病院紹介

院長挨拶

東京病院 院長 當間 重人

 不断の恩恵を授けてくれる水・風・土・光・火ですが、その量や分布が異常となった場合に起こるのが、自然災害と考えることができます。平成30年6月以降、「大阪北部地震」「西日本豪雨:平成30年7月豪雨」「猛暑」「逆走台風/連続台風/非常に勢力の強い台風」「北海道胆振東部地震」などの自然災害が日本列島を襲いました。被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。自然災害の発生予防はほぼ不可能なので、発生時の被害を少なくするための対策が考案され、ある程度実践されています。しかしながら、自然災害は時にそれをあっさり超えて甚大な被害をもたらします。
 さて、ヒトに起こる病気について考えてみます。病気には自然災害的な部分があります。それは、確たる理由や原因が不明なまま突然襲ってくる場合があるからです。しかしながら、自然災害とは異なり発症を予防できる場合があることも事実です。また、発症してから被害の甚大化を予防することもできます。さらには、甚大な被害からの回復を図ることもできます。すなわち、病気の対処方法を「予防」という観点から分類することができるわけです。「病気の予防」について、簡単に説明してみます。「病気の予防」には一次・二次・三次予防があります。一次予防とは、健康な段階で行うものであり、その病気が発症しないように行われる対策のことです。具体的には栄養維持/改善、適切な食事や運動、環境維持/改善や予防接種などが挙げられます。二次予防とは病気がまだ発症初期であり重症化していない時に早期に発見・処置することです。早期発見としては健康診断など、早期治療としては早めの手術などが挙げられます。三次予防とは重篤化した病気から社会復帰するための支援や再発予防策のことです。具体的にはリハビリテーションや食生活習慣の改善などが挙げられます。
 東京病院では、二次予防としてのドック検診も行っています。予約枠が限られていることなど体制に改善の余地はありますが、より充実した人間ドック検診体制の整備に着手したいと考えています。
 恵まれた自然と設備の整った建物、すばらしいスタッフの揃った当院が、「自分や自分の家族がかかりたい病院」であり続けるために、たゆまぬ意識改革を行って参ります。そして患者さんにとってより快適で充実した医療を受けることができる病院づくり、また職員全体にとって気持ちよく楽しく働ける職場環境づくりのため、無限の発展に努める所存でございます。

平成30年9月吉日

国立病院機構東京病院院長 當間 重人
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