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呼吸器科
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科 の 紹 介
呼吸器科では、常に患者さまの立場を尊重した、適切且つ最高の医療を提供するように心がけています。多摩地区の呼吸器疾患の中核となるべく、専門性の必要な肺癌など、悪性疾患、難治性肺疾患・喘息COPD等の疾患を中心に診療を行っております。現在5人のスタッフ;合計6人~8人診療体制で診療しております。
日常診療では、週2回全体カンファレンスをレントゲン・CTを供覧しながら討論しています。週1回の外来カンファレンスでは、病棟では日頃巡り合わない疾患のディスカッションも積極的に行われています。このような中で、研修医は医療技術を習得し、患者さまには最新の治療が提供できるべく日々鋭意努力しております。
代表的疾患
- ①肺癌
- わが国の悪性腫瘍で発生頻度の多いものは、男性では肺癌であり、女性でも胃がんに次いで二位であります。
肺癌の治療方法には、手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療、緩和治療がありますが、肺癌の組織像や進行の程度により、個々に適切な治療法を選択していきます。
最近では、肺癌に対する化学療法もめまぐるしく進歩しています。新規分子標的薬や治験などで行える治療など幅広く最新治療を取り入れ診療にあたっております。
平成22年度より新たな放射線治療機器の設置も終わり、精度の高い治療を行えるようになります。 - ②気管支喘息
- 気管支喘息は、気管支の炎症と気管支の平滑筋の収縮にともなって空気の通り道が狭くなり、ゼー ゼー、ヒューヒューという音とともに発作性の息苦しさを感じる病気です。深夜から明け方にかけて悪くなり、昼間は比較的改善することが特徴です。「明け方の咳が続いている」、「急に息苦しくなることがある」などの症状がある方は気管支喘息の可能性があります。喘息の症状を改善するには、担当医から喘息の治療・管理の方法について説明をうけ、患者さんが十分に理解したうえで、必要に応じて「ピークフロー」と「喘息日誌」を用いて自己管理を行うことが重要です。治療のカギとなるのは、気管支の炎症を抑える吸入ステロイドや気管支を拡げる気管支拡張剤を用いた吸入方法です。
- ③間質性肺炎・肺線維症
- 間質性肺炎/肺線維症は、気管支が分かれた先にあるブドウの房のような袋状の肺胞の壁(空中の酸素を血液中に取り入れ、炭酸ガスを放出する部位)に炎症がおこり、さらに肺本来の構造を壊して線維化(傷あとのようなもの)がおこり、肺が縮まり硬化していき、酸素の取り込みが悪くなる病気です。間質性肺炎の原因は様々です。原因不明のものを特発性といいます。その他薬剤性のものや、粉塵吸入による職業性のものや他の疾患によって二次的に起こすものがあります。病理学的にいくつかのタイプに分けられ、このタイプによって病気の予後、薬剤の効果が異なってきます。従ってその正確な病理診断を得るために、外科的肺生検が有益なケースもあります。難病にも指定されている疾患でもあり、完治するのは難しい病気であります。
- ④慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- COPD は40歳以上で喫煙歴の長い方によくみられる疾患です。坂道を昇るとき息苦しく感じたり、咳や痰が多いなどの症状がある場合はCOPDがあるかもしれません。空気の通り道である気管支やその先にある肺胞に炎症があり、肺の構造がゆっくり壊れてしまった結果、呼吸機能が低下する病気です。第一の治療は禁煙です。第二の治 療は薬物療法です。第三に生活の質を向上を目指して、在宅酸素療法を導入したり、急性増悪を予防する目的でインフルエンザや肺炎球菌のワクチンの接種もお 勧めしています。また、食事が十分取れない方には、栄養補助食品の紹介や栄養士による指導を行い、栄養状態の改善に努めています。
- ⑤慢性呼吸不全と在宅酸素療法
- 肺気腫や間質性肺炎など何らかの原因で肺に障害が生じると体内に酸素を取り込む効率が落ちます。これが進行した場合、普段の日常生活でも酸素療法が必要となります。 これが在宅酸素療法です。種々の疾患にともなう慢性呼吸不全では、在宅酸素療法により生命予後が改善されることが明らかとなっています。
- ⑥胸膜炎
- 胸水貯留症例が、多摩地区近隣より紹介され精査加療されております。鑑別として、癌性胸膜炎・結核性胸膜炎・肺炎随伴性胸水など多岐にわたり考慮されます。当院では、新しい検査として、内科医でもできる、胸腔鏡検査も新たに導入し診断に役立てております。
診 療 実 績
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平均入院患者数(計) 661名 (平成22年度述べ;12,643人)
平均外来患者数/日 46.1名(平成22年度述べ;11,206人)
気管支鏡検査数(計) 152件(平成22年度)
胸腔鏡検査数 12件(平成22年度)
- 2010年度入院患者数
| 肺癌 腺癌 | 82 |
