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外来治療センター


外来治療センターとは

患者さまの生活の質を守るという観点から、外来での化学療法や、リウマチ疾患の生物製剤の点滴投与をおこなっています。
2011年2月には、12床のリクライニングチェアと2床のベッド、合計14床の外来治療センターが新しく完成しました。スタッフ構成は、看護師が合計4名(うち1名はがん化学療法認定看護師)、抗がん剤を専門に調製する薬剤師が2名、事務員(メディカルクラーク)が2名で対応しております。
入院せずに、抗がん剤を投与することは、はじめは不安が大きいと思います。安心して治療を受けられるように、医師、看護師、薬剤師、栄養士、緩和ケアチーム、ソーシャルワーカーなどさまざまな職種が協力して患者さまの治療にあたっています。

 センター設備
リクライニングチェアには専用TVがつき、ご希望されればDVD視聴もできます。自宅より書籍をお持ちいただいて読んでいただくことも可能です。
治療中は安全管理のため、カーテンを閉めきらずに輸液管理や観察をおこなっておりますが、患者さまのプライバシーを保つため、斜めにチェアを配置し、向かい側の方と目線があわないよう工夫しております。

 待合室
 専用の待合室を準備しております。患者さまはもちろん、ご家族の方も治療が終了するまでお待ちいただくことができます。
 TVを設置しておりますので、ご自由にご覧下さい。また、治療室内にございます各種パンフレットはご自由にお持ち帰り下さい。

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治療のながれ

病院へ到着しましたら、受診票をうけとって下さい。
外来治療センターの受付へ受診票をお出し下さい。
治療の流れ1


受付スタッフより体温計を受け取っていただいて、体温の測定をおこない、
待合室にある自動血圧計で血圧をお計り下さい。
治療の流れ2


午前中の治療の方は、外来治療センターにて検査技師が採血をおこないます。
治療の流れ3


採血の結果がわかるまでの間に、看護師より治療の副作用症状、
本日の体調についての変化のチェックをさせていただき、
スムーズに治療が行えるようお手伝いをさせていただきます。
治療の流れ4


通院している診療科で担当医師の診察を受け、当日、治療ができるか確認をします。
治療の流れ5


治療可能であれば、外来治療センターへ戻っていただき、点滴治療をおこないます。
点滴治療中は、リラックスしてお過ごし下さい。
治療の流れ6


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患者さまを支えるチームサポート

初めての治療には不安がつきまといます・・・
下矢印(↓)
不安や問題に対し、一緒に考えていきます

臨床心理士より

 心理士は、患者さまやご家族が抱える‘気持ちのつらさ’や‘困りごと’について、お話しを伺いながら、つらさを和らげたり、一緒に問題を考えたりします。
「つらいけど、何を話せばいいかわからない・うまく話せない」という方も、ゆっくりお話しを伺いますのでご安心下さい。また、「困っているけど、誰に相談すればいいかわからない」「病気とは関係ないかもしれない」という方も、お気持ちが楽になるようお手伝いしますのでどうぞご相談下さい。


栄養士より

 毎日のお食事が、美味しく召し上がられていらっしゃいますか?
食欲不振や味覚異常、体重減少、口内炎、嚥下障害など、食事に関して お悩みの方は、外来治療センター職員に「栄養相談」をお申し出下さい。
 当院の管理栄養士が、皆さまの食欲や健康状態・嗜好・生活環境などを配慮し、無理なくより良い食生活をおくれますよう支援させて戴きます。
点滴治療中の「栄養相談」も可能ですので、お気軽にお声がけ下さい。


緩和ケアチームより

 療養中は痛みや吐き気、だるさなどのからだの不調、不安な気持ちが沈むなどのこころの不調を経験される方が多くいらっしゃいます。
 このようなからだやこころのつらい症状を和らげるため、身体症状担当医師(麻酔科)、精神症状担当医師(精神科)、リハビリテーション科医師、緩和ケア認定看護師、がん性疼痛看護認定看護師、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、臨床心理士が主治医と連携し、チームでサポートいたします。


