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2018年4月1日掲載

病院のご案内

 独立行政法人国立病院機構北陸病院のホームページにおいでいただき、ありがとうございます。
 当院は平成16年4月1日をもって国立療養所北陸病院から独立行政法人国立病院機構北陸病院
となりました。
病院のご案内

院長ごあいさつ

 院長  坂本 宏  
 国立病院機構北陸病院院長の坂本 宏でございます。
 当院のホームページをご訪問くださり誠にありがとうございます。下記に当院の概況をご紹介いたします。

 北陸病院は富山県西南部の南砺市に位置し、穀倉地帯の砺波平野に連なる田園に包まれており、遙かに八乙女山、医王山を仰ぐ。広大な敷地(東京ドーム約4個分)には正門から続く桜並木や柿や栗などの果樹園、芝生のグランドなどが、四季折々の自然に抱かれた閑静で空気清澄な医療空間を成しています。
 その歴史は、昭和19年の陸軍傷痍軍人療養所から始まり、戦後に厚生省に移管され国立療養所北陸荘となり国民病と言われた結核医療に貢献、そして昭和44年には精神病棟(100床)を開棟しました。その後、国の政策医療として昭和51年に重症心身障がい者病棟、昭和55年に神経難病病棟、平成4年に老人性痴呆疾患治療病棟(現認知症病棟)、平成18年2月に医療観察法病棟(全国5番目)を開棟しました。この間、昭和52年に国立療養所北陸病院、平成16年に独立行政法人国立病院機構北陸病院となり、平成24年4月には富山県認知症疾患医療センター(砺波医療圏)の指定を受けました。
 現在は、精神科病棟174床(一般精神93床、認知症47床、医療観察法34床)、神経難病病棟50床、重心病棟50床の計274床、精神・身体・知的の三障がいを重複して有する方々の政策医療を中心に行っております。平成26年・27年にかけて病棟建替えもすべて終わり、全部で南(1階、2階、3階)、西(1階、2階)、東の6個病棟となりました。
 精神科においては、国レベルの医療として、医療観察法(心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人に、保護された環境で適切な医療を提供して病状の改善を図るとともに、再び不幸な事態が繰り返されないよう社会復帰を促進し、地域での継続的な医療を確保することが目的で、入退院等の決定は全て裁判所が行う)による指定入院医療機関として、平成18年2月全国5番目に開棟し、当初は沖縄を除く全国各地からの入院を受けいれていました。現在は富山県や石川県出身者が入院の約7割を占めるという地域医療となっており、地域へ退院した後は医療・保健・福祉など多くの関係機関の連携で安心な社会生活支援がなされています。一般精神医療においては、富山県内の措置入院例や重症難治例のクロザピン治療、精神科救急の基幹病院の一つとして、そして高齢化した精神病患者さんの合併症医療やうつ病などの気分障害医療を行っています。また、富山県DPAT(災害派遣精神医療チーム)の指定を受けており、平成28年熊本地震の被災地域において精神医療および精神保健活動の支援を行いました。
 認知症医療においては、高齢化率が35%を超す南砺市唯一の専門病院として、地域連携室が窓口となって様々な相談を受けております。そのなかで早期診断・初期治療には認知症疾患医療センター長で認知症専門医の神経内科医が対応し、激しい徘徊や不眠、幻覚・妄想などBPSD(認知症に伴う心理・行動の症状)などには精神科医が主に診療しています。在宅・施設での療養およびかかりつけ医による医療の継続を基本に、在宅・施設・病院等での対応が著しく困難となっている場合には、最後の砦として短期入院の認知症病棟も運営しております。ひとは生まれた時も誰かの助けが必要であると一緒に、最後を迎える時も誰かの助けが大切となり、そのお手伝いができればとも思っています。ただ、高齢化と人口減少が急速に進む当地域において、施設基準の厳しさやスタッフ確保の難しさなどから、住民の方々の期待に十分に添えないことがあることを心苦しく感じています。また、看護師を対象として、認定看護師や作業療法士など多職種が関わる認知症ケア研修を毎年秋に開催するなど教育・研修活動にも力を入れています。さらに、平成29年3月12日から施行された認知症に係る自動車運転免許制度の改正についても、専門外来にて免許の返納について相談もお受けしながらの診断書作成など皆さんの思いを大切に適切な対応を心がけています。
 神経難病医療においては、パーキンソン病や砺波地方に多い遺伝性の変性疾患を主に対象としており、長い療養を要するなかで在宅家族を支援するためのレスパイト入院や理学療法士を増やしてのリハビリテーションにも力を入れていきます。さらに外来では、パーキンソン病や変性疾患の専門外来に加えて、遺伝相談も受けております。
 重症心身障がい者医療においては、重度精神遅滞で運動機能が保たれているために結果的に強度行動障がいとなってしまう方やてんかんなどを合併する方々を対象とした病棟を有しており、県内各地からの入院を受け入れるとともに、近年では県外からの問い合わせも多くなっています。そこでは、看護師、児童指導員、保育士、療養介助員、作業療法士、理学療法士、心理士や医師など多職種のスタッフが専門性を生かして人権に配慮しながら個別的かつ包括的な医療を提供しています。
 また、古田前院長が始めた睡眠障がい(過眠症や睡眠時無呼吸症、不眠症など)に関する専門的医療を継続しており、平成27年には富山県内唯一の日本睡眠学会による睡眠医療認定施設となりました。平成29年には認定医を中心に睡眠医療センターを立ち上げて、終夜睡眠脳波検査や反復睡眠潜時検査などを用いたナルコレプシーや概日リズム睡眠障害など過剰な眠気を伴う過眠症の医療、および認知行動療法の専門医や臨床心理士による不眠症に対する非薬物療法等をより一層充実させていきたいと考えています。
 今後につきましては、国立病院機構を構成する全国142病院の一つとして医療政策を担うとともに、当院の基本理念である『生命と人権を尊重し、思いやりに満ちた医療を良心と誠意をもって実践します』のもとに、訪問看護、訪問診療、デイケアなどより地域に密着した医療体制を整備して、地域の方々の安心や健康長寿のために医療、保健、介護、福祉などさまざまな分野で少しでも貢献できるよう努めていく所存です。私たちはだれもが何らかの不利・不得手な面を持ちながらお互い協力し合って人生を歩んでいるものと思われます。それのために不自由な生活が強いられることない社会であるよう、地域の方々のだれもが笑顔でいられる病院をめざします。これまで以上に皆さまのあたたかいご支援とご助言をこころよりお願い申し上げます。
 そして、当院では私どもと一緒に誇りを持って働いていただける仲間を探しています。職種にかかわらずご応募ください。いつでもお待ちしております。

