国立病院総合医学会





整形外科

 

診療のモットー

  1. 患者さんの訴えに耳を傾け、わかりやすく説明します
  2. 正確な手術、負担の少ない手術を行います
  3. 術前、術後にカンファレンスを行い、全員の意見を集約して治療方針を決定します
  4. 可能な限り、内視鏡などによる 最小侵襲手術 を行います
  5. 代表的な手術には クリテイカルパス を導入し、後療法の均一化を図ります
  6. リハビリテーション科と連携して、術後早期からリハビリを行います
  7. 毎週、総回診で術後の状態をチェックします

当科の特色

  1. 当科では、運動器不安定症など加齢に伴う疾患の治療を積極的に行うとともに、予防にも力を入れています。独自に開発したシステムで関節軟骨損傷を評価し、変形性膝関節症などの早期発見に努め、疾患の進行を食い止め、治療に大きな成果をあげています。
  2. スポーツ外来では、スポーツ外傷後の日常生活への復帰だけではなく、競技生活への復帰を目指したアスレチックリハビリテーションを推進しています。
    >>>スポーツ医学センターへ
  3. 「脊椎・脊髄疾患に対する当科の特色」はこちらへ

診療内容

慢性疾患から外傷まで、整形外科疾患全般にわたり対応します。なかでも脊椎・脊髄疾患、スポーツ障害、人工関節には特に力を注いでいます。外来は専門外来制をとっておりますので、可能な限り担当医の曜日に合わせて受診下さい。当院で治療を行っている代表的な疾患、手術を以下に挙げます。

各項目の詳しい情報は、リンク(青の文字)をクリックしてください。

最小侵襲手術

内視鏡などを用いることによって周囲の軟部組織などへの侵襲を可能な限り小さくした手術を最小侵襲手術といいます。具体的には腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡手術、膝、肩関節などの関節鏡視下手術がこれに当たります。
利点として術後の疼痛が軽減されているためリハビリテーションが早期より開始可能であるといった点が挙げられます。
しかし、内視鏡を用いた手術は視野が狭く、手術操作が困難であることも多いため、全ての例に適応になるわけではないこと、往来行われていた手術での経験が必要であるなどの特徴があります。

クリテイカルパス

同じ疾患、同じ手術に対して、手術前後の経過、治療方針を統一したものをクリテイカルパスといいます。
入院時に、クリテイカルパスをお渡しすることで、リハビリの進行状況や退院時のおおよその状態について知ることができます。すべての手術が対象になるわけではありませんが、適応疾患を拡大しております。

スタッフ紹介

診療部長
(外科系担当)
なかがわ やすあき
中川 泰彰

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
整形外科一般、スポーツ整形外科
軟骨疾患、関節外科
◆認定・専門医等
日本整形外科学会 専門医、リウマチ医、脊椎脊髄病医、スポーツ医、
運動器リハビリテーション医
日本体育協会公認スポーツドクター 
日本アンチドーピング機構シニアドーピングコントロールオフィサー

京都大学臨床教授
京都大学医学博士



医長
やまだ しげる
山田 茂

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
整形外科一般、関節外科(人工関節、股関節)
◆認定・専門医等
日本整形外科学会 専門医、運動器リハビリテーション医

京都大学臨床教授
京都大学医学博士



医師
むかい しょうご
向井 章悟

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
関節鏡視下手術、スポーツ整形外科、小児整形外科
◆認定・専門医等
日本整形外科学会 専門医
日本体育協会 公認スポーツドクター

京都大学医学博士



医師
みやた まさひこ
宮田 誠彦

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
脊椎外科
◆認定・専門医等
日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科指導医
日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄病医  

京都大学医学博士


医師
おおた えいご
太田 英吾

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
小児整形外科、側弯
◆認定・専門医等
日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医


