採用情報

平成30年度 呼吸器内科 後期臨床研修医募集

  • 募集人員:5名程度
  • 応募期間:平成29年8月末まで ※今年度の募集は終了しました
  • 採用試験:平成29年秋頃
  • 研修期間:2年〜3年

コースの概要

 卒後2年間の初期研修終了後の呼吸器内科研修コースです。他院で呼吸器研修中もしくは研修後の医師も参加可能です。研修後取得可能資格は日本呼吸器学会専門医をはじめ、日本アレルギー学会専門医、呼吸器内視鏡学会専門医、感染症学会専門医など多岐にわたります。より一般的には、呼吸器病学の専門的知識と技能の習得を基礎に信頼される高い水準の診療能力を発揮でき、同時に新たな臨床研究課題を開拓、遂行できる医師の育成をめざしています。 平成30年度は5名程度を募集します。

当院の特徴

 当院は呼吸器疾患中心の病院であり、全病床560床のうち、300床程度を呼吸器内科が担っている、わが国では数少ない呼吸器大規模臨床病院です。診療内容は結核症、非結核性抗酸菌症や肺真菌症をはじめとする呼吸器感染症、肺癌、COPD、結核後遺症やその他の呼吸不全、種々のびまん性肺疾患、アレルギー性疾患、HIV関連疾患などで、わが国呼吸器疾患診療の全領域を包含し、特に非結核性抗酸菌症や肺真菌症などの難治慢性肺感染症では呼吸器外科との集学的診療で豊富な経験を有しています。
わが国の結核罹患率は先進国の中で未だ高い部類にあり、呼吸器診療では結核およびその関連疾患に対する正確な理解は不可欠です。近年結核病床の減少に伴い肺結核の診断・治療に精通する医師も減少し、診断の遅れが問題となっていますが、当院ではHIV合併結核を含めあらゆるタイプの結核性疾患を習得可能です。また胸腔鏡を用いた胸水、胸膜疾患診断、喀血に対する気管支動脈塞栓術、肺高血圧に対する右心カテーテルを用いた評価などにも力を入れています。
当科はこのような特徴を有しているため毎年医師が全国から集まり、at homeな雰囲気の中、すべての医師が良好に協力しています。

ランチタイム

研修と研修体制

 当院の呼吸器内科医は現在常勤医23名研修医16名で、呼吸器病学のあらゆる領域にわたり経験豊富な指導医がいます。研修医は実地臨床では担当医として常勤医とペアを組んで診療にあたります。指導医は担当研修医と呼吸器全般の診療に当たるほか、subspecialityをもって全研修医を指導します。主な指導医とsubspecialityは次記の通りです。

感染症全般 (HIV含む) 永井 英明
結核 山根 章・鈴木 純子・川島 正裕
びまん性肺疾患 赤川 志のぶ
肺癌 田村 厚久
呼吸不全・COPD 松井 弘稔
睡眠時無呼吸症候群 松井 弘稔
胸膜疾患 益田 公彦・島田 昌裕
アレルギー疾患 大島 信治・田下 浩之
肺真菌症 鈴木 純子
非結核性抗酸菌症 川島 正裕
気管支鏡 田下 浩之
カテーテル治療(BAE) 益田 公彦・川島 正裕
基礎・臨床研究 鈴川 真穂

常勤医

呼吸器センタースタッフ

 研修医は1年交代で常勤医とペアをくみ、呼吸器一般4病棟(5・6階東西、計200床)および結核2病棟(7階東西、計100床)をローテーションし、呼吸器一般・結核病棟あわせておおよそ20名の患者を担当し診療にあたります。当直は月平均3回で、研修医の当直日は常勤医も宿直しています。

  • 呼吸器週間予定表
  AM 8:15〜 AM 9:00〜 PM PM 5:00〜
  気管支鏡   一般呼吸器病棟回診・新患 conf.
肺癌conf.
(呼吸器外科合同)
気管支鏡 胸腔鏡 第2火曜日 呼吸器病理conf.
一般呼吸器conf. 気管支鏡 難治症例検討会
気管支動脈塞栓術
第4水曜日 CPC
結核conf. 気管支鏡   結核病棟回診・新患conf.
抄読会 胸腔鏡 気管支動脈塞栓術  

  • 気管支鏡検査

 気管支鏡検査は年間971件(EBUS-TBNA 41件、EBUS-GS 317件)、局麻下胸腔鏡は年間80件、気管支動脈塞栓術は年間120件行っています。

気管支鏡検査

気管支鏡検査

局所麻酔下胸腔鏡

局所麻酔下胸腔鏡

  • カンファレンス

 当科は週1回各病棟での回診・カンファレンスを行う他、病棟業務開始前の全体新患カンファレンス、水曜午後の難治症例カンファレンスを通じ、多くの症例を経験することで偏りのない呼吸器科医の育成をめざします。また呼吸器疾患ではその疾患の病理所見についての理解が必須ですが、当院には呼吸器病理を専門とする病理医が常勤しており、個々の症例でのディスカッション、月に1回の病理カンファレンス・CPCなどを通して臨床と病理の所見を対比して検討することで、より深く各疾患を理解することができるようになることも当科の魅力の1つです。

