脳神経外科
元の大きさに戻したい場合は「中」のボタンを押して下さい
科 の 紹 介
日本脳神経外科学会認定訓練施設
日本脳卒中学会訓練施設
脳神経外科は、1995年7月の病院開設以来、重症例から軽症例まで頭部外傷、脳血管障害を中心の24時間、365日カバーする地域の信頼される救命センターとしての救急医療と、また脳神経外科全般の予防を含めた予定治療を行なう地域中核病院として努力してまいりました。
現在では、入院患者さんは毎年1000~1150人入院され、手術件数は毎年420~520件行っております。(開設以来、13年間で入院患者さんは11,500人を越え、手術は約5,500例行いました。)スタッフは10人(脳神経外科学会専門医8名)で多くの症例に対応しております。
入院患者さんの内訳は、開設以来13年で、脳腫瘍 660例、脳血管障害(くも膜下出血、脳梗塞、脳出血など)4690例、頭部外傷 4190例などとなっております。
手術5,500例の内訳は、脳腫瘍 381件、脳動脈瘤 918件、脳動静脈奇形 98件、CTを用いた定位脳手術(脳出血除去など)292件、その他脳血管障害の手術 182件、頭部外傷の手術 1080件、脊椎 15件、脳動脈瘤塞栓術や血栓溶解術など血管内手術354件などでした。
開設早々より急性期集学的治療の一環としてとして低体温療法を導入し、重症頭部外傷、脳血管障害などに効果を発揮し学会活動を通じて発表してまいりました。また急性期の疾患ばかりでなく、脳腫瘍、脳血管障害(未破裂脳動脈瘤、内頚動脈狭窄・閉塞症)、機能性疾患(顔面痙攣、三叉神経痛)、脊髄疾患、先天奇形など脳神経外科全般の疾患を幅広く取り扱っております。脳腫瘍では、髄膜腫などの良性腫瘍にはレーザーメスや超音波吸引手術器を使用し安全性、無輸血率を高め、神経膠腫などに対しては手術とともに放射線治療、化学療法を組み合わせた集学的治療を行なっています。また術中電気生理学的モニタリング、機能的MRIなどを使用することにより、脳腫瘍手術全体の正確性・安全性は向上しました。3cm以下の小さな転移性脳腫瘍や深部血管奇形などに対しては定位的放射線治療(リニアックサージェリー)を用いて、患者さんになるべく侵襲の少ない治療法を選択しています。脳動脈瘤や脳血管奇形などに対しては開頭手術とともに脳血管内治療専門医による血管内治療の適切な選択と組み合わせを行い治療成績の向上を図っています。
また、現在は発症後間もない脳卒中にいち早く対応すれば著明な治療効果が期待できる超急性期の脳梗塞に対する静脈からの血栓溶解(t-PA治療)を神経内科とともに24時間365日、救急隊と連携を取りながら最短時間で患者さんを収容し行っております。脳卒中ケアユニット9床を救命センターと脳神経外科病棟に設置し、重症から軽症まで早期からリハビリも含めて、脳卒中の治療を開始し積極的に行っております。
今後も、重症頭部外傷を扱う外傷センターとしての役割、急性期の脳卒中を扱う脳卒中センターとしての役割と脳腫瘍、脳血管障害の予定治療や機能性脳外科疾患の治療を担える高度医療機関でありたいと思っております。
代表的疾患
脳血管障害(くも膜下出血・脳出血・脳梗塞)、頭部外傷(軽症・重症)、脳腫瘍(良性・悪性)、機能性疾患(顔面痙攣、三叉神経痛)、先天奇形、脊髄脊椎疾患などの脳・神経系の外科的疾患全般を扱う。
代表的手術
脳動脈瘤には開頭クリッピング術または血管内コイル塞栓術、脳血管奇形には開頭摘出手術、血管内塞栓術、脳出血には開頭血腫除去術、CTガイド定位血腫除去術、術中エコー下~内視鏡下血腫除去術、慢性硬膜下血腫には穿頭血腫洗浄術、慢性脳血管狭窄~閉塞症には内頚動脈内膜剥離術、頚動脈ステント設置術、中大脳動脈狭窄血管内バルーン拡張術、外頚-内頚動脈吻合術、もやもや病間接血管吻合術、脳腫瘍には開頭摘出術、定位腫瘍生検術、経鼻的下垂体腫瘍摘出術、顔面痙攣、三叉神経痛などの機能性疾患には神経血管減圧術
● 脳動脈瘤の開頭クリピング術
破裂した内頚動脈瘤

