整形外科このページを印刷する - 整形外科

お知らせ

  • 整形外科では、日本脊椎インストゥルメンテーション学会と連携した脊椎インストゥルメンテーション手術登録システムへの手術症例登録を2018年6月より開始しています。
    患者様向けの説明文書はこちら[PDF]

  • 2017年からデュピュイトラン拘縮に対して酵素注射療法(コラゲナーゼ注射療法)を行っています。

診療案内

大阪南医療センター整形外科は院長以下13名のスタッフとレジデントで構成され、大阪府南部・和歌山県北東部・奈良県中西部の基幹病院として整形外科疾患全般と骨折など外傷の診療をしています。
脊椎外科、関節外科、上肢の外科、リウマチ・関節炎・骨粗鬆症の4つの専門クリニックがあり、エビデンスにもとづいた高度医療を目指しています。関節リウマチに対しては、内科医による診断・薬物治療と整形外科医による外科的治療を統合して行えるようにリウマチ科が設置されています。また、骨折など外傷患者も積極的に受け入れ、早期の機能回復に努めています。

診療内容

疾患と手術

脊椎外科 腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、頚椎症、後縦靭帯骨化症、脊椎圧迫骨折、成人脊柱変形、関節リウマチ
後方進入椎体間固定術(PLIF)、髄核摘出術、開窓術、椎弓形成術、経皮的後弯矯正術(BKP)、低侵襲脊椎前方固定術(XLIF)
関節外科 変形性関節症、大腿骨頭壊死症、大腿骨頚部骨折、関節リウマチ
人工股関節置換術・再置換術、人工膝関節置換術・再置換術、人工骨頭挿入術
上肢の外科 上肢全体の外傷、関節リウマチ、変形性関節症
上肢全ての部位(肩、肘、手、指)の人工関節置換術、関節形成術、デュピュイトラン拘縮に対する酵素注射療法(コラゲナーゼ注射療法)
リウマチの下肢関節外科 関節リウマチ、乾癬性関節炎
人工膝関節置換術、強度変形膝関節に対する人工膝関節、人工膝関節際再置換術、人工足関節置換術、リウマチ中後部変形にた対する変形矯正手術、リウマチ前足部変形に対する関節温存変形強制手術、滑膜切除術
外傷 各種骨折
観血的整復固定術
骨代謝関連疾患 骨軟化症、骨パジェット病、関節過可動型エーラスダンロス症候群(5型)、成人の骨形成不全症等
手術は骨折・関節破壊に対して適宜適応

主な手術件数

  2017年 2016年 2015年 2014年 2013年
 
 脊椎外科手術(リウマチを含む)  
  頚椎 40件 30件 35件 29件 37件
  胸椎 14件 6件 10件 9件 5件
  腰椎 135件 126件 130件 123件 160件
合計 189件 162件 175件 161件 202件
 
 関節外科手術(リウマチを含む)  
  人工股関節置換術・再置換術 123件 118件 145件 113件 119件
  人工膝関節置換術・再置換術 121件 98件 92件 97件 74件
  下肢骨折手術 126件 94件 95件 88件 53件
合計 370件 310件 332件 298件 246件
 
 上肢の外科手術(リウマチを含む)  
  人工肘関節置換術・再置換術 10件 15件 7件 12件 15件
  人工指関節置換術・再置換術 20件 26件 41件 44件 19件
  手関節形成術 6件 11件 16件 21件 16件
  指関節形成術 15件 11件 13件 20件 20件
  上肢骨折手術 56件 46件 43件 40件 41件
合計 107件 95件 120件 137件 111件
 
 リウマチの下肢関節外科手術
 (変形性関節症を含まない)
 
  足関節(人工関節置換術、関
  節固定術)
11件 27件 16件 15件 9件
  前足部(人工関節置換術、関
  節形成術、関節固定術)
45件 61件 52件 38件 30件
  滑膜切除(手関節、指関節、
  膝関節)
1件 2件 1件 4件 11件
合計 57件 90件 69件 57件 50件

外来

初めて当科を受診される患者さんでも、かかりつけ医(医療機関)の先生から外来予約が可能です。診療情報提供書を書いていただくとともに、疾患・症状に合った専門領域の外来を予約していただければ、待ち時間の短縮につながります。

