認定看護師・専門看護師

　当院では、専門看護師1名と認定看護師7名が各分野のスペシャリストとして活動しています。

～専門看護師～

　専門看護師とは、特定の専門看護分野の知識・技術を用いて、複雑な看護問題を持つ個人や家族及び集団に対する水準の高い看護ケアを提供し、保健医療福祉の発展と看護学の向上（実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究という6つの役割を果たすこと）ができる看護師です。

～認定看護師～

　認定看護師とは、特定の分野で専門的な知識と熟練した技術を用いて、水準の高い看護実践（実践・指導・相談という3つの役割を果たすこと）ができる看護師です。

スタッフ

感染管理認定看護師　杉山　誠

特別でなく基本が大切

　コロナの感染流行により、感染対策が大きく注目されました。コロナへの感染対策の多くは、様々な病原体から院内感染を防ぐために行う対策と同じです。患者さんの安全を守るため、病院職員が感染対策を意識した行動を常日頃から実践できるよう取り組んでいます。

感染症看護専門看護師/感染管理認定看護師　武田　由美

様々な人が集まる場所だからこそ

　患者さんに安心安全な療養環境を提供するためには、全職員が適切な感染対策が実践することが不可欠です。院内感染防止のために、多職種と連携し、感染制御チームの一員として活動しています。また、感染症患者の病態のアセスメントやケアができるよう、後輩育成にも取り組んでいます。

皮膚・排泄ケア認定看護師　江川　綾

自己管理とセルフケアの支援

　ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設された方が安心して日常生活が送れるような支援を行っています。また皮膚の健康を守るためのケアや、トラブルが生じている皮膚に対してのケアを医療スタッフと共同して実践しています。患者さんやご家族の生活状況を考え、その人に合ったケアの提供ができるよう努め、安全で安楽なケアの提供を目指し活動しています。

がん化学療法看護認定看護師　二神　智子

効果的でより安全な治療を

　効果的でより安全な治療を患者さまに提供できるよう、医師や薬剤師、栄養士など、他部門との連携を大切にしています。また看護スタッフの教育にも注力し、後輩の育成に尽力しています。日々患者さんやご家族に寄り添い、よりよいケアを提供できるよう努めてまいります。

認知症看護認定看護師　井上　裕之

入院生活に安心を

　認知症の人やご家族は多くの不安を抱えていると思います。認知症の人の気持ちをくみ取り、入院生活での不安や困りごとを少しでも減らしていけるように、認知症ケアチームとして活動をしています。認知症の人の尊厳を守り、安心して治療が受けられるようにケアの質を向上していきたいと思います。

緩和ケア認定看護師　深田　真由香

生きる希望を支え、その人らしく生活できるように

　緩和ケアは“がん”と診断された時から行う身体的・精神的な苦痛を和らげるためのケアです。
　痛みなどの「からだのつらさ」、不安などの「こころのつらさ」に耳を傾け、患者さん、家族との対話を大切にし、その人らしい生活が送れるよう、寄り添い支えていけるよう努めていきます。

摂食嚥下障害看護認定看護師　浅見　杏

口から食べる喜び

　私たち多くの人間は、口から栄養摂取をしています。しかし、栄養摂取だけではなく、ご褒美としておいしいものを食べる、大切な人と食事するなど生きる喜びにもつながっています。病気や加齢により食べる機能が低下してしまった人に、少しでも長く、安全に、喜びをもって食べられるように支援していきたいと思います。