栄養管理室
栄養管理のサポート
治療が効果的に進むように医師、管理栄養士、看護師が協力し食事計画を作成いたします。
また、患者さんの栄養改善を目的としたNSTという多職種からなるチームが活動しています。週に1度回診を行い、「食べられない」「体重が減ってしまった」など、栄養に関する様々な問題を解決できるよう相談しています。
栄養状態の評価
入院された患者様の栄養状態を医師、看護師、栄養士はいつも注目しています。栄養状態が良い患者様は治療が効果的に進み早く退院できます。合併症や、感染症にも罹りにくくなります。なにより食欲がでて食事がより美味しく食べることができます。
【お食事の摂取状況】
お食事を食べた量について食事毎伺っております。必要な栄養が取れているか確認します。
【身体状況】
身長・体重の計測をします。腕の周囲や皮下脂肪の厚さを測ることもあります。体重の変化は栄養状態の判断の指標になります。皮膚や口腔内もみます。
【血液検査】
栄養状態の指標となる項目をチェックします。食事摂取状況とあわせて結果判定をします。
【栄養摂取に関する方針】
栄養補給の方法は経静脈栄養と経腸栄養があります。当院ではできる限り早期の経腸栄養の実施、経口での食事摂取を目標にしています。
栄養相談のご案内
栄養相談は月曜から金曜日に実施しています。
心臓食、糖尿食等の相談や乳児健診に応じています。生活習慣病で受診されている方や、体型が気になる、また最近食欲がない方、退院後の食事をどのようとったら良いかお悩みの方々栄養相談を申し込み下さい。
申し込み方法
外来受診では医師が栄養指導の指示を管理栄養士に出します。希望される方は受診時に医師に申し出て下さい。入院時には主治医、または看護師に申し出て下さい。
相談日時
相談日時は予約制になっています。おもに外来の方は受診後、入院患者様は午後実施しています。食事を作られる方も御一緒に相談に応じます。月曜から金曜日の9時より16時までの間実施しています。
【糖尿病教室】
毎月第2・4火曜日14時~15時
医師・薬剤師・理学療法士・看護師・管理栄養士による講義を、テーマ毎に4回に分けて開催しています。
日程 | 担当 | 講義内容 |
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偶数月 第2火曜 |
医師 管理栄養士 |
「糖尿病について」 「基本の食事~食品交換表の使い方~」 |
偶数月 第4火曜 |
薬剤師 管理栄養士 |
「糖尿病の薬物療法について」 「食べ物と血糖の上がり方」 |
奇数月 第2火曜 |
理学療法師 管理栄養士 |
「糖尿病の運動療法について」 「間食・飲み物について」 |
奇数月 第4火曜 |
看護師 管理栄養士 |
「フットケアについて」 「合併症予防~減塩・コレステロール~」 |
【減塩教室】
毎週金曜日14時~15時
3階病棟食堂にて、栄養士がテーマ毎に減塩のポイントについて講義します。
メインテーマ |
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汁物にきをつけよう |
今日から始める減塩調理 |
外食・中食の上手な付き合い方 |
野菜を食べよう!~カリウムのパワー~ |
高血圧予防の食習慣 |
【乳児の離乳・食事相談】
毎週水曜日乳児健診時 「離乳の進め方・離乳食について」
入院中のお食事について
栄養状態や疾病に応じ多種の食種より最適な食事を供食いたします。
入院中のお食事は治療に最も効率よい食事が医師を中心に決められます。
また患者様のご希望を伺い形状をかえることもあります。食種は特に制限のない常食や粥食、エネルギー制限や塩分の制限のある特別食とがあります。
【食事時間】
○朝食7時30分 ○昼食12時 ○夕食18時
常食 |
串刺し食 |
【イベント食】
当院では、入院生活の中で少しでも四季折々の移り変わりや、行事の楽しみを感じて欲しいという思いから、行事食や四季折々に合わせた献立を提供しています。
お子様限定の雛寿司 |
大晦日のそば献立。 |
【産後 お祝い膳】
当院で出産された方にお祝い膳を提供しています。主菜やデザートは選択メニューになっています。
※実際の献立は食材の入荷状況などにより変わります。 |
主なお食事の内容例
- 常食(エネルギー1,800キロカロリー たんぱく質75g 塩分8g)
- 全粥食(エネルギー1,600キロカロリー たんぱく質70g 塩分8g)
- 心臓食Ⅱ(エネルギー1,700キロカロリー たんぱく質70g 塩分6g未満)
- 糖尿食20単位(エネルギー1,600キロカロリー たんぱく質70g 塩分6g未満)
- きざみ食(エネルギー1,400キロカロリー たんぱく質60g 塩分8g)
- ペースト食(エネルギー1,300キロカロリー たんぱく質50g 塩分8g)
- ハーフ食(エネルギー1,000キロカロリー たんぱく質35g 塩分5g)
※1、3は主食米飯、他は全粥になります。