教育プログラム
看護師の教育研修は、能力開発プログラムを基盤としたプログラムで構成されています。新採用者は、全職員合同の採用時オリエンテーション実施後、教育委員会や各専門分野の職員が企画・運営する研修を受講し、看護実践者としての能力を習得していきます。
●能力開発プログラムに沿った研修
平成29年度看護部教育委員会研修計画 (ラダーⅠ) 新人看護師
教育目的:病院・看護部の理念に沿った患者・家族中心の質の高い看護が提供できる看護者を育成する
★ 評価方法:直後のアンケートは全研修で実施する
研修 コース |
対象者 | 研修名 | 開催 時期 |
時間 | 内容 | 目標 レベル |
研修目的/講師・指導者 |
ラダーⅠ | ラダーⅠを目指す者 | 新採用者研修 ※別紙参照 |
4月3日~7日
21日 27日 |
6日間 | 講義・演習 オリエンテーション 医療安全Ⅰ、感染管理Ⅰ、BLSⅠ、静脈注射Ⅰ、フィジカルアセスメントⅠ、その他(移動・心電図・吸引・皮下筋肉注射・輸液ポンプなど) | 2 | 病院職員の一員として職場への早期適応と看護実践者としての基本的な看護の知識・技術・態度を習得する。 |
2ヶ月目研修 (メンタルヘルス研修) |
5月19日 | 120分 | 講義・GW (メンタルヘルス) |
2 | 自己のストレスや不安と向き合い、社会人として健康管理ができる | ||
3ヶ月目研修 (看護技術研修) |
6月15日 | 225分 | 講義・GW (多重課題) |
2 | 多重課題の場面において、患者の安全に配慮した優先順位を考えるために必要な知識を習得する | ||
4ヶ月目研修 (看護技術研修) |
7月14日 | 180分 | 講義・演習 ①(清潔操作) ②(フィジカルアセスメントⅡ) |
2 | 1.清潔操作の基本を理解し、清潔操作に必要な知識と技術を習得する 2.呼吸と循環の観察方法を学び、フィジカルアセスメントすることができる |
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5ヶ月目研修 (看護技術研修) |
8月22日 | 225分 | 講義・演習 (医療安全Ⅱ) |
2 | 看護場面において多くの危険が潜んでいることを理解し、安全に看護を実践するために必要な知識を習得する | ||
6ヶ月目研修 (看護過程研修) |
9月15日 | 120分 | 講義 ①(看護記録) ②(輸血) |
2 | 1. 実践した看護や必要な情報をもとに根拠・個別性・具体性のある看護記録を理解する 2. 基本的な輸血の知識を習得する |
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7ヶ月目研修 (看護技術研修) |
10月18日 | 150分 | 講義・演習 ①(感染管理Ⅱ) ②(退院支援) |
2 | 1. 感染経路別の予防対策について理解し、適切に対処するための知識と技術を習得する 2. 当院における退院支援のしくみと入院時スクリーニングシートの必要性が分かる |
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9ヶ月目の 研修からは、 2グループに分けて実施 |
9ヶ月目研修 (看護技術研修) |
12月5日 12月7日 |
180分 | 講義 (人工呼吸の看護) |
2 | 人工呼吸中の患者の看護に必要な知識を習得する | |
1年目研修 (ナラティブ研修) |
2月5日 2月9日 |
120分 | 講義・GW (ナラティブ研修) |
2 | 看護実践の場面で心に残っている事例を語り合い、患者とのやり取りで感じた思いを共有することで自己の看護を見つめ直し、実践したい看護と自己の課題を明らかにする |
ジェネラリストコース(時間外) | 全看護 職員 |
○臨床指導者会議 ○医療安全教育研修 ○感染対策研修 ○看護記録研修 ○褥瘡対策研修 ○専門看護研修 救命救急看護 循環器・心外疾患看護 脳外科疾患看護 整形外科疾患看護 泌尿器疾患看護 皮膚科疾患看護 小児疾患看護 婦人科疾患看護 呼吸器疾患看護 内分泌疾患看護 腎臓疾患看護 耳鼻咽喉科疾患看護 眼科疾患看護 消化器疾患看護 精神疾患看護 神経筋疾患看護 感染症疾患看護 手術室看護 透析看護 |
臨床指導者としての役割を理解し、臨床実習指導ができる 医療安全リンクナースとして役割を理解し、行動できる 感染防止対策リンクナースとして役割を理解し、行動できる 看護部記録委員としての役割を理解し、適切ね記録の方法を指導できる 褥瘡予防対策を学び、看護援助を指導できる 専門看護に必要な知識・看護実践能力を習得する |
平成29年度看護部教育委員会研修計画 (ラダーⅡ~) 2年目以上
教育目的:病院・看護部の理念に沿った患者・家族中心の質の高い看護が提供できる看護者を育成する
