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医療関係者の皆様へ

脳卒中予防策に理解 岩手日日掲載(2010.12.7)

一関地域 医療連携へ講演会

医療関係者を対象とした一関地域医療連携学術講演会は3日夜、一関市山目のベリーノホテル一関で開かれた。秋田県立脳血管研究センター神経内科研究部長の長田乾さんの講演を通じ、参加者が脳卒中の対策について理解を深めた。
同市山目の国立病院機構岩手病院で2009年8月に開放型病床を開始したのを機に、地元医療機関・関係者の連携を密かにしようと昨年、学術講演会が発足。2回目の今回は医療関係者ら約50人が参加し、市医師会、武田薬品工業が共催した。

長田さんは「脳卒中の危険因子と再発予防」と題して特別講演。「脳卒中の死亡率は下がっているが肺炎を誘因し、要介護状態原因疾患のトップ。まだまだ猛威を振るっている」と説明し、脳卒中の危険因子に高血圧、糖尿病、過度の飲酒、高脂血症などを挙げた。
中でも「高血圧が最大の危険因子」とし、最近ではメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が脳卒中の危険性を高める大きな要因になっていると指摘。「有病者(後遺症を持つ人)は新規の発症者の8倍いる。脳卒中の再発は余命が縮まる。急性期治療も大事だが、われわれ(医療従事者)の債務はいかに再発を防ぐかだ」と強調した。
出席者からの質問に、長田さんは「冬場の運動不足は高血圧になりやすい。脳出血のピークは、血圧の上がる時期となる2、3月」と、冬場の運動の必要性を説いた。