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国立病院機構 東京病院

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外来診療予約センター

Tel.042-491-2181

CT検査とは?

Computed Tomography(コンピューター断層撮影法)の略で身体の周囲を360度方向から連続的にエックス線を当てることで断面を撮影し、体内の病巣を発見する検査です。
CT検査では放射線を用いるため放射線による被ばくを伴います。したがって、検査の必要性が被ばくのリスクを上回ると考えられる場合のみ検査を行います。
一般的には、検査で受けた放射線の量が100ミリシーベルト未満であれば、放射線検査を受けた人も受けなかった人も発がん率や遺伝的な影響の差はないと言われています。
当院のX線CT検査は100ミリシーベルトを超える被ばくをすることはほぼなく、法令や関連学会のガイドラインをもとに最適な条件で検査を行い、放射線による被ばくを必要最低限にすることを実践しています。
検査の所要時間は10分~20分ですが、実際に放射線を照射している時間は数十秒です。

Prime SP i EditionマルチスライスCT

キヤノン社製 Aquilion Prime SP-i 80列マルチスライスCT装置

64列マルチスライスCT

キヤノン社製 Aquilion64 64列マルチスライスCT装置

検査の流れ

1. 来院時、総合受付にある診療受付機に診察券を通し診察受付票をお受け取りください。
2. 放射線科受付に診察受付票を提出いただくと、放射線受付番号用紙(緑紙)を発行いたします。
※造影CT検査の方は検査の15分前までに放射線科受付にお越しください。

受付用紙

放射線受付番号用紙(緑紙)

3. 撮影室の前の椅子に掛けてお待ちください。緑紙の放射線受付番号でお呼びします。
※容態の悪い方を優先することもありますので予約時間より遅れることがあります。
ご迷惑をおかけすることがありますが、検査の優先順位をご理解のうえご協力をお願いいたします。

4. 検査終了後は次の場所(診察室、他検査、お会計等)へお進みください。

検査の種類

大きく分けて2種類あります。
単純検査:造影剤を使わずに行う検査です。
造影検査:腕の静脈に注射して、造影剤を注入することで病変部を明瞭に描出し、詳しい画像情報を得る検査です。

胸部単純CT

胸部単純CT

腹部造影CT

腹部造影CT

気管支動脈造影CT 3D

気管支動脈造影CT 3D

※喀血とは、咳と共に、肺または気管支などの血管から出血し、それが口から吐き出される事をいいます。
原因疾患には、肺アスペルギルス症・気管支拡張症などの呼吸器感染症や肺がんなどの悪性腫瘍が考えられます。
喀血の量が多い場合は、喀血の原因となる病変の場所をCTなどの画像診断や気管支鏡検査などで特定します。

検査の注意事項

検査前(単純検査)

  • 妊娠している方、または妊娠している可能性のある方は検査を受けられない場合がありますので、診察の際に医師にご相談ください。
  • 心臓ペースメーカーを体内装着している方は検査前にお知らせください。
  • プラスチック製のボタンのついている衣服は検査に影響ありません。
    ただし、金属製のボタンやファスナーのある衣服は脱いでいただきます。

検査前(造影検査)

  • 造影CT検査を行う場合は、直前の食事を禁食にして行います。
    検査が午前の場合は当日朝食をとらないでください。検査が午後の場合は当日昼食をとらないでください。
    ※検査が午後の場合は朝食を食べても問題ありません
    検査前は水もしくはお茶を飲んでも構いません。
  • 造影検査を行われる方は腎機能によって、検査前後に点滴で水分補給処置を行う場合があります。
    該当する方は事前にお知らせください。
  • ビグアナイド系糖尿病のお薬を飲んでいる場合は、スタッフまでお申し出ください。

検査中

  • 検査台に仰向けに寝て行います。
    ※検査中は体を動かさないようにご協力をお願いいたします。
  • 胸部や腹部の検査は息止めのアナウンスが流れますので呼吸を合わせてください。
  • 具合が悪くなった場合は担当技師に声をおかけください。
  • 通常は腕の静脈から造影剤を注入します。この際身体が熱く感じることがありますが、時間とともに消失しますので心配ありません。
  • まれに造影剤が、血管外に漏れることがあります。通常は自然に吸収されて心配ありませんが、痛みがある場合や漏れた量が多く腫れた場合は、外来処置室で処置をいたしますのでお知らせください。

検査後

  • 普段どおりの生活をしていただいて問題ありません。
  • 造影検査を行った場合は、造影剤を体の外に流しやすくするため水分を普段より多くとるようにしてください。

造影剤の使用に関して

  • 造影剤使用に際しては、担当医より造影に関する作用・副作用等説明を聞いた後、同意書に署名をお願いしています。

内服薬について

  • 内服薬を処方されている場合はお薬手帳など薬品名がわかるものをお持ちください。
    服用薬は、医師からの指示がない限りは通常どおり服用してください。

造影剤の副作用について

次に該当する方は造影剤を使用できない場合があります。必ず主治医にお知らせください。

・ 今までに造影検査を受けた際、吐き気や発疹など副作用と思われる症状があった。
・ 気管支喘息、花粉症、食物や薬などにアレルギー症状やアトピー体質がある。
・ コントロールできていない重篤な甲状腺の病気がある。
・ 心臓病、肝臓病、腎臓病、甲状腺、けいれんなどの病気がある。
・ 妊娠中または疑いがある。もしくは、授乳中である。
※ 造影検査後2日間位までは、発疹、吐き気等の症状がでる場合があります。
診療時間内であれば受診した科に、時間外であれば救急外来に必ず連絡してください。

※以前にも造影剤を使用して副作用が出た方は事前にお知らせください。

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