国立病院総合医学会





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最新設備、3Dビジュアルシステムを導入しました

先進医療診療部長、眼科科長  喜多 美穂里

眼は直径約2.3cmの大きさしかありません。そんな小さな臓器である眼の手術は、細かい操作となりますので、白内障手術にも、網膜剥離や糖尿病網膜症などを治す硝子体手術にも、顕微鏡を使います。

最近、顕微鏡をのぞく代わりに、顕微鏡の像を立体感のある(3D)画像として、54インチの大画面に映して手術する「NGENUITYR(エンジュヌイティー)3Dビジュアルシステム」が開発されました。当院眼科は、京都市で初めてこのシステムを導入し、硝子体手術だけではなく、白内障手術にもこのシステムを使っています。

このシステムでは、術者を含めて、手術スタッフが、同じ立体的な画面をみて手術を行っていきますので、チームワークよく、より安全に、より効率的に手術を行うことができる利点があります。

また、このシステムは、「デジタル支援手術」とも呼ばれ、実際には低光量で手術を行っても、機械側で明るく表示することができますので、患者さんのまぶしさが少なく、網膜に対する光毒性も少ない、眼に優しい手術が可能です。

さらに、術者もより自然な姿勢で手術でき、体の負担が少なくてすみます。

当院眼科は、眼科専用の内視鏡を使った小切開硝子体手術を専門とする数少ない施設です。この内視鏡の像もこの新システムの画面に、顕微鏡像と一緒に表示することが可能ですので、顕微鏡と内視鏡の両方を用いた「ハイブリッド手術」がより効率的に行えるようになりました。
新システム導入で、さらに眼に優しい手術を行い「quality of vision」を高めることめざします。

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