国立病院総合医学会





院長挨拶

院長 小西 郁生
 

京都医療センターは ますます 頑張ってまいります!


 盛夏の候、みなさまにおかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、日頃より、本院に対しまして絶大なサポートを賜り、誠にありがとうございます。みなさまの暖かなご支援のお陰で、平成30年度に入りましてからも、本院すべて職員がそれぞれの持ち場で、明るく元気いっぱいで頑張っております。本院の今年の目標ですが、前年に引き続き、「地域のニーズに応えて、高度・急性期医療を推進する」を掲げました。本院はこれまでも京都府南部において、みなさまの生命と健康を守る、最も重要な基幹病院として、全力を尽くしてまいりました。そして今、国が推進しております「地域包括ケア・システム」のなかで、本院の果たすべき役割「高度医療」と「急性期医療」をさらにレベルアップさせているところです。

 なかでも「救命・救急医療」は、本院が与えられたミッションの根幹であり、地域のみなさまの間でも「緊急事態は京都医療センターに」という形が根付いてきています。特に本年度からは、救命救急センター医師スタッフを格段に充実させましたので、これまで以上に、救急車搬送も多く受け入れてまいります。また地域の先生方からの救急診療紹介に対して迅速に対応すべく、昨年から「救急診療受付ダイヤル」という専用回線を設置しております。みなさまが地域の先生にかかられ、本日中に本院受診を要する場合、先生から専用回線に電話をかけていただきますと、ただちに本院担当医が対応するシステムです。該当診療科が不明の場合は救命科が直ちにみなさまを受け入れ、院内で診断された後、専門診療科に移る流れも完成いたしております。さらに、一刻も早くという超緊急事態には「ホットライン」を整備しました。超緊急事態を代表する三大疾患は、脳卒中、心筋梗塞、産科大出血であり、これらには先生方からのホットライン通報で直ちに対応いたします。以上の専用回線は地域の先生方に便利に活用いただいており、ご利用回数も大変増加してきました。もちろん、地域のみなさまご自身が「これは大変!」という場合は当院に直接ご連絡ください(075-641-9161)。

 また、本院の全診療科においても、それぞれの分野の専門医が最先端の治療を行うべく、日夜、切磋琢磨いたしております。昨年から話題にのぼっております「がんゲノム医療」や「AYA(若年)世代のがん」についてもいち早く取り組んでおります。ダヴインチを使った「ロボットがん手術」も、前立腺がんと腎臓がんはすでに数多く行っており、本年度から保険収載された胃がん、直腸がん、子宮がんなどについても準備を進めています。看護の面でも、がん看護(専門看護師)、がん性疼痛看護、がん化学療法看護、がん放射線療法看護、乳がん看護、緩和ケア、集中ケア、救急看護、手術看護、感染管理、糖尿病看護、新生児集中ケア、皮膚・排泄ケア、摂食嚥下障害看護(認定看護師)、そして一定の診療行為を行える診療看護師、等々、さまざまの資格を有する看護スタッフがみなさまに最適のケアを提供いたします。そして、医師・看護師・薬剤師などのスタッフが、感染対策チーム (ICT)、栄養サポートチーム (NST)、緩和ケアチーム、褥瘡対策チーム、呼吸ケアチーム (RST)、排尿ケアチームなど、多様なチームを形成して万全の体制で臨んでおります。

 地域のみなさまの尽きせぬご心配は自らの健康です。それぞれの年代で様々のお悩みがあるかと思いますが、あらゆる場面で、いざという時に本院をご活用いただければと存じます。いつでも、どこからでも、お待ちいたしておりますので、どうぞご安心ください。なお、本院の主たる役割は、患者さんがまず地域のかかりつけの先生に相談された後、各先生方からご紹介をいただき、高度の医療を行うことにありますが、一方では、本院は従来どおり、敷居の低い、親しみのある病院であり続けたいと思います。地域のみなさまの「健康を守る情報の発信基地」、「同じ悩みをもつ方々が集える憩いの場」としての役割もしっかり果たしてまいります。毎月、地域のみなさまが参加いただけるさまざまのイベントを開催いたしておりますので、ときどきこのホームページをご覧いただき、お気軽に来院ください。なお、最後にお願いですが、本院の放射線治療の向上のため新リニアック棟建設を予定しており、地域のみなさまに是非ともご支援いただきたくホームページ上で「ご寄付のお願い」をさせていただいております。ご高配を賜れば幸いです。

 今後も本院は地域のみなさまとともに前進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 みなさまの益々のご健勝を祈念いたしております。