センター長挨拶

センター長挨拶

臨床研究センター長  平成26年4月1日から国立病院機構相模原病院臨床研究センター センター長を拝命いたしました谷口正実です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 当臨床研究センターは、平成12年の発足以来、多くの方々のご支援により、我が国のリウマチ・アレルギー疾患診療、臨床研究の拠点施設としての役割を担ってまいりました。これまでの関係の方々、国民の皆様、関係諸団体のご支援・ご指導に深く感謝いたしております。当研究センターの設立経緯、その役割と今後の展望にむけて、新任のご挨拶を申し上げます。

当臨床研究センターの経緯

・昭和48年 国の難病対策の一環として、既存の当院アレルギーセンターを母体にリウマチ・アレルギー基幹施設に指定される。
・昭和50年 国立病院において初めて、当院に臨床研究部が設置される。
・平成11年 免疫異常(リウマチ・アレルギー)の中心施設として高度専門医療施設(準ナショナルセンター)に当院が指定される。
・平成12年 我が国初の臨床研究センター(5部門とその部長、15研究室とその室長)が当院に設置され、免疫異常(リウマチ・アレルギー)の政策拠点病院としての役割が託される。
・平成17年 厚生科学審議会疾病対策部会から出されたリウマチ・アレルギー対策委員会報告書において、当院が我が国のリウマチ・アレルギー医療の中心的役割を果たすことが明記される(平成23年の改訂版でも同様の記載)。
・平成18年 神奈川県におけるアレルギー疾患診療の中心である集学的医療施設として当院が指定される。

 以上のように当臨床研究センターは、日本における“リウマチ・アレルギー”政策医療[診療・臨床研究・情報発信・教育研修]を推進する中核施設の役割を負託されてまいりました。その活動は、昭和50年の初代臨床研究部長の塩田浩政部長に始まり、信太隆夫部長、秋山一男部長、越智 隆弘センター長、秋山一男センター長(現院長)を筆頭とする著名な臨床研究指導者により先導され、たくさんの優秀なスタッフと温かい皆様のご支援のお蔭で、リウマチ・アレルギーなどに関する国内外に誇れる業績を、現在まで数多く挙げてまいりました。

当臨床研究センターの役割・活動

【基本方針】:我が国における免疫異常(リウマチ・アレルギー疾患)の基幹施設として、政策医療の4つの柱である診療・臨床研究・情報発信・教育研修の中心的役割を担っています。また国立病院機構相模原病院の病院部門と当センターの有機的なつながりをもった相互発展を目指しています。

●診療:すでに国内有数のリウマチ・アレルギー疾患患者数を診療しており、特に難治例や希少疾患患者数は世界でも有数です。診断困難な例や難治例の診療を積極的に行っており、また全国から積極的に受け入れています。また専門医からのコンサルトもセカンドオピニオンなどを通して数多く行っています。

●臨床研究:その内容は、リウマチ・アレルギー疾患などを対象としており、患者さんと臨床へ還元される研究内容を意識しています。その実績は、国内の専門医だけでなく、海外にも広く知られています。毎年国内外一流誌にも数多く発表しており、当センター1年あたりのインパクトファクター(研究論文が引用される指標)は約200であり、また専門誌の総説執筆数なども国内トップレベルです。詳細は当センター業績をご覧ください。

●情報発信:すでに多くの国内外雑誌に情報発信を行っておりますが、当スタッフによる年間50以上の医師向け講演会をはじめ、地域向け講演会、患者向け講演会にも力を入れています。また院内HPはもちろん、リウマチ・アレルギ情報センター、環境再生保全機構のHP情報などにも関与しています。今後はさらに情報発信に努める予定です。

●教育研修:当センター主体のものとして毎年8月の3日間、集中講義形式で定期開催しています全国のアレルギー専門医向けの相模原臨床アレルギーセミナー(日本アレルギー学会との共催で、会場はパシフィコ)があり、事前受付開始後1ヶ月以内で250名の定員に達するなど、大変高い評価をいただいております。NHOスタッフ向けの毎年の免疫異常講習会なども好評をいただいております。また個別研修として、専門医を目指す医師教育を積極的に行っており、毎年数名ずつの若手医師を全国の大学や病院から半年から数年単位で受け入れています。今後さらに教育研修には力を注ぐ予定です。

当臨床研究センターの今後の展望

 国立病院機構相模原病院臨床研究センターは、国立病院機構施設において最初に設置された臨床研究部であり、最初の臨床研究センターであります。これまで先人の方々の努力や各方面のご支援により果たしてきた実績・伝統を自覚しつつ、また我が国のリウマチ・アレルギー学界において果たしてきた重要な役割、さらには国民から期待・負託されている役割を肝に銘じて、活動していく所存です。また今までの伝統や実績を絶やさないだけでなく、病院部門との強固な連携をはかりながら、さらに患者さんへの貢献度の高い成果、原因や機序の解明をもたらす臨床研究を目指し、医療関係者や国民の皆様に役立つ情報公開や教育研修もさらに積極的に行いたいと考えております。

 これまで当臨床研究センターにご支援ご鞭撻を賜りました関係の方々、患者様、ならびに病院各部門の方々に深く感謝の意を表しますとともに、今後とも益々のご支援・ご指導をよろしくお願い申し上げます。

平成26年5月
臨床研究センター長
谷口 正実

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