特色

脊椎疾患 当センターでは腰椎変性疾患(腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性・分離すべり症、椎間板ヘルニアなど)、脊柱変形、圧迫性脊髄症(頚椎症、後縦靭帯骨化症など)、骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折、関節リウマチ脊椎病変を中心にその手術治療を行っております。手術治療における工夫として、特に内固定材料(インプラント)を使用する症例では、全例において術前コンピューターシミュレーションによる正確なインプラント設置を計画し、手術侵襲の低減・手術時間の短縮を達成しています。近年では更なる脊椎手術低侵襲化への取り組みとして、平成23年より骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折に対する低侵襲治療(経皮的後弯矯正術:BKP)を開始し、平成25年からは腰椎変性疾患の中でも従来法では大きな侵襲(多量出血・長時間手術)が予測される症例に対して、低侵襲脊椎前方固定術(XLIF)を開始しています。
また、大阪大学脊椎外科グループ関連施設の1つとして大学病院と連携し、様々な臨床研究に対して積極的に取り組んでいます。
股関節疾患 変形性股関節症、関節リウマチ、大腿骨頭壊死症に対する人工股関節置換術や人工関節のゆるみに対する再置換術が中心です。可能な限り自己血輸血を行い、人工股関節置換術はすべて無菌手術室(バイオクリーンルーム)を使用しています。また、最少侵襲手術への取り組みとして股関節周囲の軟部組織を極力温存して手術を行う術式(SuperPATH)を2015年より導入し術後疼痛の軽減、早期回復による早期社会復帰、可能であればスポーツ復帰を目指しています。
術前コンピューターシミュレーションによる人工関節の設置位置の検討、さらに3次元動作解析装置を用いた術後人工関節の動きの解析、低摩耗人工関節の実現のためコンピューター解析による人工関節の摩耗計測など、最新の臨床研究にも積極的に取り組んでいます。
>> 人工股関節全置換術とは?
膝関節疾患 主に末期の変形性膝関節症や関節リウマチに対する人工膝関節置換術および人工関節のゆるみに対する再置換術が中心です。両膝疾患の患者様には、両側同時手術も積極的に行っています。人工股関節置換術と同様にすべて無菌手術室(バイオクリーンルーム)で手術を行い、可能な限り最少侵襲手術にて早期離床、早期退院・社会復帰を目指しています。治療成績は安定しており、ほとんどの症例で疼痛や歩行能力は改善しています。
関節リウマチ 当院では診療科としてリウマチ科が独立しており、整形外科医、内科医が協力してリウマチ患者の全人的な治療を目指しています。当院での関節リウマチ患者の外科的治療の最大の強みは、頸椎、肩関節、肘関節、手関節、手指、腰椎、股関節、膝関節、足関節、足(踵から足趾まで)の変形のいずれに伴う機能障害に対しても高い技術力で手術ができる各専門整形外科メンバーがそろっていることです。また、リウマチ患者のすべての身体機能障害に対する手術に関する豊富な情報提供を経験豊かな関節リウマチ専門の整形外科医がおこないます。二つ目の強みとして、大阪大学整形外科リウマチグループの拠点関連施設として大阪大学と深く連携し、特に関節リウマチに対する人工足関節置換術、リウマチ前足部の関節温存での変形矯正術は、その方法論と成績は英文論文として世界に情報発信し、評価されています(文献1-6[PDF])。またリウマチの人工肘関節置換術と人工足関節置換術は日本全国から手術見学を受け入れて教育にも取り組んでいます。三つ目の強みとして、大阪大学呼吸器免疫内科学講座の拠点関連施設として10名以上いるリウマチ内科医との密な連携、さらに多職種メディカルスタッフとの連携を構築してリウマチチーム医療を推進しています。
骨折 入院治療や手術が必要な骨折に対しては、近隣の医院や救急から要請があれば、ほぼ受け入れ可能な状態を維持しています。近年、骨粗鬆症にともなう高齢者の骨折が多く、大腿骨頸部骨折、上腕骨近位(肩)や前腕骨遠位(手首)の骨折、脊椎圧迫骨折などです。その他、小児の肘関節周辺の骨折やスポーツによる骨折も多く、月から金まで全日手術可能なことから、手術までの待機期間の短縮にも心がけています。

