私たちは皆様の人権を尊重し、質の高い医療を提供します。

小児外科

担当医が非常勤医師のため診察は毎週木曜日のみとなっています。
10:30 ~ 11:00 および 13:00 ~ 14:30 に診察を行っています。(受付は13:00まで)
なお 11:00 ~ 13:00 は手術を行っております。

1.当科の特色

大人には内科と外科があるように、小児にも小児科と小児外科があります。小児外科では生まれたての赤ちゃんから15才までの小児で手術を必要とする病気を扱っています。小児は大人のミニチュアではないとよくいわれます。そして実際に扱う病気も大人の外科とは異なります。

2.スタッフ紹介

所属医師 専門医など
高山 勝平(非常勤)  
神部 浩輔(非常勤)  

3.現在の詳細欄

  1. 当センターにこられた手術が必要なお子様はできるだけ当センターでの手術をと考えています。小児科医師と連携し短期入院手術を行っていますのでぜひご相談下さい。対象は以下のような疾患です。大きな手術は京都府立医科大学附属病院小児外科と連携して治療を行っています。

4.診療対象となる主な症状

  •  小児鼠径ヘルニア:いわゆる「脱腸」です。
    1泊2日の入院で手術を行っています。キズも小さく、抜糸の必要はありません。類縁疾患の陰嚢水腫・精索水腫や停留精巣も同様に手術しています。
  • 臍ヘルニア:いわゆる「でべそ」です。
    2~3ヶ月の時に圧迫を開始すると、手術が不要になることがありますのでご相談下さい。治癒がみられない場合は手術を計画します。
  • 虫垂炎:いわゆる「盲腸」です。
    小さいお子さんは症状の広がりが早く、診断が難しいことがあります。
  • 腸重積
    突然、繰り返す腹痛・粘血便が起きる乳幼児に特有の病気です。診断が遅れれば、手術が必要になることがあります。
  • 遺糞症
    高度便秘により異常に拡張した腸管に宿便が貯留し便汁が常時もれ出たり、下着がいつの間にか汚れたりする状態です。腸の病気が隠れている事があり、早急な検査・治療が必要です。

また、先天的な病気がお母さんのお腹の中にいるときから分かる場合もあります。

他にも様々な疾患があります。嘔吐・便秘・腹痛といったありふれた症状をもつ病気の中に手術が必要な病気が隠れていることもあります。小児科と小児外科どちらに行けばよいか迷われた場合でも小児外科に遠慮なくお越し下さい。