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結核精神疾患合併専門医療

 精神障害者が結核を合併した場合、その治療には多くの困難を伴います。当施設には結核を合併した精神障害者のための50床の専門病棟があります。主に精神科病院入院中に結核を発病した患者さんの治療を行ってきましたが、最近の傾向として、アルコール症や施設入所中の認知症疾患の患者さんの増加がみられます。当施設では年間に50名程度の入院患者さんを受け入れていますが、毎年入院患者数は増加の傾向にあり、入院期間の短縮などの対応が必要となっています。

 当病棟は精神科閉鎖病棟であり、かつ結核治療のための指定医療機関です。精神科への入院となるため、精神保健福祉法に従って医療保護入院などの手続きが必要です。さらに、結核菌を排菌している場合は感染症予防法に基づいた命令入所となります。入院期間は病状により大きく変わりますが、一人では内服困難な場合、治療終了までの6かヶ月間の入院となります。治療終了後は依頼元の医療機関に再入院して、精神科治療などを継続することが殆どです。

 結核患者が発生した場合速やかな対応が必要です。当施設ではできるだけ迅速な対応を心がけていますので、そのためにも退院可能となった患者さんをできるだけ早期に引受けてくださるようお願い致します。