臨床研修医募集このページを印刷する - 臨床研修医募集

当院は、平成11年4月に臨床研修を行う病院に指定されました。
 

【初期臨床研修プログラム】

プログラムの特色

平成22年度から初期臨床研修の研修プログラムが見直され、必修科目が7科目より3科目(内科6ヶ月、救急3ヶ月、地域医療1ヶ月)に変更となりました。また必修科目の期間も16ヶ月から10ヶ月になりました。
当院では、他の医療機関との協力で研修医の自主性を尊重したプログラムを作成しています。


 

研修スケジュール

<プログラム例> 募集人数 2名

一年次 4  5  6  7  8  9 10 11 12 2  3
内科A  内科B  内科C 救急 地域医療 外科A
二年次 4   5 6     ~     3
外科B  自 由 選 択 枠 

自由選択枠では協力型の病院(京都医療センター、大阪南医療センター、宇多野病院、和歌山病院)での研修も可能。
また必修以外であれば外科を除くこと可能で、内科・救急・地域医療の順次変更等も可能です。
※内科A・B・Cは内科・循環器科・呼吸器科から選択。外科Aは消化器・一般外科。外科Bは胸部心臓血管外科・整形外科・外科・脳神経外科から選択。
 

臨床研修の目標・募集要項はこちらから

臨床研修医募集パンフレットダウンロード
 

【先輩たちの一言】 平成20年4月

南和歌山医療センターでの臨床初期研修を終えて 前川 久継

 私は現在、京都大学医学部附属病院消化管外科で専門修練医として後期研修をしています。南和歌山医療センターでの初期臨床研修2年間を終えて、3年目として大学病院で働きだして1ヶ月が過ぎました。今、初期臨床研修を終えて実感していることを素直に書かせていただきます。
3年目になると、「研修医」ではなく、扱いの上で「医員」となりより責任を感じるようになりました。3年目と言えどまだまだできないことも多く、何かにつけて色々な先生方に相談して仕事をしている毎日ですが、それでも上級医の先生方に3年目にしてはバランスがいいな、と評価していただいています。手術中にも気の利いた手を出してくる。とか、CVカテーテルの挿入も南和歌山で幾度となく見せていただいた透視下での鎖骨下静脈穿刺で、上級医に「透視室使うのもいいね。」と褒めていただきました。
これらはすべて、2年間自分で経験させてもらった手技に加えて、数多く上級医の先生が行っている手技や診察、臨床判断、患者さんへ説明の対応などを間近で見せていただいたおかげです。今まで何気なく見せていただいていたことが、自分を支える糧となっていることに気づきだしています。
私は2年間、南和歌山で初期臨床研修してよかったと思います。3年目になって、違う病院に行って自分を認めていただいていることが、よりそのことを実感させます。
南和歌山医療センターは300床という規模から、全科合同の医局で医師同士の連携はもちろん、看護師、薬剤科、放射線科、検査科などとの連携も顔をあわせての付き合いができ、始めに働き出すには非常に働きやすい病院です。
少しでも興味を持っていただけたら、是非一度、見学だけでも来ていただけると幸いです。
 

再チャレンジ組のみなさんへ   藤井 祐

 私が当院に採用され,初期研修を開始してからすでに一年が経ちました.
昨年の4月,ある病棟で,「日本中探しても,こんなに希望に満ち溢れた40歳はそんなにいないんじゃないかと思います.」と元気に挨拶させていただいたことが思い起こされます.
最近では,他学部卒業後に医学部へ再進学したり,その間一定の社会経験を経た後で医師になろうと一念発起したりと,年齢も経歴もさまざまな言わば「再チャレンジ組」の方たちも少なくないようです.
かく言う私も,その「再チャレンジ組」のひとりであり,自己紹介するたびに,「???」,「へえ~」と驚かれるような,紆余曲折の末に医師となりました.
この一年間にも,「臨床研修医師」の名札をつけているにもかかわらず,医長と勘違いされたり,患者さんや職員との間でちょっと笑えて,ちょっと哀しいエピソードには事欠きませんでした.
研修医として高年齢であると,いくら医師不足の時代とはいえ,採用時に敬遠されたり,面接時につらい状況を経験することもあるのではと不安に思われている方もいらっしゃるでしょう.
採用された後の不安も,体力や人間関係(特に,年下の指導医にどう接していただくかなど・・・)などさまざまなものがあると思います.
しかし当院では,年齢が問題となるようなことはありませんでした.
多様な経歴も,"個性"として尊重していただいているように感じます.
これは,一度当院に見学に来ていただければ,皆さんにも実感していただけると思います.
 

 さて当院は,毎年研修医がたくさん応募してくる病院ではありません.しかし,一年を過ごして感じることは,「どの科でも大切に扱っていただいたなあ.」ということです.研修医が少ないということは,決してデメリットばかりではありませんでした.
特に救急では,他科研修中であっても,状況に応じて"ためになる症例"を経験させていただき,指導医の先生がたの心配りがありがたかったです.また「自分の興味ある科・病院で一定期間研修してみたい.」という希望に対しては,院長はじめ教育研修部長,事務の方々にもすぐさま対応していただき,前例が無かったにもかかわらず,実現することができました.病院をあげて研修医を育てていこうとする点で,他の研修病院にも決して負けない,恵まれた環境の下で研修させていただいています.
いろいろな不安の中でスタートした臨床研修でした.
おそらく,他の病院・他の研修医に比べれば,のんびり過ごしているようにも思えますが,当院の環境のおかげで,激務に燃え尽きることも無く,また未だに将来への希望を失うことなく過ごすことができています.
ホームページ上の限られた情報だけでは,当院のような"穴場の病院"を見つけることは難しいかと思います.
ぜひ,まずは実際に来ていただいて,当院の雰囲気を感じていただきたいと思います.
 

各科より一言