ソーシャルワーカーより

 治療費や生活費の心配がある時、自宅での生活に不安を感じる時などご相談下さい。お話しを聞きお一人お一人にあったサービスの紹介、制度の利用手続きを案内いたします。治療や病状に関わる場合は医師、看護師等多職種で連携をとっていきます。ご相談は予約制になっていますので、ご希望の際は医師、看護師もしくは6番窓口で予約希望とお申し出下さい。

看護師より

 はじめて外来で治療を開始するときは、不安もいっぱいだと思いますが、看護師の問診の際に、何でもご相談下さい。お仕事や趣味、ご家庭での役割など、今まで大切にしてきたことが続けられるように、私たちも精一杯サポートしていきます。特に、抗がん剤治療においては副作用を経験される方も多いと思います。ご自宅で副作用がでた場合、どのように判断し、対応していけばよいのか、問診の際や抗がん剤治療の際にお伝えしていきます。

薬剤師より

1.抗がん剤について
 抗がん剤はがん細胞を攻撃し、増殖を抑えたり死滅させる働きがありますがその反面、「一般の薬剤よりも副作用が起こりやすい」という欠点があります。
 できる限り副作用を起こさないようにするため、他の抗がん剤と組み合わせたり、投与する量や次の治療までの間隔を工夫しています。
 必ず起きてしまう副作用には副作用を抑えるための薬剤も投与されます。

2.抗がん剤調製について
 抗がん剤は、がんではない人にとっては害になるため抗がん剤の調製者が直接触ったり吸入したりしないような対策が取られています。

注射用抗がん剤の調製台(安全キャビネット)全景
写真1注射用抗がん剤の調製台(安全キャビネット)全景
写真2のような極めて清浄なガウンや手袋、マスク、帽子を身に着け極めて清浄な環境を作る作業台(安全キャビネット)で抗がん剤の調製は行われています。

安全キャビネットでの作業風景
写真2(安全キャビネットでの作業風景)

医師より

 これまでの外来での化学療法(抗がん剤治療)は、副作用の説明、事前のケアを含め、それほど良いサービスを提供できてはいないのではないかと感じていました。私たちはがん治療を理解し、安全に提供できる場を作りたいのです。新たに立ち上げたこの外来治療センターでは、患者さまの訴えを注意深く聞いて集約し、それをスタッフ全員が共有することで行うトータルケアを実現できる環境作りを行っています。そのために、多くのスタッフが関わっています。栄養サポートチームや緩和ケアチーム、そして在宅支援を中心に、今後は地域医療機関と連携し、在宅医療へも積極的に関わっていきたい考えです。安心して治療以外の事でもどうぞスタッフに声をかけてみて下さい。

●毎日のスタッフ間のカンファレンスの他に、毎週1回、さまざまな職種のスタッフが集まるカンファレンスが定期的に行われ、患者さまへよりよいケアが提供できるよう、日々、努力しております。
もしも、何かお気づきの点がありましたら、外来治療センター看護師へお伝え下さい。

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がん化学療法レジメンについて

非小細胞肺がん 小細胞肺がん 乳がん 食道がん
胃がん 胆道がん 膵がん 腎細胞がん
尿路上皮がん 前立腺がん 精巣腫瘍 婦人科がん
大腸がん 肛門がん 悪性神経膠腫 頭頸部がん
臓器横断的固形がん 肝細胞がん 悪性リンパ腫

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がん薬物療法連携レポート(トレーシングレポート)

がん薬物療法を受けている患者さんの薬物治療の有効性と安全性の向上の観点から、保険薬局と連携し、がん薬物療法連携レポート(トレーシングレポート)を運用しています。 患者さんより聴取した服薬状況や副作用の発現状況、処方に関する提案など、主治医への情報提供が必要と判断された場合は、がん薬物療法連携レポートによる報告をお願いいたします。
 ・がん薬物療法連携レポート【自由記載】
 ・がん薬物療法連携レポート【CTCAE評価】
※緊急性の高い内容の確認につきましては、従来通り疑義照会によるお問い合わせをお願いいたします。 

相模原病院がん連携充実研修会(特定薬剤管理指導加算2/連携充実加算 対象研修会)


問い合わせ先

がん化学療法担当薬剤師
042-742-8311

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