治療・症例数

脊椎手術 年間の手術件数は、頚部脊髄症に対する椎弓形成術などの頚椎手術を約40例、腰椎変性疾患に対する後方除圧術、髄核摘出術、後方進入椎体間固定術などの腰椎手術を約140例行っています。
股関節手術 変形性股関節症、関節リウマチ、大腿骨頭壊死症、に対する人工股関節置換術や、人工関節に対する再置換術などを行っています。(約120例)
膝関節手術 末期の変形性膝関節症や関節リウマチに対する人工膝関節置換術などを行っています。(約120例)
上肢の外科手術 上肢全体の骨折、神経・血管・腱損傷などの外傷に対し、機能再建のための治療を行っています。また、関節リウマチや変形性関節症に対しては、肩、肘、手関節、指の全ての関節の人工関節置換術を行っています。
骨折手術 上肢・下肢の外傷による骨折全般に対し手術治療を行っています。高齢者に対しても、全身状態を評価のうえ可及的早期に手術治療を行っています。(約180例)

臨床研修

初期臨床研修

当センターの初期臨床研修は内科フルコースと志望科コースがあります。
内科フルコースを選択された方は、選択科目期間中に整形外科の研修ができます。高齢化社会を迎え運動器の重要性が認識されており、高齢者の骨折症例を経験することは、今後の診療に必ず役に立つはずです。
志望科コースとして選択された方は、指導医のもとできるだけ多数の手術に関与して頂きます。当科はスタッフ数が多く手術症例も豊富ですので、濃密な整形外科の初期トレーニングができます。


後期臨床研修

2018年度から整形外科では日本専門医機構専攻医登録システムが開始され、専門研修プログラムが公示されています。当科は、大阪大学整形外科専門研修プログラム、大阪がんセンター整形外科専門研修プログラムに属しその連携施設であり、連携施設の中での大型総合病院として位置づけられています。脊椎、上肢・手、下肢、外傷、リウマチが研修可能領域です。
大阪大学整形外科専門研修プログラムはこちら
大阪がんセンター整形外科専門研修プログラムはこちら

スタッフ紹介

脊椎外科グループ

<対象疾患と診療の紹介>
頚椎・腰椎の変性疾患に対してブロックなどの保存治療や手術治療、脊椎腫瘍や外傷に対する治療
小田 剛紀 骨・運動器疾患センター部長・医療情報管理室長(併)
卒業大学 大阪大学 医学部卒
学位取得 医学博士(大阪大学) 平成10年12月4日
認定医 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本リハビリテーション医学会
専門医 日本整形外科学会、日本リウマチ学会
指導医 日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科指導医
その他 NPO法人大阪脊椎脊髄グループ理事長
The Best Doctors in Japan™ 2014-2015, 2016-2017, 2018-2019
専攻分野 脊椎外科全般

藤原 啓恭 整形外科医師
卒業大学 福井大学医学部卒
認定医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
専門医 日本整形外科学会
指導医 日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
専攻分野 脊椎・脊髄外科(腰椎変性疾患、頚部脊髄症、後縦靭帯骨化症など)、脊椎圧迫骨折低侵襲手術(経皮的後弯矯正術:BKP)、低侵襲脊椎前方固定術(XLIF)

森口 悠 整形外科医師
卒業大学 大阪大学医学部卒
大阪大学大学院卒
専攻分野 脊椎外科

海渡 貴司 招聘医師
卒業大学 大阪大学医学部卒
大阪大学大学院卒
学位取得 医学博士(大阪大学)平成18年3月24日
認定医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
専門医 日本整形外科学会
指導医 日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
専攻分野 脊椎外科(腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、すべり症、頚髄症など)、脊椎圧迫骨折低侵襲手術(経皮的後弯矯正術:BKP)、低侵襲脊椎前方固定術(XLIF)

関節外科グループ

<対象疾患と診療の紹介>
変形性股関節症・変形膝関節症・関節リウマチ・大腿骨頭壊死・大腿骨頚部骨折などの手術治療
齊藤 正伸 院長
卒業大学 奈良県立医科大学医学部卒
学位取得 医学博士(大阪大学) 平成4年5月12日
専門医 日本整形外科学会
専攻分野 股関節・人工関節
萩尾 佳介 リハビリテーション科医長・患者支援センター長(併)・タスクシフティング推進室長(併)
卒業大学 大阪大学医学部卒
大阪大学大学院卒
学位取得 医学博士(大阪大学) 平成15年3月25日
専門医 日本整形外科学会
専攻分野 股関節・膝関節・人工関節

