血管外科の手術の中では大きな手術となるため、十分に適応を考慮して手術治療を行います。手術だけでなくステントグラフトによる血管内治療についても考慮する必要があるでしょう。また胸部大動脈疾患は大動脈瘤破裂や急性大動脈解離など緊急手術となることも多い疾患です。このような状況では手術もリスクが高くなり合併症を生じることもゼロではありませんが、救命救急科や各専門科、病院が一丸となって救命に当たります。

スタッフ紹介


心臓外科医長
しらが こうたろう
白神 幸太郎

◆出身大学
京都大学(昭和63年卒)
◆専門分野・得意疾患
成人心臓血管外科手術(冠動脈疾患、心臓弁膜症、胸部大動脈瘤など)
◆認定・専門医等
心臓血管外科専門医 
外科専門医
日本冠動脈外科学会評議員
日本胸部外科学会正会員 日本心臓血管外科学会国際会員

京都大学臨床准教授(心臓血管外科)

京都大学医学部心臓血管外科入局、倉敷中央病院、3年間のオーストラリア臨床留学を経て2003年より札幌にて心臓血管外科臨床に携わる。2011年4月より京都医療センター奉職。


心臓血管外科医師
のなか みちひと
野中 道仁

◆出身大学
大阪医科大学(平成8年卒)
京都大学大学院(平成21年卒)
◆専門分野・得意疾患

◆認定・専門医等


心臓血管外科医師
かたおか つよし
片岡 剛

◆出身大学
京都府立医科大学(平成8年卒)
◆専門分野・得意疾患

◆認定・専門医等

※外来日は外来担当表をご覧ください。

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