医師
つぼうち なおや
坪内 直也

◆出身大学
滋賀医科大学
◆専門分野・得意疾患
脊椎外科、整形外科一般
◆認定・専門医等
日本整形外科学会 専門医


医師
やぶもと ひろみつ
藪本 浩光

◆出身大学
福井大学
◆専門分野・得意疾患
整形外科一般
◆認定・専門医等
日本整形外科学会 専門医


医師
みわ あきこ
三輪 晶子

◆出身大学
大阪医科大学
◆専門分野・得意疾患
整形外科一般
◆認定・専門医等


専修医
あかまつ しょうた
赤松 翔太

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
整形外科一般
◆認定・専門医等


※外来日は外来担当表をご覧ください。

診療実績/教育・研究活動

●過去5年間の手術実績 2009年の実績
 
  • 整形外科手術件数 742件
  • 脊椎 頸椎   64件
  • 胸腰椎 135件
  • 股関節     94件(うち、人工股関節置換術 33件)
  • 膝関節    216件(うち、人工膝関節置換術 61件)
  • 骨軟骨移植術 22件
  • 靱帯再建術  27件など
  • 肩関節      55件
  • その他の関節   87件
  • 外傷外科 骨接合術 上肢  84件
  • 下肢 124件

患者様へのお知らせとお願い

<膝、肘、足関節などの骨軟骨疾患に対し、自家骨軟骨移植術を受けた患者様へのお知らせとお願い>

現在、膝、肘、足関節などの骨軟骨疾患に対し、膝蓋大腿関節の最外側または最内側をドナーとした自家骨軟骨移植術が行われています。この手術は色々な施設で行われている一般的な手術ではなく、現時点でも、行われている施設が限られている特殊な手術です。当科では、1997年から現在までこの手術を370例ほど実施しており、日本でこの術式を多数行っている施設です。第1例から16年が経過し、過去にもいくつか術後成績を報告していますが、術後5年以上の中期成績や、術後10年以上の長期成績、また、骨壊死、初期変形性膝関節症などの疾患毎の術後成績、再鏡視像に関することや移植部位の対側に当たる部分の軟骨変性の影響、膝蓋大腿関節や肘関節などの移植部位による術後成績の違い、ドナー部位の症状など、この術式について解決すべき問題点が数多く残っています。そこで、今回、過去にこの手術(自家骨軟骨移植術)を受けられた患者さんの術前、術中、最近の様子などを、カルテやレントゲン画像などのデータを収集することにより、後向き調査を行い、この術式に対する上記の問題点を解決することを目的とする臨床研究を行うことになりました。このため、京都大学整形外科(1997年5月から2008年3月まで)や京都医療センター整形外科(2008年4月以降)で自家骨軟骨移植術の手術を受けられた患者様に調査・研究へのご協力をお願い申し上げます。

(ご協力いただきたいこと)
患者様の自家骨軟骨移植術を受けられる前、手術中の所見、最近の様子等の診療情報(カルテに記載されている内容やレントゲンなどの画像所見など)を一部使用させてください。又、上記に該当する患者様で、この1,2年の間に京都医療センター整形外科を受診されていない患者様は、できますれば、一度受診していただけたらと存じます。その際には、京都医療センター整形外科外来(TEL:075-641-9161)まで前もって、ご連絡いただけると助かります。

(ご協力に当たり、ご理解いただきたいこと)

 
  1. この研究で得られた結果は、今回の臨床研究に関する資料として使用します。専門の学会や学術雑誌に発表されることもありますが、患者様のプライバシーは十分に尊重されます。結果発表の際には慎重に配慮し、患者様個人に関する情報(氏名など)が外部に公表されることは一切ありません。
  2. 本研究により、様々な関節の骨軟骨疾患に対する治療成績の向上が期待されますが、研究に同意されなくても治療上の不利益が生じることは一切ありません。
  3. 本研究は京都医療センターの医の倫理委員会の審査を受け、承認されています。この研究への参加を希望されない場合やご質問がある場合は、下記までご連絡ください。
    京都医療センター整形外科 (TEL:075-641-9161)
  研究責任者:京都医療センター整形外科 中川 泰彰