難治症例カンファ

難治症例カンファ

呼吸器病理カンファ

呼吸器病理カンファ


上記の臨床の他、毎年度実践的なmini-lectureを行っています。

  • 2015年レジデント講義
  • 益田 公彦   地域医療連携について
  • 松井 弘稔   COPD
  • 永井 英明   HIV診療
  • 鈴木 純子   結核治療の基本
  • 日下 圭    ガイドラインから学ぶ肺癌診療
  • 鈴木 純子   慢性肺アスペルギルスの治療
  • 山根 章    結核診療について(検査室見学含む)
  • 田村 厚久   肺癌の化学療法
  • 川島 正裕   非結核性抗酸菌症
  • 永井 英明   緩和ケア
  • 赤司 俊介   NPPV
  • 赤川 志のぶ  間質性肺炎
  • 島田 昌裕   胸腔胸
  • 赤川 志のぶ  NST
  • 大島 信治   肺炎球菌ワクチン

 この他当科は学会活動も活発に行っており、研修医の学会発表、論文作成なども指導しています。また東京では呼吸器臨床全分野にわたり掲載が困難なほど毎月多くの研究会が開催されており、当院はほぼ全ての研究会に積極的に参加しています。
当院の図書室購入雑誌は和雑誌約65種、洋雑誌約50種、 医学中央雑誌はon line access可能。
医局はLAN配線によりinternet access可能でUpToDateと契約しています。

研修医 各種学会賞受賞者

−呼吸器病学会総会 研修医トラベルアワード受賞者−
2009年 小宮 幸作 QFT-2GとELISpot法の活動性肺結核診断における感度の比較検討
2010年 赤司 俊介 23価肺炎球菌ワクチンの再接種における副反応および免疫応答についての検討
2011年 赤司 俊介 間質性肺炎急性増悪に対する非侵襲的人工換気使用例の予後に関する検討
2012年 押谷 洋平 日本呼吸器学会NHCAPガイドラインにおけるB群とC群の予後規定因子の検討
2014年 光根 歩 Aspergillus niger による慢性肺アスペルギルス症の臨床的検討
−結核病学会 奨励賞受賞論文受賞者−
2004年 宍戸 雄一郎 INH,RFPを含む結核化学療法による白血球減少症
2006年 齋藤 朗 肝硬変に合併した結核症例の検討
2007年 松井 芳憲 リファンピシンを含む結核治療におけるシクロスポリン投与量の検討
2008年 金子 有吾 慢性肝炎合併結核患者の結核化学療法による肝障害の検討

研修医 国外学会発表

2014年 赤羽 朋祐 Clinicopathological Characterization Of Organization Pneumonia, A Common Occurrence Of ChronicPulmonary Aspergillosis

2015 American Thoracic Society International Conference
2014年 武田 啓太 Evaluation Of Interferon-Gamma Release Assays For Tuberculosis In Cases Of Mycobacterium Kansasii Pulmonary Infection

2015 American Thoracic Society International Conference
2014年 安藤 孝浩 Clinical Features And Prognosis Of Non-Tuberculosis Mycobcterial Pleuritis

2015 American Thoracic Society International Conference
2015年 安藤 孝浩 Clinical and Angiographic characteristics of 35 patients with Cryptogenic Hemoptysis

2015 European Respiratory Society Conference, Munich, Germany
2015年 加藤 貴史 Evaluation of the LENT Score as a Prognostic Predictor of Non-Small Cell Lung Cancer with Pleural Effusion

2015 American Thoracic Society International Conference, Denver USA
2015年 齋藤 美奈子 Sensitivity and Specificity of the Retention Index by Dual-Time-Point PET Scan for the Detection of Lung Involvement of Sarcoidosis

2015 American Thoracic Society International conference, Denver USA
2015年 光根 歩 Clinical Characteristics of Chronic Pulmonary Aspergillosis by Aspergillus Niger

2015 American Thoracic Society International Conference, Denver, USA
2015年 渡邊 直昭 Efficacy and safety of kanamycin addition in patients with drug-refractory Mycobacterium avium complex lung disease

2015 European Respiratory Society Conference, Munich, Germany
2016年 安藤 孝浩 Bronchial Artery Embolization for Hemoptysis in Patients with Chronic Pulmonary Aspergillosis.

