放射線科このページを印刷する - 放射線科

放射線科は、X線・γ線などを利用して身体の各部を詳しく調べて病気の診断に役立つ情報を提供する診断部門と、高エネルギーX線や電子線を利用して、病気の治療をする治療部門があります。


放射線科には、放射線科医長(循環器内科部長兼任)1名、放射線治療医(非常勤医)1名、診療放射線技師8名が在席しています。
検査室は10部屋あり、検査の種類によりお部室が変わりますので、放射線の検査、治療を受けられる方は受付90番にお越しください。また検査に関して、不安や疑問がありましたら、いつでもスタッフにお尋ねください。
 

放射線受付(90番)

放射線科で検査される方は、まずこちらへ来て頂きます。
その後、各々の検査場所にご案内いたします。
放射線に関するご質問や被ばくについてのご相談などもこちらへどうぞ。
 

【注意】
受付不在の時は呼び鈴(押しボタン)を押してください。

一般撮影

一般撮影とは、X線を使って胸部や腹部、骨などの写真を撮影する検査です。
健康診断などで経験された方もあるのではないでしょうか?


撮影装置Canon社製KXO-50R形
読み取り装置KONICA MINOLTA社製 AeroDR
立位撮影台オリオン電機社製 RegaroProssimo
 
胸部写真

一般撮影の注意事項

撮影する部位に金属やプラスチック、湿布薬、エレキバン等があると写真に写り、診断の妨げになることがありますので、外していただく事があります。また着ている服により更衣や脱衣をお願いすることもありますので、ご協力おねがいします。

CT検査

SOMATOM Definition AS:SIEMENS社

SOMATOM Definition AS:SIEMENS社

CT検査とは、コンピュータ断層撮影
(Computed Tomography)の略で、身体にX
線を多方向から投射し、透過したX線の吸
収差を検出器で収集しコンピュータで処理
することによって、身体の内部(断面)を画
像化する検査です。


当院はマルチスライスCT装置を導入してお
ります。
この装置は短時間で広範囲を細かく撮影す
ることが出来ます。
従来の輪切りの画像だけでなく、三次元の

画像を作ることができます。
CTの検査時間は10分~20分程度です。検査台に寝て10秒~20秒の息止めの合図がありますのでそれに合わせて行って下さい(頭部検査では息止めは必要ありません)。また、検査目的によっては造影剤という薬を注射しながら撮影を行う場合もあります。


画像提供:シーメンス旭メディテック株式会社、株式会社AZE

CT検査の注意事項

検査部位によって金属類があると、画像の欠損等につながることがありますので検査前に外しておいて下さい。
頭部検査:ヘアピン、ピアス、眼鏡、入れ歯など、
胸部・腹部検査:ネックレス、下着の金具など
 

MRI検査

SIMENS社製Magnetom Symphony Syngo

MRI装置は、1.5T(テスラ)という強力な磁場を発生するマグネットを搭載した、高精細な画像を提供できる高性能の装置です。この装置をフル稼働させ、一般の予約検査のみならず、外部の医療機関からの依頼にも対応しています。

 
MRI検査の注意事項
  1. 手術などにより体内に金属がある方はお申し出ください。
    (心臓ペースメーカー・人工心臓弁・脳動脈クリップ・人工関節など)
  2. 妊娠している方、またはその可能性のある方はお申し出ください。
  3. 検査時は身につけている金属類はすべて外してください。
    (時計・ネックレス・ピアス・眼鏡・指輪・ヘアピン等の装飾品・エレキバン・カイロ・金属のついた下着など)
  4. MRI検査室に、磁気カード及び電気機器を持ち込むと使えなくなることがあります。
    (キャッシュカード類・携帯電話・ノートパソコンなどの電子機器など)
  5. 入れ歯・補聴器・コンタクトレンズなどは検査前に外してください。
  6. 化粧品・整髪料の中には検査の妨げになるものが含まれている場合があります。
  7. 検査時間は30分から60分程度になります。検査中、大きな音がしますが、できるだけ体を動かさないでください。
頭部MRI画像
頭部MRI画像
 

血管撮影検査

SIEMENS社製 AXION Artis dFC

当院では主に心臓カテーテル検査を行っています。
心臓カテーテル検査とは カテーテルと呼ばれる細い
管を血管内に挿入し、心臓の動きや心臓の栄養
血管である冠状動脈の状態などを検査します。
また狭くなった冠状動脈を広くする治療や心臓ペー
スメーカーの植え込み手術なども行なっています。
心臓カテーテルの外来検査を行なっており、朝来
院していただいて検査を行い午後には検査結果を
聞いて帰宅することが出来ます。

核医学検査(RI検査)

SIEMENS社製 Symbia E

核医学検査は、X線検査、CT、超音波、MRIのような
画像診断の一つです。
体内に投与した放射性医薬品(RI)が臓器や体内組
織などに集まる様子を画像化します。
これにより疾病の診断、病期や予後の確認、治療効
果の判定などに有用な情報が得られます。
CTやMRIは、主に形態的な画像情報が得られます。
核医学検査では、血流や代謝などの機能的な画像
情報を得ることができます。つまり、疾病による形態
上の変化が現れる前の微妙な兆候をより早期に発
見することができます。

当院では、主に心臓の筋肉の血液の流れ具合を調べる心筋シンチ、骨の代謝異常を調べる骨シンチ、小児の腎機能を調べるレノグラム等を行っています。

放射線治療

治療装置 東芝社製 PRIMUS

 放射線治療は、手術による外科療法、抗がん剤による化学療法と並ぶ、がん治療の3本柱のひとつで、放射線の細胞分裂を止める作用により腫瘍を治療します。近年、放射線治療は治療機器の進歩と共に,QOL(Quality Of Life:生活の質)を下げない治療法として,世界的に期待されています。特に,欧米ではがん治療において放射線治療を選択する患者が増加し,がん患者の約60%が受けています。また、放射線治療は患者さまの身体的、社会的状況に応じ、外来にて治療を行なう事も可能です。そして、手術適応にならないご高齢の方や合併症のある方にも治療が可能な場合も多い治療法です。
当院では、岐阜大学医学部附属病院と連携し、放射線治療に関する診療は、大学病院の放射線治療専門医が担当しています。また、抗がん剤による化学療法との併用での治療では、各科の医師や薬剤師、看護師などと綿密に連携を取り合い、チームとして治療を行なっています。そして、日々の照射においては、放射線治療専門放射線技師が担当し、放射線治療装置の精度管理においても、放射線治療品質管理士が中心となって行い、安全で質の高い医療を提供するために努めています。

 

 
放射線治療の進め方

治療計画装置 VARIAN社製 ECLIPSE

 放射線治療をはじめる前には、放射線治療医による診察を行い、その方法や期間などの説明が行なわれます。その後、CTを撮影し、そのデータを利用して、治療範囲と位置を決める3次元治療計画を行ないます。治療期間は病気の種類や治療方針によって、1~2週間(5~10回)程度から6~7週間(30~35回)と異なります。通常の治療は1日1回、月~金曜日(週5日間)に行います。一回の治療の時間は、およそ15分程度になります。治療期間中は放射線科治療医による診察は週に1回行われます。治療時には、毎回同じ体位を正確に再現できるように様々な固定具を使用し、患者さまには、なるべく楽な姿勢で治療を受けていただきます。