外来通院、病棟入院を通じて一貫して同じ医師が担当することにより、主治医と患者さんとのしっかりした人間関係を作り信頼される医療を行っています。病名病状に関しては基本的に告知する事を原則としています。
癌の治療は、集学的治療(手術、抗癌剤、放射線照射、免疫療法、ホルモン療法等を併用すること)を原則としますが、患者さんの状態や希望を考慮に入れ、一人一人の患者さんにとって一番良い治療を患者さんと相談し選択しています。拡大手術(周囲臓器合併切除、広範リンパ節廓清等)や縮小手術(部分切除、症状を緩和するための手術等)等の手術方法の選択に関しても同様です。患者さんの
QOL(生活の質)をできるだけ下げずに癌に対しては出来るだけ根治的な治療法を目指しています。低侵襲の手術法(痛みが少なく入院期間も短い)をめざし、近年、腹腔鏡手術、後腹膜鏡手術を含めた体腔鏡手術を積極的に取り組み、患者様への負担の軽減を図っています。
腫瘍に対する治療は下記のとおりです。腎癌の治療:体腔鏡下腎摘、体腔鏡下腎部分切除、拡大腎摘除術、免疫療法(インターフェロン、インターロイキン2)、動脈塞栓術、転移巣摘出術
。膀胱癌の治療:表在型に対しては経尿道的腫瘍摘出術、抗癌剤・BCG膀胱内注入療法。浸潤型に対しては膀胱全摘、尿路変更(自己排尿型人工膀胱、回腸導管等)、抗癌剤全身療法、動脈注入、放射線照射。
前立腺癌の治療:根治的前立腺全摘、ホルモン療法、放射線照射、抗癌剤全身投与(ホルモン療法抵抗癌に対して)。男性不妊症やaging male(男性更年期症)などは、地域の医療施設と連携しています。女性尿失禁、膀胱瘤・子宮脱等、産婦人科と連携の上QOLの向上に努めています。腎移植、CAPD、血液浄化療法など腎不全に対する集学的治療:京都医療センターは全国腎疾患政策医療ネットワークの基幹病院であり、循環器内科、腎臓内科と連携し充実・拡大を図っています。
病棟の看護婦は泌尿器科疾患に対して特別に訓練され、エコーを使い残尿を調べ、尿失禁の管理、導尿の指導、腹膜透析の管理、癌性疼痛の管理などを行うことができ、看護にとどまらずきめ細かい医療を実践しています。入院中の投薬内容については専任薬剤師が親切に説明し、理解して頂いています。 |