国立病院総合医学会





眼科

 

診療のモットー

  1. “見える”というゴールを目標に、全身の一部としての眼科治療をめざします
    眼科的疾患のほかにも様々な全身疾患を併せ持つ患者さんにも、手術をはじめ、様々な治療を安全に効率良く提供し、より良い視力の獲得にむけて努力しています。
  2. 地域医療の一翼として、開業医や他病院の先生方と協力し、より良い医療の提供をめざします
    さまざまな医療資源を備える総合病院として、ホームドクターの先生との連携のもと、より高度な医療の提供に努力しています。 内視鏡硝子体手術をはじめとする先進的医療の実践に努めます。
  3. メディカルスタッフ一丸となって、安心で確かな医療を実践します
    医師、看護師、視機能訓練士、メディカルクラーク等のチームワークを大切に、各々の職種が全力で日々切磋琢磨し、安心して確かな医療を受けていただけるように努力しています。

当科の特色

 
  • 2012年4月、眼科スタッフ交代により、手術機器を新規整備し、網膜硝子体手術を本格始動いたしました。
  • 最新硝子体・白内障手術装置、広角観察システム、眼内シャンデリア照明、眼内内視鏡を用いた小切開硝子体手術で、糖尿病網膜症・網膜剥離・増殖硝子体網膜症などの高難度の網膜硝子体疾患の治療を行っています。
  • 2012年4月より新しく保険収載となった眼内内視鏡硝子体手術を積極的に行っています。内視鏡手術では、国内外で先駆的な役割を果たしています。
  • 2017年度から、京都市で初の3Dビジュアルシステムを導入し、白内障・硝子体手術を行っています。
  • 眼科全般に、高度で最新の医療を提供します。
新しい治療方法・手術機器の開発や、手術成績などに関して、国内外に情報を発信し、他施設との連携を密に行い、毎日の診療の場に還元できるように努力しています。

 

診療内容

〈対象疾患 〉


 
  • 網膜剥離・増殖硝子体網膜症・糖尿病網膜症・黄斑円孔・黄斑上膜・黄斑浮腫・加齢黄斑変性などの網膜硝子体疾患
  • 白内障全般、緑内障全般
  • 感染症および非感染性ぶどう膜炎・眼内炎・角膜炎、視神経疾患(頭蓋内病変に起因するものを含む)
  • 眼瞼内反症・外反症・眼瞼下垂症・霰粒腫などの外眼部疾患
  • 結膜弛緩症・翼状片など各結膜疾患、鼻涙管閉塞症など


当院眼科は、白内障手術を多く手掛けること、網膜硝子体疾患に強いことが特長です

 
  • 網膜剥離・増殖糖尿病網膜症・黄斑円孔・黄斑上膜などの網膜硝子体疾患:最新の機器を用いて、高難度の硝子体手術を積極的に手掛けます。従来の直径1mmの器具(20G)の約半分のサイズ(23G,25G)の器具を用いる小切開硝子体手術を行います。眼内にシャンデリア照明を入れ、広角観察システムで広い視野を確保して双手法で手術を行います。また、角膜混濁や小瞳孔の例では、眼内内視鏡を用いて、眼内を観察しながら操作を行います。


 
  • 糖尿病網膜症:当院がWHO指定の糖尿病センターであることもあり、当院糖尿病センター・内分泌代謝疾患センターと連携して、糖尿病患者さんの網膜症診療を担当しています。病気の進行を定期的にチェックし、必要に応じて、レーザーによる網膜光凝固術や、合併症である白内障や糖尿病網膜症に対し、手術治療を行います。
  • 未熟児網膜症:NICUを有する当院小児科と連携して、未熟児の重篤な合併症である網膜症に対し、赤ちゃんの視力を守るための検査・治療を行います。
  • 白内障:人口の老齢化および長寿化に伴い、手術の必要な白内障の患者さんが増加して います。年間約1200件の白内障手術を行って視力回復をめざしています。全身状態の良い患者さんに対しては、外来通院での白内障手術も行っています。


<最新情報>2017年度より、京都市で初めて3Dビジュアルシステムを導入しました

 

