パーキンソン病の薬物療法このページを印刷する - パーキンソン病の薬物療法

   徳島病院では、当初、パーキンソン病専用の入院リハビリテーションにおいては、その効果を純粋に評価するために、 服用されているお薬は変更しないことを原則としていました。平成21年のスタートから得られた成績から、パーキンソン病専用リハビリテーション単独の効果は、 様々な評価尺度において立証されつつあります。一方、神経内科専門医の私どもからみて、「もう少しだけ、お薬を加減したら、もっと良くなるかもしれないのに・・」 と感じることも、少なくありませんでした。このため、平成23年から、ご希望される場合には、薬物療法についても、専門的な立場からアドバイスさせていただきます。 外来診療とは異なり、入院されますと、一日24時間の症状の変化を私どもは実際に拝見することが可能となります。 さらに、薬効と血中濃度との関係も詳しく分析することが可能になります。ですから、特に効果が不十分であったり、 薬の効果が持続しない(off状態がおこる)場合、あるいは副作用に悩まされていらっしゃる場合には、ぜひ御相談ください。

   もちろん、外来診療におきましても、パーキンソン病外来の専門医が、服用されているお薬についてのどのような御相談もお受けしております。 そして、患者様の個人個人の状況から判断して、最も適切と考えられる治療薬をアドバイスさせていただきます。