ご挨拶このページを印刷する - ご挨拶

地域との連携を図り、安全・安心で、心のこもった専門医療を実践します。

院長 山田 堅一

 
 長良医療センターは平成17年3月1日に誕生した、岐阜県下唯一の国立病院機構の病院です。国立病院再編成計画により、岐阜県下に4カ所あった国立病院が、長良医療センターだけとなり、全国的にも珍しい状況となりました。国立病院機構の役割は、「国が、国民の健康を守る最後の砦として、医療を政策的に行う」ことです。地域の医療機関と連携・協力して、5疾患5事業に対する医療の提供、臨床研究と情報発信、各種医療者の人材育成がその主な事業です。
 長良医療センターにおいては、地域医療として以下のことを主に行っております。肺がんに対する、外科手術・化学療法・放射線治療・緩和医療などの集学的治療を行っています。呼吸器内科と呼吸器外科の協力体制があり、呼吸器疾患全般に専門性の高い医療が提供できます。
 小児領域では、発達障害・アレルギー疾患・筋ジストロフィーを含めた神経難病・希少な先天代謝疾患・産科と協力してNICUの管理運営と、県内でも有数の小児外科治療を行っています。産科では、地域内での役割分担を明確にし、他の施設ではできないハイリスク症例に対して、母体胎児専門医を中心に対応しています。そして、患者様に負担をかけない循環器疾患の治療・高齢者の循環不全心臓リハビリなどを行っています。
 これらは、病院の理念である「生命を育み、未来を大切に」のもと、地域との連携を図り、安全・安心で、心のこもった専門医療を実践しています。
 狭義の政策医療としては、重症心身障がい児(者)医療は、全国的にも大規模な体制であり、結核医療に関しても岐阜県特有の高齢者の結核治療を行っています。

  この診療体制を背景に、公的資金を獲得できる臨床研究、治験など臨床研究にも力を入れており、臨床研修基幹病院として、初期臨床研修医の受け入れ、看護学生の実習、岐阜県看護協会の看護師研修、障がい者医療研修なども受け入れています。

 国立病院機構の特殊な役割として、国民にとっての危機的医療問題が発生した時には、率先して対応します。最近の例では、2009年新型インフルエンザの発生時には、水際作戦として検疫に協力し、東北地震の際には、継続的医療班の派遣を岩手県で行いました。

  長良医療センターは、診療領域が限定されていますが、それぞれの分野では専門性の高い医療を提供しており、今後も診療体制の充実に努めてまいります。