瘤にクリップをかけたところ

クリップの位置を内視鏡で確認

● 内頚動脈狭窄症に対しての内膜剥離術
脳梗塞の原因となっていた内頚動脈の狭窄部

内膜剥離術の手術後に頚動脈は元の太さに戻っています

● 内頚動脈閉塞症に対する血管吻合術(浅側頭動脈-中大脳動脈吻合術)
頭皮の浅側頭動脈を頭蓋内の中大脳動脈につないだところ

脳血管撮影で浅側頭動脈から中大脳動脈に良く流れていることを確認

● 脳腫瘍(髄膜腫)
MRIにて頭頂部中央の腫瘍

脳腫瘍を摘出

検 査
CT:2台(1台は64列CT)、MRI:2台(機能的MRI)、脳血管撮影(3次元DSA、2台)、SPECT(脳血流検査、脳腫瘍検査)、脳波、誘発電位、高次脳機能検査、持続脳圧測定
手術以外の治療
脳神経外科手術全般(脳腫瘍摘出、経鼻的下垂体腫瘍摘出、定位的脳出血吸引術、脳動脈瘤開頭クリッピング、開頭血腫除去術、水頭症手術など)、放射線治療、定位的放射線治療(リニアックサージェリー)、脳血管内手術(脳動脈瘤、頚動脈狭窄、頭蓋内血管狭窄、脳動静脈奇形、脳梗塞)、脳腫瘍化学療法、低髄液圧症候群の治療(ブラッドパッチ)、低体温療法
専門リハビリテーション
急性期の運動療法、作業療法、言語療法、嚥下訓練
器械、装置
脳血管撮影装置(3次元DSA 2台)、定位的放射線装置(リニアックサージェリー)、手術用レーザー(KTP)、超音波吸引手術器、脳外科手術用内視鏡、手術用顕微鏡 2台、術中超音波検査装置、脳血流測定装置(SPECT)、高圧酸素室、脳神経集中モニター装置
そ の 他
専門病棟に集中治療室(ICU)4床あり、術後の患者を中心に集中治療を行なっている。
脳ドック
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の方々の無症候性脳梗塞、脳萎縮の検出やクモ膜下出血のほとんどの原因である脳動脈瘤の検出による適切な予防などのために脳の健康診断(脳ドック)を行っております。脳実質や脳血管、頚部血管に異常がないかMRI、エコー検査で見ておりますし、早期アルツハイマー型認知症の形態補助検査も行っております。詳しくは、中央放射線部の脳ドックのページを見てください。
スタッフ紹介
![]() |
【役職】 院長 |
| 【氏名】 高里 良男 |
|
| ■専門医・資格 日本脳神経外科学会専門医 身体障害者福祉法指導医 医学博士 |
|
![]() |
【役職】 臨床検査部長 医長 |
| 【氏名】 正岡 博幸 |
|
| ■専門医・資格 日本救急医学専門医 日本脳神経外科学会専門医 日本脳卒中学会専門医 |
|
![]() |
【役職】 医長 |
| 【氏名】 早川 隆宣 |
|
| ■専門医・資格 日本脳神経外科学会専門医 |
|
![]() |
【役職】 医師 |
| 【氏名】 ハツ繁 寛 |
|
| ■専門医・資格 日本救急医学専門医 日本脳神経外科学会専門医 日本脳卒中学会専門医 日本集中治療学会専門医 日本神経内視鏡学会技術認定医 医学博士 |
|
![]() |
【役職】 医師 |
| 【氏名】 百瀬 俊也 |
|
| ■専門医・資格 日本脳神経外科学会専門医 |
|
![]() |
【役職】 医師 |
| 【氏名】 重田 恵吾 |
|
| ■専門医・資格 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医 |
|
![]() |
【役職】 医師 |
| 【氏名】 住吉 京子 |
|
| ■専門医・資格 日本脳神経外科学会専門医 身体障害者福祉法指導医 医学博士 |
|
![]() |
【役職】 医師 |
| 【氏名】 前田 卓哉 |
![]() |
【役職】 医師 |
| 【氏名】 清川 樹里 |
![]() |
【役職】 医師 |
| 【氏名】 石川 若菜 |
診療実績(平成19年度入院患者)
| 入院患者総数 | 1177人 |
|---|---|
| 腫瘍 | 57 |
| 脳血管障害 | 564 |
| 外傷 | 363 |
| 先天異常 | 0 |
| 感染 | 7 |
| 脊椎.脊髄 | 38 |
| その他 | 148 |
| 脳神経外科定床 | 67床 |
| 2007年1月-12月 | |||
|---|---|---|---|
| 手術総数 | 524 | 血管内手術総数 | 36 |
| 脳腫瘍直達手術総数 | 23 | 破裂動脈瘤 | 20 |
| 開頭摘出 | 19 | 未破裂動脈瘤 | 3 |
| 開頭生検術 | 1 | 脳動静脈奇形 | 4 |
| 経蝶形骨洞手術 | 2 | 動静脈瘻 | 1 |
| その他 | 1 | 頸動脈stent | 0 |
| 脳血管障害総数 | 120 | その他 | 8 |
| 破裂脳動脈瘤手術 | 52 | ||
| 未破裂脳動脈瘤手術 | 19 | ||
| AVM直達手術 | 1 | ||
| 開頭血腫除去 | 31 | 定位放射線治療 | 11 |
| その他 | 17 | ||
| 外傷手術総数 | 105 | 腫瘍 | 11 |
| 急性硬膜下血腫 | 30 | AVM | 0 |
| 急性硬膜外血腫 | 30 | その他 | 0 |
| 慢性硬膜下血腫 | 62 | ||
| その他 | 6 | ||
| 定位脳手術 | 22 | ||
| 神経血管減圧術 | 2 | ||
| その他 | 205 | ||










