救命救急から慢性期まであらゆるニーズに対応するハイブリット型病院

独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター

院長挨拶

菊池誠二 国立病院機構北海道医療センターのホームページをご利用いただき有難うございます。
北海道医療センターは、 地域医療支援病院[1]在宅療養後方支援病院[2]の指定を受け,地域の急性期医療のニーズに答える一方、札幌市全域・北海道をテリトリーとした政策医療(神経難病、精神科身体合併症、小児慢性疾患、結核)を担い、さらには災害医療の拠点( 北海道災害医療拠点病院[3]DMAT[4]配備),札幌市災害時基幹病院[5])としての準備も怠ることのないよう日々努力を重ねております。

当院のモットーである「まいにちから まんいちまで」を,「ことわらない医療」を実践することで追求しています。

北海道医療センターは,国立病院機構西札幌病院と国立病院機構札幌南病院が、平成22年3月1日に統合して新しく誕生した病院です。

西札幌病院は昭和5年市立札幌療養所として、札幌南病院は昭和18年傷痍軍人北海道第二療養所として創設され、それぞれが長い歴史と特徴をもつ病院でした。 新病院は、「人と自然の健康と調和を大切にする医療を実践します」を基本理念とし、ロゴマークは、病院から間近に見える三角山と北海道をイメージしています。潤いのある自然環境の中、快適な医療施設を目指すということで、グリーンのラインは豊かな緑、ブルーのラインは発寒川を表しています。2本のラインが組み合わさる構図は、地域と病院、患者さんと病院スタッフの信頼関係を願ってのものです。

全病床500床は、一般410床(救急30床)、結核50床、精神40床からなっています。3次救命救急の超急性期から神経難病、小児慢性疾患(養護学校隣接,小児腎臓病センター・小児遺伝代謝センター設置)、結核まで全ての医療ニーズに対応する急性期慢性期ハイブリッド型の病院です。全国的にもまれな機能をもつ病院として、病院の円滑な運営および健全な経営の両面から注目度の高い病院です。

3次救命救急センター[6]は,ヘリポートを設置し,救命救急医、循環器科医、脳神経科医により24時間365日対応する体制となっています。また、小児科、消化器、循環器、呼吸器、婦人科などの2次救急[7]にも対応しています。

がん医療については,北海道がん診療連携指定病院[8]として,がん診療センター,内視鏡手術センターが中心になり,集学的な治療を実施しています。北海道がん診療連携拠点病院[9]である北海道がんセンターは,当院と同じく国立病院機構の仲間であり,密接な連携を取って診療にあたっています。

結核は多剤耐性菌,人工透析患者さんなどへの対応も可能になっています。神経筋センターは、北海道難病医療ネットワークの基幹病院(北海道難病医療拠点病院[10])としての役割を担い、地域の方々はもちろん北海道全域から患者さんを受け入れています。精神科は、身体合併症診療という新たな試みに挑戦しております。精神疾患に罹患されている患者さんの身体疾患(循環器疾患、脳卒中、がんなど)に対し、精神科医師と身体科医師の2人主治医制で診療に当たります。また,認知症疾患診断センターでは,地域のクリニックと精神科専門病院をつないで,これからあるべき認知症医療を目指して,地域ネットワーク作りに取り組んでいます。

臨床研究部では、神経筋疾患、免疫異常、成育医療[11]を中心に広く臨床研究を行い、情報発信を活発に行っています。新薬開発のための治験へは、全病院をあげて積極的に参加しています。

人材育成は、当院のもう一つの大切な使命です。初期研修医の受け入れ、後期研修医に対する専門医教育、附属看護学校の運営、各職種における知識・技術向上のための研修会への参加奨励など、未来に向けて、より良質な医療人を輩出するよう努めています。

「まいにちから まんいちまで」の北海道医療センターは「ことわらない医療」を実践します。

北海道医療センター 院長 菊地 誠志


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※脚注(用語説明)
[1]地域医療支援病院:北海道知事から承認を受け、かかりつけ医(クリニックや診療所など)と一体となった医療体制を構築することを目的とし、医療機器の共同利用や開放病床の運用、専門的な医療や検査などを提供することで、地域医療の質を向上させる役割を担った中核病院。
[2]在宅療養後方支援病院:在宅療養されている患者さんやご家族が、かかりつけ医を通じて登録を行うことにより、かかりつけ医が緊急で入院が必要と判断した場合には在宅療養後方支援病院が24時間体制で受け入れる。
[3]北海道災害医療拠点病院:災害時に多発する重篤救急患者の救命医療を行うための高度な診療機能や広域搬送への対応機能、医療救護班の派遣機能などを有し、災害時に必要な医療支援を行う北海道が指定する拠点施設。
[4]DMAT:大地震などの災害時に迅速に駆けつけ、救急治療を行うための専門的な訓練を受けた医療チーム。
[5]札幌市災害時基幹病院:重症の傷病者に対し、緊急手術等の必要な医療を提供する札幌市長が指定した病院。
[6]3次救命救急センター:重症及び複数の診療科領域にわたるすべての重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる北海道知事が指定した救命救急センター。
[7]2次救急:入院治療や手術を必要とする重症な救急患者に対応する医療。知事の認定した救急告示医療機関、病院群輪番制に参加する医療機関が担当する。
[8]北海道がん診療連携指定病院:国の指針に基づき、標準的ながん治療を平等に受けることができるように北海道独自の要件で、知事が指定した医療機関。
[9]北海道がん診療連携拠点病院:地域におけるがん医療の連携の拠点「がん診療連携拠点病院」の中で、厚生労働大臣が指定する北海道の中心的な医療機関。
[10]北海道難病医療拠点病院:地域における難病医療体制の拠点的機能を担う病院として、 高度な医療を要する難病患者の受け入れや地域の医療機関へ医学的な指導・助言などを行う。
[11]成育医療:胎児にはじまり新生児・小児・思春期を経て、次の世代を生み育てる成人世代までの一連の過程における、身体的・精神的問題を扱う医療。

ロゴマーク

病院の後方にある三角山と北海道を表現したものです。
二本のラインは、地域と病院、患者さんと医師・看護師等の病院職員を意味し、双方の信頼関係とコミュニケーションを表現しています。
グリーンのラインは豊かな緑、自然環境と静寂、静養、信頼を意味し、ブルーのラインは近くを流れる発寒川、澄んだ空気と技術、安定、安心、元気(回復)を表現したものとなっています。