放射線科(Ⅰ)コース

1. 診療科(専門領域)
放射線科(画像診断、放射線治療)

2. コースの概要
放射線科において3年間研修し、画像診断および放射線治療の専門家を目指す。

3. 取得資格
国立病院機構による認定医(I)資格
放射線学会専門医1次試験の受験資格(放射線診断、核医学、放射線治療の3部門における放射線専門医修練施設である。)および資格試験のための修練期間につうさんできる。
放射線腫瘍学会認定施設のため、放射線腫瘍学会認定医の修練期間に通算できる。

4. 長期目標
3年間の研修期間にて、放射炎診断、核医学診断、放射線治療の3部門についての基礎的および専門的な診療技術を習得する。

5. 取得手技
放射線診断:(1)胸部、腹部、骨の単純X線診断、(2)CT、MRIの診断および報告書の作成、(3)CT下生検などの侵襲的検査、(4)胸部、腹部、骨盤のカテーテル診断・治療
核医学:各種核医学検査の実施と診断報告書の作成
放射線治療:病棟にて放射線治療患者を受け持ち、化学療法を含めた総合的な治療計画をたて、実施し、評価する。

6. 研修期間:3年

7. 募集人数:2人

9. 診療科の指導体制
診療科医師数:常勤2名、非常勤2名
診療科研修の指導にあたる医師:杉山 彰
       診療科経験年数 26年
10.コンセプト
他科との緊密な連携を図り、最適な医療を追求し、視野の広い臨床医、専門医を育む。他科や他施設とのカンファランスに積極的に参加し、貴重な症例についての経験を深め、常に向上心を保てる専門医を育む。学会に積極的に参加し、質の高い臨床研究を実施できる専門医を育む。

11.一般目標
(1)画像検査の役割と適応を理解し、無駄のない診療にて診断し、治療方針を立てる。(2)関連診療科と必要な協議をして、的確な治療計画を立案する。(3)医療安全、患者の人権への配慮、informed consent、EBMを実践できる。(4)医学の進歩に伴う生涯学習を実践する。

12.関連領域の研修
施設内での研修:可能
施設外での研修:可能
研修領域の決定:本人の意向を研修責任者が聴取し、本人との相談で決定
12.共通領域の研修
(1)医療安全研修会:年3-4回
(2)医局研究会:月1回
(3)PMC(CPC):月に1回
(4)各種カンファランス:週1回
(5)画像カンファランス:週1-2回

8. 診療科の実績と経験目標症例数
臨床研修 各コース案内
臨床研修 各コース案内
主要疾患・検査・手術 件数(年) 目標例数(件数)
単純写真 100,000 1,000
CT検査 12,000 1,000
MRI検査 3,700 600
RI検査 1,100 100
放射線治療:肺癌 20 10
放射線治療:乳癌 20 10
放射線治療:前立腺癌 10 5
放射線治療:悪性リンパ腫 10 5
インターベンション 100 20
生検 70 20