京都医療センター

呼吸器内科

その他の良性疾患

気胸

気胸は、何らかの原因で、肺に穴があいて肺がしぼんでしまう病気です。咳、胸痛、呼吸困難が主な症状です。気胸になった場合、トロッカーと呼ばれる管を胸腔内に挿入し、穴が修復されるのを待つ内科的治療をまず行います。この治療で治ることも多いですが、何度も繰り返している場合やなかなか治らない場合、外科的治療法を行います。

呼吸不全

肺炎など様々な原因により、自分自身の力で呼吸機能を維持できなくなった場合を呼吸不全と呼んでいます。呼吸不全に陥った場合、より負担の少ない方法としてNIPPVと呼ばれるマスクを用いた換気方法、そしてそれでも呼吸機能が維持できない場合、気管挿管を行った上で人工呼吸器を用いた換気方法があります。当院では人工呼吸を行っている患者さんのより適切な人工呼吸方法を検討する呼吸療法サポートチーム(RST)がありますが、当科が救命救急部・集中治療部・臨床工学部・リハビリテーション科とも協力しながら中心的な役割を担っています。