基本理念と特色

基本理念
 
生命と人権を尊重し、思いやりに満ちた医療を良心と誠意をもって実践します。

基本方針

  1. 国立病院機構の医療ネットワークを基盤に、精神・神経疾患ならびに重症心身障がいに関して、地域と連携し質の高い安全かつ適切な医療の提供に努めます。
  2. 健全な病院運営を実践し、恒久的に医療を提供します。
  3. 国民の皆様の信頼に応えるよう職員一人ひとりが意欲と責任を持って職務に精励します。

特色 
 
北陸地区における国立病院機構の精神・神経領域の基幹施設として、政策医療の対象である精神疾患、神経難病ならびに重症心身障害に関しての専門的な医療を行うことを基本方針としております。
 さらに、精神科救急医療や認知症への対応など地域医療に貢献することを目指しています。

 

  1. 富山県西部の精神科救急輪番病院及び全県下の基幹病院に指定されています(総合精神医療部)。
  2. 精神科社会復帰施設が整備されています。
  3. 医療観察法に基づく指定入院医療機関として、多職種チームによる高度かつ専門的な精神科医療を行っています(司法精神医療部)。
  4. 神経難病や重症心身障害に対する専門治療を行っています(遺伝性神経疾患医療部、重症心身障害医療部)。
  5. 富山県の認知症疾患医療センターをして指定を受けています(認知症疾患医療センター)。
  6. 認知症の治療施設としてデイケアを整備し、教育研修機能も担っています。
  7. 睡眠障害に対する高度な専門的医療を行っています(睡眠医療部、総合医療部)。
  8. 全国の政策医療ネットワークを通じた臨床研究を行っています(臨床研究部)。

