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経口免疫療法

経口免疫療法とは

従来は食物経口負荷試験(以下、負荷試験)で陽性(症状が出て除去継続となること)と診断された場合、 その後は今まで通りに原因食物の除去を続けていました。ところが近年、専門の医師の管理のもとで “連日原因食物を少しずつ食べていくことで、原因食物が食べられるようになる”という報告が当科や、国内外で相次いでいます。 この治療法を経口免疫(減感作)療法といいます。負荷試験で明らかな誘発症状を認め、 当科の医師が「経口免疫療法の治療適応がある」と判断した患者さんを対象に、本治療法を実施しています。 (2013年4月現在では鶏卵、牛乳、小麦、ピーナッツアレルギーの児が対象です。)


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経口免疫療法の概要について

経口免疫療法は1)増量期、2)維持期、3)確認試験の3つの段階に分かれています。

1)増量期

医師から指示された量を自宅で毎日食べます。誘発された症状の有無や程度によって徐々に食べる量を増やしていき、目標量を目指します。食物アレルギーの重症度によって、外来で食べ始める場合と、入院して食べ始める場合があります。

2)維持期

目標量を引き続き食べ続けます。一定期間症状なく経過したら、耐性化(症状なく食べられること)の有無を確認するための負荷試験(確認試験)を行います。

3)確認試験

毎日食べることを中止し2週間の完全除去の後に、病院で負荷試験を実施し、症状の有無を確認します。確認試験で症状が無ければ、一定期間自宅で自由に摂取を続けます。日常生活で症状が出ないことが確認されたら、学校や外食などの制限を解除していきます。確認試験で症状を認めた場合は維持期を再開しますが、症状が安定していれば食べる間隔を徐々にあけていきます。

※症状が現れた時の対応

1)~2)では症状が誘発される可能性があるので常備薬(内服薬、吸入薬、エピペンなど)を事前に処方します。自宅で症状が出た時の対応も事前に医師より説明します。また、あらかじめ保護者から自宅近隣の医療機関に緊急時対応をお願いして頂きます。(当科で経口免疫療法に関する紹介状を作成して保護者にお渡しします。)


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当科での経口免疫療法を希望される初診の方へ

かかりつけの医師に当科宛の紹介状を書いて頂き、これまでの病状や血液検査結果などをご持参の上、 小児科のアレルギー初診外来を受診して下さい。(アレルギー初診外来の受診に関してはこちらをクリック) 医師が病状を伺った後、必要に応じて血液検査や食物負荷試験などの予約を行います。本治療を実施するかにつきましては、 これらの結果を総合的に判断して決定いたします。 (実際の治療開始までには、食物除去の状況や気管支喘息・アトピー性皮膚炎の病状等によって、 お時間をいただく場合がありますので、あらかじめご了承下さい。)


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