ハンセン病は抗酸菌の一種であるらい菌の感染に伴い、この菌に対する抵抗力のない人にごくまれに発病する慢性感染性疾患です。皮膚、末梢神経、鼻腔・咽頭・喉頭粘膜、眼などに病変をきたすために四肢や顔面に様々な変形や機能障害を残し、昔から世界中の人々に忌み嫌われた病気でした。
ハンセン病の多発する諸外国においては、WHO(世界保健機関)の指導で抗菌作用を持つ3種の薬剤を基本に多剤併用療法が無償で行われています。我が国においては「らい予防法」の廃止後、4種の抗ハンセン病薬が保険適用となり、一般医療機関の外来で治療を行うことができます。