作業療法のご案内

 当院における精神障害者のリハビリテーションの一環として実施されています。
 慢性期の長期入院者を中心に急性期病棟・薬物依存病棟などの患者、外来患者さんが@生活のリズムの改善・維持、A生活空間の拡大、B作業能力改善、C対人交流の改善等を目的に作業療法を受けています。各作業活動の持つ意味が多少異なりますので具体的内容を以下に示していきます。


1.午前(月〜金 9:00〜11:00)

(1)クラフト 手芸(編み物・クロスステッチ・刺し子・ビーズ手芸)籐細工・絵画・パソコンなど各種作業が広い部屋の中で自由に自分のペースで行われており、患者さんがその中で自由に作業の選択もできます。完成した作品は患者さん自身が購入したり、バザー等で展示・販売されることで、作成意欲の向上にもつながります。
(2)陶 工 ゆったりとした環境の中で、自分のペースで自由に創作活動が行われています。創作を通して自己表現、集中力の改善、精神的安定が得られる作業です。また、作品として完成することで達成感が得られ、作業への意欲・動機付けにもなります。
(3)紙 工 幼児・児童向けの雑誌の付録の袋詰め作業です。毎月、付録内容が異なり、決められた数の付録を詰めていく単純な作業ですが、集中力・注意力・耐久力の改善・向上が得られる作業です。また、メンバー同士の協調性や対人交流も期待できる作業です。
(4)農 事 敷地内の畑を利用し、野菜作りが年間を通して行われています。収穫されたものは、院内で販売したり、自分たちで調理し味わうことが出来ます。集団による対人交流・協調性・屋外作業を通しての気分転換や体力の向上などを目的に行われています。
(5)園 芸 敷地内の庭を中心に草刈り・芝刈りなどの環境整備的作業となります。集団での作業を通して協調性・屋外作業による持久力・体力向上・生活リズムの改善・目標達成経験等を目的に行われています。


2.午後(13:00〜15:00)

(1)小グループ活動 (週1回〜月1回)
  @ 調理活動 退所予定の患者さん・地域で単身生活をしている外来患者さんが家庭で行われる調理の基礎を学習する場です。また、調理に関心のある患者さんも生活を活性化するために参加する場合もあります。
  A ゲートボール 比較的高齢の患者さんが中心となりますが、スポーツを楽しみながら、体力の維持・対人交流を目的に行われています。

(2)病棟活動
    (週1回〜2回)
病棟以外の環境で活動が困難な患者さんを中心に病棟内での集団活動を実施しています。活動内容は、各病棟機能、対象者の病態に合わせた活動内容を企画し、週1〜2回の頻度で行われています。


3.院内行事

  四季折々の行事を患者さんに経験してもらい日常生活の活性化につながるよう所内各職員が協力し、規格・運営しています。季節毎に趣向をこらしながら、多くの患者さんが参加できるよう内容を工夫しながら企画しています。(以下、平成15年度に行われた行事)
  @ お花見会(4月)
  A 運動会 (6月)
  B 納涼大会(8月)
  C 銀杏祭 (11月)
  D 歌謡大会(2月)