2016American Thoracic Society International Conference
2016年 扇谷 昌宏 Evaluation of interstitial abnormalities in the group B of the 2011 GOLD classification of COPD

2016American Thoracic Society International Conference/td>
2016年 上井 康ェ Investigation of COPD patients discharged without home mechanical ventilation after in-hospital use of acute non-invasive ventilation

2016 European Respiratory Society Congress

後期研修医から

こんにちは。国立病院機構東京病院 呼吸器内科で専修医として2017年4月から勤務しております、山本章太と申します。山口大学を卒業し、神奈川県での初期研修、国立国際医療研究センター呼吸器内科での後期研修を経て、卒後6年目のタイミングで赴任致しました。後期研修修了後の進路として、東京病院を選んだのは日本国内でも類を見ない呼吸器診療の症例数と質の高さのためです。具体的な数字としては、呼吸器内科一般床200床、結核病床100床が病棟稼働率90%以上で運営されており、呼吸器センターに属する医師数は30名以上です。気管支鏡の検査・治療手技もさることながら、原因不明の胸水に対する局所麻酔下胸腔鏡による胸膜生検は年間60-80件程度、喀血に対する経皮的気管支動脈塞栓術は年間140-150件程度行われており、日によっては更にCTガイド下生検も同時並行で行われる場合もあります。それらの侵襲的な検査・治療も全て呼吸器内科の先生が行っています。カンファレンスも充実しており、新入院患者・キャンサーボード・呼吸器外科合同・結核・びまん性肺疾患・病理などのカンファレンスを日々絶え間なく行っております。診療に関して結核は関東圏でも突出した病床数であり、多剤耐性結核・肺外結核・HIV合併結核など、他の呼吸器病院では診療することが稀なバリエーションに富んだ結核患者様を診療することができ、続発する形での非結核性抗酸菌感染症や真菌感染症の症例も非常に豊富です。呼吸器全般および呼吸器感染症領域を、臨床医としてより深く追求したい先生にはうってつけの環境です。また、出身大学や出身地の偏りも少なく、様々な出自や学年の先生と一緒に勤務できることも、当院での研修をお考えの皆様の見識を広げることに大きく寄与すると思います。

呼吸器内科専修医:井手 聡

呼吸器内科専修医
山本 章太

私は2014年に東京大学を卒業し、同大学病院で2年間の初期研修を終え、2016年より東京病院呼吸器内科で勤務しています。当院は200床に及ぶ呼吸器一般病床の他、結核病床100床を備えた日本有数の呼吸器病院であり、感染症、アレルギー・喘息、COPD、びまん、腫瘍、喀血など、多彩な症例を深く学ぶことができます。後期研修医は上級医とペアでICU管理や緩和医療含めた全診療にあたりますが、呼吸器の各分野を牽引する先生方が多数いらっしゃり、チームの垣根を越えてご相談できることも大きな特長です。カンファレンスも多く、興味深い症例を病院全体で議論し、また学会にも積極的に参加するといった学術的な風潮がある一方、手技についても、気管支鏡、胸腔鏡、BAEなど多岐に渡り症例も豊富です。初期研修で呼吸器内科を1ヵ月しか選択していなかった私も、先生方の熱心なご指導の下、知識と手技の両面で多くの経験を積むことができ、充実した日々を送っています。何より、心から尊敬し信頼する先生方にめぐり逢えたことに感謝しています。東京病院は間違いなく、後期研修という貴重な時期を有意義に過ごせる、大変恵まれた環境です。ぜひ、見学にお越しください。

呼吸器内科専修医:中村 澄江

呼吸器内科専修医
松木 明

研修医の待遇

国立病院機構が定める卒業後年次に応じた非常勤医師待遇に準じますが、当直手当を含め概略40〜50万円です。
宿舎は単身、家族持ちとも提供可能です。

後期臨床研修医募集要項

  • 提出書類
  • i). 応募申請書(書式指定無し)
    記載項目は氏名(フリガナ)、性別、生年月日、住所、連絡先、mail address、申請理由(自由記載)
  • ii). 履歴書 (市販書式に準ずる)
  • 面接試験
  • 随時行います(期日はお問い合わせください)

まず下記まで連絡、お問い合わせ下さい

〒204-8585 東京都清瀬市竹丘3-1-1 独立行政法人国立病院機構東京病院呼吸器センター
川島正裕 宛へ 郵便, もしくはmkawashima-in@tokyo-hosp.jp

2017年4月現在、当院呼吸器科医師の出身および派遣元大学は以下の通りです。

東京大学、東京医科歯科大学、昭和大学、東邦大学、福島県立医科大学、日本医科大学、金沢大学、帝京大学、
徳島大学、三重大学、横浜市立大学、福井医科大学、東京慈恵医科大学、山梨大学、山形大学、
東北大学、富山大学、山口大学、新潟大学、島根大学、大分大学、東京女子医科大学



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