31 |
| 小細胞癌 | 14 | |
| 扁平上皮癌 | 10 | |
| 大細胞癌 | 2 | |
| 肺癌(疑い症例など) | 25 | |
| 胸腺腫(癌) | 3 | |
| 悪性胸膜中皮腫 | 2 | |
| 気管支喘息細菌性肺炎 | 18 | |
| 気管支喘息 | 18 | |
| 間質性肺炎 | 16 | |
| 気胸 | 14 | |
| COPD | 8 | |
| 膿胸 | 8 | |
| 肺気腫 | 7 | |
| 肺非結核性抗酸菌症 | 4 | |
| 誤嚥性肺炎 | 4 | |
| 肺動静脈瘻 | 3 | |
| 肺化膿症 | 3 | |
| 胸膜炎 | 3 | |
| 肺炎球菌肺炎 | 3 | |
| 非定型抗酸菌感染症 | 2 | |
| 好酸球増加症 | 2 | |
| 胸水貯留 | 2 | |
| 喀血(血痰) | 2 | |
| その他 | 20 | |

| 肺癌 | 男性 | 女性 |
| 腺癌 | 19 | 12 |
| 小細胞癌 | 12 | 2 |
| 扁平上皮癌 | 7 | 3 |
| 大細胞癌 | 2 | 0 |
| 肺癌(疑い症例など) | 18 | 7 |
後期研修医制度
各学会への発表・投稿も適宜行っており、また、大学病院・国立国際医療研究センター(旧国立国際医療センター)などと連携しております。若いレジデントたちは呼吸器学における幅広い最新の知識とすぐれた技術の習得を目指し修練しています。
当科では随時後期研修医(医師3年目以降)として、呼吸器疾患に興味のある医師の募集を行っております。3年コースと5年コースでの臨床力を磨くことが可能となります(相談にて1年間からの短期での応募も受け付けております)。
- ①3年コース
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初期研修終了後より、3年間呼吸器疾患の臨床に従事します。
1年時:主に病棟での呼吸器疾患についてベッドサイドでの研修
2年時:研修医への指導・学会への積極的な発表
3年時:外来も含め、総合的に診療計画・治療まで可能な人材の育成
上記経過の中、内科認定医までを、取得することが目標となります。 - ②5年コース
- 内科認定医取得後、呼吸器専門医・気管支鏡専門医・がん治療認定医等々他資格の取得を目標にし、多くの学会発表等国内・海外問わず行っていきます。
| 研修希望の方は、上村 光弘医長宛まで;kamimura@tdmc.hosp.go.jp 御連絡ください。 |
スタッフ紹介
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【役職】 医長 |
| 【氏名】 上村 光弘 |
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| ■約歴 徳島大学医学部卒業 国立国際医療センター ■資格 日本呼吸器学会専門医、指導医 日本内科学会認定医 呼吸器内視鏡学会専門医 臨床研修指導医 |
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【役職】 医長 |
| 【氏名】 濵元 陽一郎 |
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| ■約歴 聖マリアンナ医科大学卒業 国立国際医療センター ■資格 日本呼吸器学会専門医 日本内科学会内科認定医 日本がん治療認定医機構認定医 日本抗加齢学会専門医 臨床研修指導医 |
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| 【役職】 医師 |
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| 【氏名】 毛利 篤人 |
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| ■約歴 聖マリアンナ医科大学卒業 災害医療センター ■資格 日本内科学会内科認定医 |
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【役職】 医師 |
| 【氏名】 福住 宗久 |
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| ■約歴 産業医科大学卒業 災害医療センター研修医 東京労災病院後期内科研修医 自治医科大学病院感染症科研修 ■資格 日本内科学会内科認定医 産業医 |
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【役職】 レジデント |
| 【氏名】 井部 達也 |
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| ■約歴 東京医科歯科大学卒業 災害医療センター初期研修医 災害医療センター呼吸器科レジデント ■資格 日本内科学会内科認定医 |
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