医療関係者の皆さまへ

臨床研修

研修について

”研修責任者より”
研修医・専修医をめざす皆さまに
三重病院 小児科 菅 秀
当院は、小児科の協力型研修病院として、院長をはじめ15名のスタッフが、三重大学医学部5年生、6年生の小児科臨床実習、大学病院を含め県内5ヶ所の総合病院からの前期研修医の小児科臨床指導にあたっています。また、各スタッフは一般小児科に加えて、感染症、アレルギー疾患、神経疾患、予防接種、内分泌疾患、国際医療協力などの専門分野をもっているので特色をもった専修医プログラムを用意しています。小児急性病棟、小児慢性病棟、重症心身障害者の病棟にて臨床研修を行うとともに、三重大学大学院医学系研究科病態解明講座と連携して成育医学の研究をおこなっています。私たちは、小児医療の質的向上をめざしており、県内・国内の若き医師が当院の研修プログラムに参加されることを願っています。
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指導医の声

2病棟主任 篠木敏彦
研修医の皆さん、こんにちは。
当院の特徴は、「特殊と普遍」です。当院は三重県中勢地区の二次救急を一手に引き受けており、一般小児診療を行う上で最も頻度の高い重要な疾患を多数診ることができます。当院の「普遍」的な側面です。しかし、当院のもう一つの特徴は、様々な専門性をもった医師が集まってきているところにあります。普通の二次救急では診ないような頻度の低い疾患についても、専門医の指導を受けながら診ていくことが可能です。これが当院の「特殊」性です。
研修には通常、指導医が一人つきます。決してほったらかしにされることはありません。また、年間を通じて学生が実習に来るため、屋根瓦方式で「教える」体験をすることもできます。
研修医の皆さん、私たちと一緒に小児科医療の素晴らしさを体験してみませんか。
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後期研修(専修医)のローテーションプログラムについて

山下敦士(平成25年7月~平成26年6月)
小児科専修医(後期臨床研究医)の山下敦士です。小児アレルギーの専門研修を希望し2013年7月より三重病院に勤務しています。現在は小児アレルギー一般臨床(入院食物負荷試験・経口減感作療法・スギ減感作療法・アトピー性皮膚炎入院管理など)を中心に、当直業務や小児一般臨床(外来・入院)をさせていただいています。そして、病院勤務時間外を利用し三重大学大学院にも通学させていただいています。また、将来的には三重病院併設の研究施設で好酸球を用いた基礎研究や治験などの臨床研究に携わらせていただく予定です。病院周辺は自然に囲まれておりとても環境もよく伸び伸びとリラックスして診療をさせていただいています。アレルギーを志そうと思われている先生はぜひ見学に来て三重病院アレルギー科を肌で感じていただければと思います。
田中孝明(平成18年4月~平成21年3月)
2006年、感染症・国際保健医療協力を中心とした小児医療を学びにはるばる九州よりやってまいりました。日常の小児診療はもちろん、予防接種外来では子どもたちだけでなく海外渡航者の健康管理を、また学会のトラベルワクチンガイドライン作成、厚生省・政策医療の一部としての渡航者パンフレット作成や旅行医学の講演などを通して渡航者のバックアップにも努めております。その他、東南アジアでの感染症専門家研修やアフリカ滞在などの機会も得ることの出来る環境にあります。
ところで、2002年に中米・グァテマラで臨床研修を受けたことをはじめ、多くの途上国の人々と苦楽を共に致しました。私たちは奇跡的に何不自由のない裕福な日本に生まれ、一方でその日を生きていくのが精一杯の人々が世界中に多く存在していますが、彼らが本当に貧しくて困っているかと言うと、実は出来る範囲でとても幸せに生きているように感じます。そこが国際保健に魅了されている理由の一つですが、現実に先進国と途上国の医療較差は大きく、その問題解決のために何が出来るか、どうやる気を出すかを考えていくことが今後の目標です。
最後に、国際保健に興味のある若手医師のみなさま、世界の子どもたちの笑顔と幸せを一緒に創っていきませんか?ぜひお待ちしております。
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後期臨床研修医の処遇について

身分 非常勤職員(専修医)
勤務時間 週32時間勤務
例)
月曜日 8:30~17:30(8時間勤務)
火~金 8:30~15:30(6時間勤務)
休暇 年次有給休暇等あり
当直 月に4回程度
宿舎 あり
社会保険等 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険加入
健康管理 健康診断(年2回)
給与

独立行政法人国立病院機構非常勤医師給与規程による

月額400,000円程度
当直手当等別途支給

※初期研修は、管理型病院より支給

独立行政法人国立病院機構三重病院

三重大学病院群 専門研修プログラム

https://www.doctor-mie.jp/mie_program.html