Voice 指導医の声このページを印刷する - Voice 指導医の声

【臨床研究部長】 佐伯 行彦

当院の臨床研修責任者をしている、臨床研究部長の佐伯です。
振り返って自分自身の研修医時代のことを考えると、卒後直後の研修では基本的な診療知識・手技の取得はもちろん大切と思いますが、いろいろな疾患を経験することにより、将来、ライフワークとなる分野を見つけること(あるいは出会い)がもっとも重要ではないでしょうか?目先の小技の取得のみでは、50年間近くの医師としての活動のモチベーションを維持するのはむずかしいと思います。何事も「継続は力なり!」です。
当院の初期臨床研修プログラムでは、とくに内科系の全診療科をローテイトし、すべての分野(疾患)を経験する機会をもつように配慮しています。

【院長(整形外科)】 齊籐 正伸

1)進路に関して多くを悩むなかれ!
学生時代あるいは初期臨床研修中に、特定のジャンル・疾患・診療科に深い興味を抱き、すでに進路を決定している方もいらっしゃると思います。しかし、多くの方は初期研修中に複数の診療科をローテートし、それぞれのジャンルに少しばかりの興味を抱いて後期研修での選択を迷っているのが現状ではないかと思います。特に、将来専攻するジャンルを今決めてしまうと思うと、より迷いは深くなるかもしれません。でも、思い切ってイメージだけで決定しても大丈夫だと感じます。どのジャンルでも深く学べば興味深いし、担当した患者さんが元気に退院されれば嬉しいものです。将来よほどのことがない限り、弁護士や会計士になるわけではありません。いくら迷っても医者にしかなれないわけですから・・・。
2)整形外科医になろう!
整形外科入門は骨折・外傷です。後期研修が始まれば、まず、手術の助手、そして基本的な骨折手術の執刀をします。Skillfulな整形外科医とは、脚を力いっぱい引っ張れる力持ちや、手先の器用な人ではありません。重要なのは基礎知識の上に患者さんの背景を考えた手術計画、知識、基本的な手技の積み重ねです。車椅子でやってきた患者さんを、あなたの知識と技術を結集させて、歩いて退院していただけるよう頑張りましょう。
3)整形外科を開拓しよう!
“年をとれば腰が曲がる、骨折すればギプス固定をする”これらは医療従事者だけでなく一般の方にとっても常識かもしれません。しかし、どちらも苦痛を伴うことは言うまでもありません。年をとってもまっすぐな脊柱、骨折をしてもギプスをまかないで治す方法、これから整形外科を目指す医師にとって将来のテーマは数多く、君たちのアイデアで解決できる日が来ることを期待しています。

【がん診療連携総括部長】 堀内 哲也

臨床研修医の皆さんへ~
私は2年間の大学での研修医を終え、当院の初めての外科レジデントとして昭和60年に当院に赴任しました。臨床研修制度はかなり変わりましたが、病院の風潮は簡単には変わらないようです。当院でレジデント・研修医を終えられた先生方の当院へ再就職される割合が高い点が当院の働きやすさ・良さを物語っていると思います。まず当院での初期臨床研修をお勧めします。
さて前任地で教育研修部長をしていた関係で、初期臨床研修医に関する色々なことをセミナーで教えられました。必修科目も減少などで初期研修が慌ただしくなっているようにも思えます。ストレスが多い中、必修科目よりはずれましたが“外科”をローテートするのもいいかもしれません。外科医が減少し、がん治療の中心は未だ外科である以上、先生方を暖かく指導している科の一つです。特に当科を開設された先生は元海軍のご出身でしたので海軍大将山本五十六の“やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ”の考えが深く浸透しております。とにかく一度、回っていただきたいと思います。

【腎臓内科医長】 安東 豊

腎機能低下をきたしている人の総人口に占める割合は思いのほか多く、さらに、腎機能低下が循環器疾患の重要な危険因子であることも周知のことであり、腎臓内科専門医の育成は重要な医学的事項と思われます。当科におけるレジデント過程では、全人的医療の修得はもちろんですが、腎疾患および関連する内科的疾患の診断、治療についての専門的な技術、学識を広く、深く修得することを目的としています。また、腎臓領域の臨床研究を行い、その成果を内外に発表することも目的としています。
おもな疾患は、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、腎硬化症などです。これらの他、腎臓と関連の深い疾患、たとえば、本態性および二次性高血圧症、また、当院が免疫異常の基幹病院であることから、リウマチ・アレルギー疾患に関連した腎障害の診療の機会も多いのも特徴です。また、急性腎不全、敗血症、多臓器不全などに対する救急対応についても習熟してもらいます。腎臓内科は総合内科的な側面を有するため、腎臓を中心とした内科の専門的研修というスタンスが望ましいと考えています。現在私たち腎臓内科は、常勤医2名、非常勤医2名の計4名です。カンファレンスも頻回に行い、常にチームで考え、実践する医療をめざしております。

【初期臨床研修医】松本 知之(2011年度生)

初期研修医の病院として、大阪南医療センターを勧める理由~
当院の研修システムには、内科フルコースと志望科コースの2通りの研修コースがあります。内科フルコースは当院で研修できる全ての内科を1年通して勉強する事ができ、幅広い視野を養うのに勉強になります。そのため、将来的に内科を考えている人や診療科を決めていない人にはお勧めです。志望科コースは将来志望している診療科を3か月勉強する事ができます。医師になって1年目に将来志望している診療科を研修する事は、将来の自分の医師像を見据えて勉強する事ができ、志望科の研修後も志望科を意識した研修ができるため、志望科をある程度絞っている人にお勧めです。また、研修コースには麻酔科と総合内科外来が含まれています。麻酔科では全身管理の重要性を勉強でき、1年目に研修できるのは大変有意義です。総合内科外来は医長クラスのベテラン医師からマンツーマンでアドバイスを頂きながら紹介状のない初診の患者さんの診察をし、検査治療を進行したり、専門科へ紹介したりして治療方針を決定していくので、鑑別診断力や患者対応力などが身に付きます。
2年目では地域の診療所で研修をする期間があり、近隣の診療所で地域医療について研修します。そこで研修した事は開業医と患者さんとのかかわり方や地域医療の意義などを学習できます。自由選択期間は自分自身が研修したいと考える診療科はもちろん、希望者には大阪府立急性期総合医療センター救急部で3次救急を研修したり、国立病院機構近畿中央胸部疾患センターの呼吸器内科で高度な呼吸器領域の研修を受ける事ができたり、国立病院南和歌山医療センターで過疎地域の地域救急医療を研修できたり、富田林保健所などで地域保健・医療行政を研修できたりと、研修の幅は多種多様です。
研修2年間で内科当直も行います。当直時には上級医がついて指導してくれるため、患者さんの対応や治療方針などについてアドバイスを頂けるため、非常に心強いです。
以上に書いたように当院の研修システムは、初期臨床研修医を教育するシステムが整っているため、当院での研修をお勧めします。各科の医局にも、当院研修経験の医師が多く、何かあればすぐに力になってくれて、みんな和気あいあいとしているので、当院での初期臨床研修を考えている方は1度見学に来て、見て、当院の良さを感じて下さい。