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入院食物負荷試験のご案内

食物経口負荷試験の目的

食物アレルギーがなくても血液検査が陽性になることは多く、実際食べてみないと食物アレルギーを正しく診断できません。 また、0歳から1歳頃に食物アレルギーと診断されても、多くのお子さんは成長とともに食べられるようになります。

このため、食物アレルギーの診断をつけるため、あるいは食物アレルギーが良くなったのかをみていくために食物経口負荷試験を行う必要があります。 しかし、食物経口負荷試験は重い症状が出現することもあり危険をともなうので必ず食物アレルギー診療の経験豊かな施設で行うべきです。

国立病院機構相模原病院小児科では平成7年から食物経口負荷試験に取り組み、年間2000件、累計3万件以上の食物経口負荷試験を行っております。

食物経口負荷試験には、外来(日帰り)で行うものと、入院(日帰りまたは1泊2日)で行うものがあります。土日祝日は行っておりません。 血液検査、皮膚テスト、病歴により当科での基準に従って判断させていただききます。 外来食物経口負荷試験については小児科ホームページをご参照下さい。


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入院食物経口負荷試験の流れ(午前入院と午後入院があります)

外来を受診された際に、年齢、過去に食べたときの症状、血液検査結果などを参考にして医師と相談の上、 負荷試験をする食物を決め、入院の予約を行います。入院食物経口負荷試験は電話での予約や変更はできません。 下記のように鶏卵、牛乳、小麦、大豆、魚、ゴマ、ピーナッツ、ソバなどの負荷食物を栄養科で調理しています。 入院は主に日帰りまたは1泊2日で行い、1日当たり1品目を行います。強い症状が出た場合は、日帰りの予定でも、担当医師の判断で宿泊となる場合があります。

負荷食物1 負荷食物2 負荷食物3 負荷食物4

例:午前入院のスケジュール
9時00分 小児科外来に来ていただきます。体調が悪い場合、食物経口負荷試験が受けられない場合があります。
10時00分~ 小児科病棟の食物経口負荷試験患者用の部屋で1~4人で負荷試験を行います。 試験は、負荷試験食を数回に分けて、1時間かけて既定量を食べてもらいます。 経過中は、医師がベッドサイドに付き添い、症状の変化を注意深く観察しながら経過をみます。症状が出た際には治療いたします。
12時00分 除去食に対応した昼食が提供されます。
12時00分~13時00分 症状がゆっくり出現することもあるので、12時~13時までは病院内で経過をみます。その後は宿泊の場合は自由時間、日帰りの場合は13時頃の退院となります。
翌日9時00分 宿泊の場合、9時頃に診察し10時頃に退院になります。
※金曜日に入院され、土曜日に退院される方は、一時預り金での入院費精算となります。土曜日退院の方には 金曜日に事前のお会計手続きをお願いしておりますので、お手続きをお願い致します。詳細はこちら

例:午後入院のスケジュール
(注意:食べ物の種類や、お子さまの重症度に応じて、午後の負荷試験は予約できない場合があります)
13時00分 小児科外来に来ていただきます。体調が悪い場合、食物経口負荷試験が受けられない場合があります。
14時00分~ 小児科病棟の食物経口負荷試験患者用の部屋で1~4人で負荷試験を行います。 試験は、負荷試験食を1回ですべて食べます。 経過中は、医師がベッドサイドに付き添い、症状の変化を注意深く観察しながら経過をみます。症状が出た際には治療いたします。
16時00分 16時までは病院内で経過をみます。その後は退院手続きとなります。
症状が強く出た場合は、日帰りの場合でも宿泊になる可能性があります。

※金曜日に入院され、土曜日に退院される方は、一時預り金での入院費精算となります。土曜日退院の方には金曜日に事前のお会計手続きをお願いしておりますので、お手続きをお願い致します。詳細はこちら

費用について:3割負担の場合、日帰りで2万円前後、1泊2日で4万円前後、2泊3日で5万円前後、3泊4日で6万円前後です。 保険診療内でまかなわれますが、入院中の食事代、個室の差額ベッド代は別途必要になります。 乳幼児医療受給者証をお持ちの方は入院で日帰りの場合は食事代460円、1泊2日の場合は食事代1380円です。

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負荷試験予約後の準備に関するご案内

抗ロイコトリエン薬(オノン、シングレア、キプレス)、抗ヒスタミン薬(アレジオン、ジルテック、クラリチン、アレロック、ザジテンなど)、 入院3日前の朝(4日が負荷試験とすると1日朝)から中止して下さい。 吸入の薬(パルミコート、キュバール、フルタイドなど)や塗り薬は通常通り行って下さい。 点鼻薬(フルナーゼ、ナゾネックス)や去痰薬(ムコダイン、ムコソルバン)は通常通り使用して下さい。 不明な場合は小児科外来までお問い合わせ下さい。

入院キャンセルと予約変更に関して

1.入院当日の体調不良(発熱、下痢嘔吐、強い咳き込み、湿疹や喘息の悪化など)の場合は負荷試験を行えませんので、小児科外来へ連絡を下さい。

2.体調不良以外の理由で入院をキャンセルする場合、3日前までに小児科外来に連絡を下さい。

3.キャンセルした場合は、改めて外来を受診し(保護者だけで構いません)、負荷試験の予約を取り直して下さい。お住まいの遠近関わらず予約日程の変更は電話では出来ません。

4.入院3週間以内に伝染性疾患(はしか、みずぼうそう、おたふくなど)に接触した場合は、入院出来ない場合があります。接触した時点で小児科外来へ問い合わせ下さい。

入院当日

1.入院当日持ってきていただくもの

症状が出たときの薬(アレジオン、クラリチン、ジルテック、アレロック、ザジテン、リンデロンなど)

一泊できる着替え(日帰り予定でも)

患児がお気に入りの玩具や書籍

2.入院当日、3歳以下のお子さまは朝食の量を半分以下に減らして食べて来て下さい。

3.小児科外来で入院前診察があります。9時に小児科外来へお越し下さい。


万が一、遅刻しそうな場合には早めに小児科外来へ連絡を下さい。
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国立病院機構相模原病院小児科 受診方法のご案内

食物経口負荷試験を希望される方や当院への受診を希望される方はかかりつけの先生からの紹介状をご持参の上、 小児科外来を受診し外来医師の診察を受けて下さい。 紹介状が無くても受診は可能ですが、 特定療養費(5,000円+消費税)が初診時に必要になります。なお、ご不明な点は15時00分~17時00分の時間帯に下記までお問い合わせ下さい。

独立行政法人 国立病院機構 相模原病院
小児科 TEL:042-742-8311(代表)
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