呼吸器外科グループ

はじめに
当院では年間約350例の全身麻酔下の胸部手術を行っています。手術を安全に行うためには、麻酔科、手術室との連携が欠かせませんが、当院では術前検討会を麻酔科医、手術室スタッフ参加のもとに行っています。
主要疾患
- 肺がん
- 気胸など
- 結核など
わが国で増加している肺がんに対しては、年間約150例の手術を行っています。早期のがんでは根治性を損なわず、機能温存に努め、ほぼ全例に胸腔鏡を併用しています。機能障害や術後の痛みが少なくなるよう、筋肉をできるだけ切らない、胸筋温存小開胸下に手術を行い、完全鏡視下手術も症例を選択して行っています。進行した肺癌では、術前・術後の化学療法・放射線療法を内科、放射線科と共同で行っています。
参加している研究グループ
日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)、西日本がん研究機構(WJOG)、日本・多国間臨床試験機構(JMTO)、国立病院機構肺癌研究会など
気腫性疾患で最も多いのは、自然気胸です。特別な基礎疾患のない若年者の気胸では入院期間ができるだけ短くなるように、緊急手術に準じた手術計画を立てています。肺気腫などの基礎疾患を有する高齢者の気胸でも内視鏡手術を行うことで低侵襲化に努め、80 才を越える超高齢者にも積極的に手術を行うと共に早期離床を図っています。
薬物治療に抵抗する多剤耐性菌結核や非結核性抗酸菌症が最近再び増加しています。また、結核後遺症の慢性膿胸や喀血、アスペルギルス症を主とする真菌症をはじめとする難治性の感染症に対しても積極的に外科治療を行っています。
診療実績
最近3年間の全身麻酔での手術数を以下に示します。
| 年度 | 2006年 (H18) | 2007年 (H19) | 2008年 (H20) |
| 肺がん | 144 | 163 | 144 | 気胸など | 49 | 44 | 61 | 生検 | 34 | 25 | 41 | 結核などの炎症性疾患 | 13 | 29 | 24 | 転移性肺腫瘍 | 8 | 14 | 18 | 縦隔腫瘍 | 10 | 17 | 16 | 膿胸 | 30 | 16 | 15 | 良性肺腫瘍 | 4 | 6 | 9 | その他 | 11 | 49 | 12 | 計 | 303 | 363 | 340 |
学会施設認定
- 日本外科学会 外科専門医制度修練施設
- 日本呼吸器外科学会 呼吸器外科専門医制度 基幹施設
- 日本胸部外科学会 教育施設
スタッフ紹介
| 医師名 | 役職 | 専門分野 | 学会認定、資格 |
| 副院長 (以下併任) 結核免疫予防研究室長 地域医療連携室長 医療安全管理係長 | 呼吸器外科一般 | 大阪大学医学部臨床教授 外科学会指導医 外科専門医 胸部外科学会指導医 呼吸器外科学会指導医 呼吸器外科専門医 呼吸器外科学会評議員 | 外科系部長 | 呼吸器外科一般 肺・縦隔の手術 | 外科学会専門医 呼吸器外科学会専門医 呼吸器外科学会指導医 胸部外科学会認定医 |
麻酔科部長 | 麻酔科一般 | 麻酔科標榜医 |
| 外科医長 | 呼吸器外科 | 外科学会指導医 外科専門医 呼吸器外科専門医 | 治験管理室長 気管食道科医長(併任) | 呼吸器外科 | 外科専門医 胸部外科認定医 呼吸器外科専門医 |
呼吸器外科医長 薬剤耐性研究室長(併任) | 呼吸器外科 (肺がん・縦隔腫瘍の手術。 特に胸腔鏡下手術) | 日本外科学会 認定医・指導医・専門医 日本胸部外科学会認定医 日本呼吸器学会 指導医・評議員 |
呼吸器外科医師 | 呼吸器外科 | 外科専門医 外科学会認定医 呼吸器外科専門医 がん治療認定医 肺がんCT検診認定医 |
外科レジデント | 一般外科 |

