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園長からの挨拶邑久光明園のホームページへようこそいらっしゃいました
国立療養所邑久光明園は、全国に13ある国立ハンセン病療養所のうちの一つで、岡山市の東南35Kmの瀬戸内海に浮かぶ、長島にあります。瀬戸内海の温暖な気候と四季折々の美しい自然に満ちあふれた環境は、療養に最適の地とされております。 ハンセン病をとりまく現況 2008.8.1 2008年6月11日「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」いわゆる「ハンセン病問題基本法」が国会を通過し成立いたしました。これによって全国の国立ハンセン病療養所は"地域へ開かれた病院"を目指すことが可能となりました。施行は2009年4月1日ということで、まだ9ヶ月ほど猶予はありますが、現時点におけるハンセン病療養所の最大の話題が、将来構想であることはこの法律の成立からも明らかです。当園でも近々に将来構想委員会なるものを立ち上げ、全療協の主張している2008年度末までに結論を出すべく、議論を再開せねばならないと考えます。 光明園の園長として
私は、1994年4月1日当園に赴任し、本来であれば本年(2008年)3月31日をもって定年退職の予定でしたが、昨秋厚労省より留任の要請があり、現在延長1年目に突入いたしました。行事に追われるのみで、時の早さに戸惑いを感じています。 光明園の現況 光明園の入所者の現状は2008年7月1日現在、男性107人、女性107人、合計214人で、平均年齢は80.6歳です。盲人も60人余、また電動車椅子使用者も60人強で、入所者は超高齢障害者集団と呼ぶことができます。この集団にも一般社会同様、認知症の波が訪れ、医療における最大の課題は認知症対策です。当園でも遅まきながら認知症に数年前より本格的に取り組んできた経緯があり、2008年度と2009年度の予算で、認知症対策の根本に位置づけることができる「ユニットケア」を建設する予算が付きました。もちろん全国初の国立の「ユニットケア」病棟の開設と言えます。10年前に国立で初めての特別養護老人ホームとも言える「老人センター」を開設することのできました当園が、ユニットケアにおいても全国に先がけ、導入できますことは当園の大きな誇りでもあり、入所者の期待も大きいものがあります。 光明園の理念と当面の運営方針 理 念 私たちは入所者の尊厳を重んじ 健康かつ安全で充実した療養生活を 心をこめて支援します 基本方針 入所者にやさしい療養所を目指します 働く人にやさしい療養所を目指します 地球にやさしい療養所を目指します
昨年、機能評価の受審に向けて理念の下に3つ基本方針を掲げました。この中で最も特徴のありますのが3つ目の「地球にやさしい療養所を目指します」で当園の特長をよく表しています。これは地球温暖化をはじめとする環境問題を意識して作ったものですが"環境にやさしい"という言葉を用いず"地球にやさしい"という言葉を選んだ理由は、当園の伝統である海外医療協力を包含することができる目標にしたかったためです。この理念を作製した当時は、国際医療協力に積極的に関わっており、当園が全国のハンセン病療養所の中心となり、ミャンマー国へプロジェクトチームを送っていた関係もあり、英語はもちろん東南アジアの数カ国の言葉にこの理念を翻訳し、園を訪れる外国からの留学生達に見せていましたが、現在では海外からの来訪者は少し減少しています。しかし、現在でも畑野副園長や岡野眼科医長、伊藤整形外科医を中心に海外医療協力の機会も多く、この方面は特長としてこれからも重視して行きたいと考えています。 |