★ 評価方法:直後のアンケートは全研修で実施する
研修 コース |
対象者 | 研修名 | 開催 時期 |
時間 | 内容 | 目標 レベル |
評価 方法★ |
研修目的/講師・指導者 |
ラダーⅡ | レベルⅡを目指す者 | 呼吸器の基礎原理 | 4月13日 4月20日 |
120分 | 講義・演習 | 2 | テスト | 人工呼吸器の基礎原理が理解できる |
①事例検討 ②CVポート研修 ①事例検討(発表) |
5月30日 5月31日 2月15日 2月16日 |
150分 120分 |
①講義 ②講義・演習 |
2 | ①発表 ②アンケート 演習観察 テスト |
①看護実践能力を高め、根拠に基づいた個別性のある看護ケアが提供できる ②CVポート抜針の基本的な知識と技術を習得し、安全に看護技術が実践できる |
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メンバーシップ研修 | 7月27日 7月28日 |
120分 | 講義(30分)G・W(90分) 12月に評価表提出 |
3 | レポート 評価表 |
看護チームの一員としてメンバーシップ行動がとれる (評価表:自己の取り組みのまとめと評価、自己評価と師長評価) |
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研修は、 2グループに分けて実施 |
ACLSⅠ | 9月28日 9月29日 |
180分 | 講義・演習 | 2 | テスト シミュレーション 観察 |
ACLSの基本と流れがわかる | |
ラダーⅢ | レベルⅢを目指す者 | 静脈注射Ⅱ | 5月22日 5月23日 |
150分 | 講義 | 2 | テスト | 静脈注射の実践能力を高め、安全な静脈注射の指導ができる |
リーダーシップ研修Ⅰ | 8月8日 8月9日 |
120分 | 講義(30分) GW(90分) 1月に評価表提出 |
3 | シミュレーション レポート 評価表 |
病棟内の役割やチームナーシングにおけるリーダーシップが理解できる (評価表:自己の取り組みのまとめと評価、自己評価と師長評価) |
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ACLSⅡ | 10月26日 10月27日 |
180分 | 講義・演習 | 2 | テスト シミュレーション 観察 |
ACLSの実践とリーダーシップがとれる | ||
看護倫理研修 | 6月29日 6月30日 |
90分 | 事例検討 | 2 | GW観察 事後課題 |
看護倫理を学び、日常の看護のあり方を倫理的視点で振り返り行動変容できる | ||
研修は、 2グループに分けて実施 |
プリセプター研修 | 3月5日 | 90分 | 講義(30分) GW(60分) |
3 | レポート 評価表 |
プリセプターシップを学び、プリセプターとしての役割意識を持つことができる | |
ラダーⅣ | レベルⅣを目指す者 | 看護研究研修 | 6月2日 | 120分 | 講義 | 2 | 研究計画書 の提出 |
看護研究の基本を学び、研究的視点で看護を考える事ができる (発表は平成29年7月) |
看護研究発表 (平成28年度研究) |
8月4日 | 180分 | 平成28年度の発表 | 2 | 発表 | |||
リーダーシップ研修Ⅱ | 6月23日 | 120分 | 講義(30分) GW(90分) 11月に評価表提出 |
3 | レポート 評価表 |
リーダーシップを発揮し、看護実践者として後輩の役割モデルとなれる (評価表:自己の取り組みのまとめと評価、自己評価と師長評価) |
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現任教育研修
※教育委員対象 |
4月14日 | 30分 | 講義(会議後) | 3 | 評価表 | 教育委員としての役割を理解し、研修の企画・運営、OJTができる | ||
看護倫理研修 | 8月30日 8月31日 11月16日 11月17日 |
90分 | 事例検討 | 2 | GW観察 事後課題 |
看護倫理を学び、日常の看護のあり方を倫理的視点で振り返り行動変容できる | ||
エルダー研修 | 4月19日 | 60分 | 講義 | 3 | 評価表 | エルダーの役割を理解し新人の受け入れ体制を整える事ができる | ||
退院支援研修 | 7月4日 | 90分 | 講義・GW | 2 | GW観察 | 退院支援システムのプロセスを理解し、主体的に退院支援 | ||
看護補助者コース | 看護助手 | 看護助手研修 | 7月21日 8月25日 10月31日 |
120分 | 講義・演習 | 2 | 演習観察 | 看護チームの一員として適切な看護補助業務が実践できる |