精神的な問題のほかに、子宮内膜症や腟炎などの可能性があります。
挿入時からの痛みは、精神的な問題のほか腟炎、奇形（子宮や腟の形態異常）の可能性があります。
挿入後の体位で変わる痛みでは、子宮内膜症や子宮や卵巣の腫瘍の可能性も考えられます。いずれにしても毎回の症状であれば、一度ご相談ください。

子宮のがん、ポリープや筋腫などのできもの、子宮や腟の炎症や、性感染症の可能性が考えられます。

性感染症予防にはコンドーム使用が必要ですが、単に避妊だけで考えると、女性主体でできる避妊はいろいろあります。
使用しやすいものとしてはピルがあります。太るといった心配は今の低容量ピルではありません。また、お産を経験されたことのある方は、一度挿入したらしばらくそのままでよい子宮内避妊器具（リング）も簡便でよいでしょう。（リングは当院で扱っておりません）
また、うっかり避妊しなかった、またはコンドーム装着したが破れてしまったなどの場合、72時間以内であれば緊急避妊薬（モーニングアフターピル）が使用可能です。ただしあくまで効果は限定的で、緊急時のものです。どの方法も100％ではありませんが、組み合わせることによって自分の体を守ることができます。