ご挨拶このページを印刷する - ご挨拶

 地域住民の方々の健康管理を担う病院をめざします。
‘病気を診ずして病人を診よ’、この言葉は私の母校、東京慈恵会医科大学の創設者で‘麦男爵’として有名な高木兼寛先生の言葉です。科学の進歩により、疾患の正確な診断、高度な検査、その結果に応じた最新鋭の治療が可能となってきました。しかし、一方で、個々の患者さん、それぞれに合った、オーダーメイドの医療がないがしろになってきた傾向は否めません。医を志すものとして、もう一度、この言葉を思い出して、個々の患者さんに対して血の通った医療をいかに実施するかを考えてみる必要があるように思います。医療スタッフの医療技術のレベルアップ・増員を今後とも進め、まだ道半ばですが、かかりつけの患者さんが当院に安心して健康管理を任せられる病院を目指して行きたいと思います。

 当院は昭和48年に国立所沢病院と国立豊岡病院が統合して、埼玉県所沢市に国立西埼玉中央病院として発足しました。その後付属看護学校も開設しました。平成16年には独立法人化し現在に至っています。国立病院当時、診療機能の基本方針として、がん医療、成育医療、内分泌・代謝疾患の医療、およびエイズ診療を政策医療として担ってきました。現在もこの基本方針には変わりがありませんが、それに加えて、地域密着型の病院として住民のみなさまに愛される病院をめざしております。地域の救急医療はもとより、埼玉県は日本一高齢化が進んでいる県でもあり、今後高齢者医療にも積極的に取り組んでゆく必要があると考えます。

 ‘予防にまさる治療なし’という言葉がありますが、当院は、疾患の治療にとどまることなく、住民の方々の健康管理の一環として、市民公開講座、健康フェスタ等を開催し、健康教育、疾病予防にも力を注いでゆき、健康の自己管理の一助となり、住民の皆様に安心して健康管理をお任せいただけるような医療機関を目指して努力する所存です。平成22年には新病棟が落成し、患者様により快適な入院生活を送っていただけるようになりました。‘Your Disease’から’Our Disease’へ、スタッフ一同、患者様とともに病気と取り組んで参ります。なにとぞご理解、ご協力、そしてご支援をよろしくお願い申し上げます。

                                     院長  成宮 学