顕微鏡をのぞく代わりに、顕微鏡の像を立体感のある(3D)画像として、54インチの大画面に映して手術します。このシステムでは、術者を含めて、手術スタッフ皆が、同じ立体的な画面をみて手術を行っていきますので、チームワークよく、より安全に、より効率的に手術を行うことができる利点があります。
また、このシステムは、「デジタル支援手術」とも呼ばれ、実際には低光量で手術を行っても、機械側で明るく表示することができますので、患者さんのまぶしさが少なく、網膜に対する光毒性も少ない、眼に優しい手術が可能です。 眼科

スタッフ紹介


診療部長
眼科科長
きた みほり
喜多 美穂里

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
網膜硝子体疾患、内視鏡併用硝子体手術
◆認定・専門医等
京都大学眼科臨床教授
京都大学眼科非常勤講師
日本眼科学会認定 眼科指導医
日本眼科学会認定 眼科専門医
PDT認定医
京都大学医学博士

◆ベストドクターズ The Best Doctors in Japan(2012-2017)選出



医師
はま さちよ
濵 祥代

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
眼科一般
◆認定・専門医等
日本眼科学会認定 眼科専門医



医師
ふじい ゆきこ
藤井 友起子

◆出身大学

◆専門分野・得意疾患

◆認定・専門医等
日本眼科学会認定 眼科専門医


森雄貴
医師
もり ゆうき
森 雄貴

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患

◆認定・専門医等


※外来日は外来担当表をご覧ください。

お断り

当科ではより詳細な眼底検査のため散瞳剤点眼による散瞳検査を実施しています。散瞳検査後は対光反射喪失により一過性視力低下が数時間持続するため、受診予定の患者さんは、自家用車等での来院はしないでください。また、散瞳検査後には一部の検査施行が困難になるため、改めて別の機会に再検査をお願いする場合があります。

眼科の診療の特徴として、視力検査、視野検査などの諸検査、より詳細な診察のための散瞳などにより、実際の診察にいたるまでに、かなりの時間を要する場合があります。またこのような検査の必要性は各患者さんによって異なり、そのために待ち時間が長くなったり、受診の順番が変わったりすることがあります。
スタッフ一同、可能な限りの迅速な対応をこころがけていますが、場合によってはかなり長時間お待ちいただくことになることもあります。眼科独自の診療内容をご理解いただき、ご了承いただきますようおねがいします。

入院のご案内

治療を必要とする疾患によって入院による治療を必要とする日数は異なります。
また、同じ疾患でもその病状によって入院日数は異なりますので担当医にご確認下さい。
また、実際に入院していただく日に関しては病棟のベッドの空き具合などによって調節が必要であり、入院予定の日と若干ずれることがありますのでご了解下さい。
当院では大部屋、ユニット個室、完全個室と3種類のお部屋を用意しておりますが、入院される際の病棟の状態によって必ずしも御希望のお部屋に入室していただくことができないことがありますのでご了解下さい。

白内障手術に関しては原則入院しての手術をお勧めしています。
お体が健康な比較的若い方でお仕事などのご都合上、どうしても入院しての手術が不可能な方の場合には外来手術も行っておりますが、術後翌日、翌々日、1週間後としばらくは外来に通院して頂くことになります。また、外来手術を行った場合でも術後の状態によっては治療上入院をお願いする場合がありますのでご了解下さい。
詳細は担当医とご相談下さい。

●入院期間の目安

治療する疾患  入院期間
 霰粒腫、眼瞼下垂、結膜弛緩
 原則として外来手術
 斜視
 数日間
 白内障
 片眼で3,4日 両眼で1週間程度
 緑内障
 片眼で10日~2週間程度
 鼻涙管閉塞症
 1週間程度
 網膜剥離
 1~2週間程度
 糖尿病網膜症
 1~2週間程度
 黄斑円孔
 2週間程度
 黄斑上膜・黄斑浮腫
 1~2週間程度

診療実績/教育・研究活動

 ●診療実績とこれまでの教育・研究活動の一覧は、

→こちらのページををご覧ください。