 今後も当院に課せられた政策医療を通じて地域医療に貢献していきたいと存じます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

診療内容

診療科目
 
精神科・神経科・脳神経内科・内科(内科診療については精神疾患合併症患者に限ります。)

特色
 
認知症病棟、精神科作業療法施設、精神科デイ・ケア施設、応急入院指定施設、睡眠障害外来

診療内容
 
精神科一般及び特に以下の領域
  認知症、精神科救急、精神科身体合併症、認知行動療法、睡眠・覚醒障害、
  神経・筋疾患(当地域に多い遺伝性の神経難病)、重症心身障害(強度行動障害)
を中心に専門的治療を行っている。

概要・規模

1.医療法許可病床数  274床
    一般  100床(神経難病50床、重心50床)
    精神  174床(一般精神93床、認知症47床、医療観察法34床)

2.保険医療機関及び保険医療養担当規則に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項は以下のとおりです。
 (1)入院基本料に関する事項
    東海北陸厚生局長より次の施設基準に適合している旨の確認を受けています。
     ① 南1階病棟   認知症病棟入院料1
     ② 南2階病棟   精神病棟入院基本料15:1
     ③ 南3階病棟   精神病棟入院基本料15:1
     ④ 西1階病棟   障害者施設等入院基本料10:1
     ⑤ 西2階病棟   障害者施設等入院基本料10:1
 
 (2)社会保険事務局長への届出事項に関する事項
    東海北陸厚生局長に次の施設基準に適合する旨の届出を行っています。
     救急医療管理加算
     特殊疾患入院施設管理加算
     看護配置加算
     看護補助加算1
     療養環境加算
     精神科応急入院施設管理加算
     精神病棟入院時医学管理加算
     精神科身体合併症管理加算
     強度行動障害入院医療管理加算
     医療安全対策加算2
     感染防止対策加算2
     後発医薬品使用体制加算1
     認知症ケア加算1
     ニコチン依存症管理料
     認知症専門診断管理料
     薬剤管理指導料
     検体検査管理加算(Ⅱ)
     神経学的検査
     CT撮影(4列以上)
     障害児(者)リハビリテーション料
     認知療法・認知行動療法1
     精神科作業療法
     精神科ショート・ケア「大規模」
     精神科デイ・ケア「大規模」
     治療抵抗性統合失調症治療指導管理料
     医療保護入院等診療料
     入院時食事療養(Ⅰ)
     入院時食事療養(Ⅰ)特別管理加算
     食堂加算

   ※入院時食事療養(Ⅰ)及び食堂加算について
      管理栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、
     適温で提供しています。
      食堂において食事療養ができるようになっています。

 (3)保険外負担に関する事項
    当院では以下の事項について実費の負担をお願いしています。
      診断書及び証明書料   1通 540円~5,400円
    その他詳しくは医事受付でおたずねください。

 (4)その他
    当院は東海北陸厚生局長より以下のとおりの指定を受けています。
     心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律
     第16条第1項の規定に基づく指定入院医療機関

3.敷地及び建物
    敷地面積    192,444平方メートル
    建物延面積    22,777平方メートル

4.個人情報の保護について
    当院の方針は こちらを参照ください。

沿革

昭和19年10月   傷痍軍人療養所北陸荘として創設
昭和20年12月   厚生省に移管、国立療養所北陸荘と改称
昭和44年 8月   精神病棟100床開棟
昭和51年 2月   精神病棟50床開棟
昭和51年 4月   動く重心病棟40床開棟
昭和52年 4月   国立療養所北陸病院と改称
昭和52年11月   精神病棟40床開棟
昭和55年11月   神経・筋難病病棟40床開棟
平成16年 4月   独立行政法人国立病院機構北陸病院に移行
平成17年 8月   精神病棟50床廃止
平成18年 2月   医療観察法病棟34床開棟
平成24年 4月   認知症疾患医療センターに指定(富山県)
平成26年 5月   南病棟開棟
平成27年 5月   西病棟開棟、一般病床20床増床