秋山 慶輔 整形外科医師
卒業大学 大阪大学医学部卒
大阪大学大学院卒
学位取得 医学博士(大阪大学) 平成24年3月22日
専門医 日本整形外科学会
専攻分野 股関節・膝関節・人工関節


上肢の外科グループ

<対象疾患と診療の紹介>
上肢全体の外傷疾患、変性疾患や関節リウマチの上肢再建に対する手術
秋田 鐘弼 整形外科医長
卒業大学 富山医科薬科大学医学部卒
学位取得 医学博士(大阪大学) 平成18年1月19日
認定医 日本リハビリテーション医学会、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定スポーツ医
専門医 日本整形外科学会、日本リウマチ学会(評議員)、日本手の外科学会(代議員)
専攻分野 手・肘の外科、リウマチ、マイクロサージャリー

谷内 孝次 整形外科医師
卒業大学 大阪大学医学部卒
学位取得 医学博士(大阪大学)
専門医 日本整形外科学会
専攻分野 手の外科、外傷外科

リウマチ外科グループ

<対象疾患と診療の紹介>
関節リウマチの四肢機能の機能再建手術
橋本 淳 統括診療部長、褥瘡対策室長(併)
卒業大学 大阪大学医学部卒
大阪大学大学院卒
学位取得 医学博士(大阪大学) 平成3年3月26日
認定医 日本整形外科学会認定リウマチ医、日本リウマチ財団リウマチ登録医、日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医、日本骨粗鬆症学会認定医、日本臨床栄養学会認定臨床栄養医、からだ・運動器の痛み専門医療者、緩和ケア研修終了医
専門医 日本整形外科学会、日本リウマチ学会
指導医 日本リウマチ学会リウマチ指導医
学会 日本整形外科学会代議員、日本足の外科学会評議員、日本リウマチの外科学会評議員、日本リウマチ学会評議員、日本骨粗鬆症学会評議員、日本骨代謝学会評議員、日本臨床栄養学会評議員、中部日本整形外科災害外科学会評議員
専攻分野 関節リウマチ、リウマチ関節外科(足関節、足趾、その他全関節)、代謝性骨疾患(骨粗鬆症、骨軟化症、骨パジェット病など)

上肢担当

秋田 鐘弼 整形外科医長
卒業大学 富山医科薬科大学医学部卒
学位取得 医学博士(大阪大学) 平成18年1月19日
認定医 日本リハビリテーション医学会、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定スポーツ医
専門医 日本整形外科学会、日本リウマチ学会(評議員)、日本手の外科学会(代議員)
専攻分野 手・肘の外科、リウマチ、マイクロサージャリー

下肢担当

辻 成佳 免疫異常疾患研究室長、リウマチ・膠原病・アレルギー科医長(併)
卒業大学 関西医科大学医学部卒
学位取得 医学博士(大阪大学) 平成23年4月27日
認定医 日本整形外科学会認定スポーツ医、ICD制度協議会認定 infection control doctor(ICD)、日本化学療法学会抗菌化学療法認定医、大阪乾癬患者友の会(梯の会)相談医、日本骨粗鬆症学会認定医 、日本臨床栄養学会認定臨床栄養医、からだ・運動器の痛み専門医療者、緩和ケア研修終了医
専門医 日本整形外科学会、日本リウマチ学会
指導医 日本リウマチ学会(評議員)、日本化学療法学会抗菌化学療法指導医
資格 日本リウマチ学会登録ソノグラファー
専攻分野 関節リウマチ、脊椎関節炎(乾癬性関節炎など)、リウマチ関節外科(下肢)、人工関節(主に膝)
野口 貴明 整形外科医師
卒業大学 三重大学 医学部卒
学位取得 医学博士(大阪大学)
認定医 日本骨粗鬆症学会認定医
専門医 日本整形外科学会
専攻分野 リウマチ、骨代謝

一般整形外科

中川 真一 整形外科医師
卒業大学 兵庫医科大学 医学部卒
専攻分野 一般整形外科

大谷 俊哉 整形外科医師
卒業大学 大阪市立大学 医学部卒
専攻分野 一般整形外科