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病院のご案内

診療科・部門

形成外科

医 師 笠井 丈博
医 師 埴原 弘直
レジデント 小峰 楓子
非常勤 松本 剛

 形成外科とは、主に体の表面を扱う外科です。体表面の外傷を初めとし、腫瘍(できもの)、先天奇形、腫瘍を切除した後の外見、機能の再建などを専門に行っております。救急の分野においてはマイクロサージェリー(顕微鏡下手術)を用いた切断指の再接着術や血管・神経損傷の縫合のほか、手の外傷や火傷に対して診療を行っております。

治療方針

 基本的には手術による治療がほとんどとなっています。特色として形成外科では命にかかわるような疾患は少ないことから、逆に患者さんへの充分な説明と同意をもって治療を行っていきます。さらに体表に関することであれば様々な悩みや相談も受け付けております。

対応疾患
腫瘍(できもの) 体表にできる皮膚腫瘍・皮下腫瘍などの切除を行います。
きずあと(瘢痕拘縮) 怪我ややけどをした後、傷がつっぱったり赤みが強く目立ってしまうことがあります。つっぱってしまうことを拘縮といい、また赤くかゆみを伴う傷のことを肥厚性瘢痕、さらにもともとの傷の大きさよりも大きくなってしまうものをケロイドと呼んでいます。
治療は手術、軟膏、圧迫療法などを組み合わせて行います。
手の外傷 怪我で指を切断した場合、切断された血管を縫うことで指をまたつなげることができます。他にも指の骨折や腱の損傷なども手術により修復が可能です。
難治性潰瘍 通常の傷は10日間もあれば治癒しますが、数週間以上、ひどいときは何年も治らない傷を難治性潰瘍と呼んでいます。手術や軟膏療法にて治療していきます。
先天奇形 生まれつきの体表の異常がこれに含まれます。指が多い多指症、つながっている合指症や副耳、口唇口蓋裂が主なものです。美容的な意味のほか機能的な改善を目指します。
再建外科 腫瘍などの切除後に外見、機能の障害が現れることがあります。そのようなときには体の他の部分からの皮膚や筋肉を使い、再建を行います。他の診療科と協力しながら治療、手術を行います。

*当科では現在美容外科、レーザー治療は行っておりません。

治療実績

2020.1.1 から 2020.12.31 までの手術実績は以下の通りです。
外傷 125 例
皮膚腫瘍(粉瘤、ほくろ、皮膚癌など) 219 例
瘢痕形成(傷をきれいにする手術です) 5 例
難治性潰瘍(褥瘡など) 9 例
眼系下垂・美容その他 34 例

入院診療について

手術は外来手術、入院手術に分けられます。症例によっては、全身麻酔を必要とする場合もあるため、適宜入院していただくこともあります。

お問い合わせ

〒311-3193 東茨城郡茨城町桜の郷280
水戸医療センター 形成外科
電話:029-240-7711  FAX:029-240-7788

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