救命救急から慢性期まであらゆるニーズに対応するハイブリット型病院

独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター
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臨床研修指定病院

初期臨床研修プログラム一覧

内科系プログラム 外科系プログラム その他のプログラム

精神神経科

指導担当医

松永 力 精神保健指定医/日本精神神経学会精神科専門医・指導医、 日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門医・特定指導医
近藤 千尋 精神保健指定医/日本精神神経学会精神科専門医・指導医
梅本 由佳 日本精神神経学会精神科専門医
山本 順子

● 精神科の紹介

当科は有床(閉鎖)の総合病院精神科であり、身体疾患治療に特化した医療を行っております。精神疾患を抱える患者に何らかの身体的問題が生じ、急性期の入院治療が必要となった場合、当科と身体各専門科との連携のもと、円滑な治療が行われるよう対応しております。  入院のほとんどが身体合併症患者であるため、精神科研修の場としては、やや偏った患者層ではありますが、精神科で代表的な統合失調症、気分障害を診ることは可能です。また、身体各科から精神科的問題で診察依頼があることも少なくなく、術後せん妄などの患者の診察を指導医とともに経験することもできます。

● 研修目標

厚生労働省から提示されている臨床研修における経験目標(精神科関連)は以下の通りです。

  • A.経験すべき診察法・検査・手技
     基本的な診察法:精神面の診察ができ記載できる。
  • B.精神科で経験すべき症状・疾患・病態
    1.頻度の高い症状(自ら診察し、鑑別診断を行う)
     不眠、不安・抑うつ
  • 2.緊急を要する症状・病態(初期治療に参加)
     急性中毒、精神科領域の救急
  • 3.経験が求められる疾患・病態(7項目)
     症状精神病、認知症、アルコール依存症、気分障害(うつ病・躁うつ病を含む)、統合失調症、不安障害、  身体表現性障害・ストレス関連障害

とくに頻度が高く、入院患者を受け持ち、レポート作成が求められる統合失調症、気分障害、認知症については、病棟で担当できるよう考慮します。 研修期間は1ヶ月と短いため、専門的なことまで知る必要はありません。上記のような経験目標が掲げられてはいますが、精神症状を持つ患者を診る手順を知り、どの科においても必要となる不眠やせん妄などの評価治療の仕方を学んでもらえれば十分です。その他、個々の希望に応じ、適宜研修内容を調整したいと思います。

● 研修の実際

毎日8時30分から看護の申し送りに参加し、その後、医師全員と看護師で精神科病棟の全患者を回診します。入院患者については指導医とともに受け持ち、他科からの診察依頼があった場合には指導医とともに診察することになります。その他、カンファレンスに参加してください。

 ▶ 週間スケジュール

午前 病棟回診 病棟回診 病棟回診 病棟回診 病棟回診
リエゾン(初診) リエゾン(初診) リエゾン(初診) リエゾン(初診) リエゾン(初診)
午後 病棟カンファ
(Ns, PSW)
リエゾン(再診) リエゾン(再診) リエゾン(再診) リエゾン(再診)
午後 リエゾン(再診) リエゾンチーム回診 緩和ケアチーム回
診・カンファ
リエゾン
カンファ
病棟診療
午後 北大合同web講
演/症例検討

小児科

指導担当医

長尾 雅悦
(昭和58年卒)
日本小児科学会専門医・認定指導医・責任指導医、 日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医・GMRCシニア、小児栄養消化器肝臓認定医、 医師臨床研修制度プログラム責任者
荒木 義則
(平成2年卒)
日本小児科学会専門医・認定指導医、日本腎臓学会専門医・指導医、 日本透析医学会専門医・指導医
田中 藤樹
(平成8年卒)
日本小児科学会専門医・認定指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
河口 亜津彩
(平成13年卒)
日本小児科学会専門医・認定指導医、日本腎臓学会専門医
重冨 浩子
(平成18年卒)
日本小児科学会専門医・認定指導医

● 小児科概要

  • 小児科病床数(NICU、新生児除く)     21床
  • 新生児病床数(NICU除く)         0床
  • NICU病床数                0床
  • 1日平均外来患者数(2016年度)      31.2人/日
  • 1日平均入院患者数(2016年度)      12.8人/日
  • 年間分娩数(2016年度)          0人/年

● 特色

  •  ▶ 医師全員が日本小児科学会専門医であり、長尾が責任指導医の立場にあります。先天代謝異常のコン    サルタント医として札幌市および全道の症例に関わっています(長尾、田中、重冨)。
  •  ▶ 北海道全域から小児腎患者を受け入れており、北大泌尿器科、札幌市立病院などと連携し積極的に腎    移植をすすめています(荒木、河口)。
  •  ▶ 小児神経疾患は、札幌医大小児科講師として活躍され、現在は中の島診療所院長の若井医師が脳波外    来(水曜日午後、完全予約制、月3回)を担当しています。
  •  ▶ 難治性てんかんに対しては、東京大学脳神経外科・札幌医科大学脳神経外科と連携し、迷走神経刺激    術やてんかん外科手術を行っています。
  •  ▶ 急性疾患入院が3分の2を占めておりますので、小児救急に関しても西区唯一の病院小児科として積極    的に取り組み、札幌市の小児科二次救急輪番制度に参加しております。
  •  
腎生検
(荒木、河口)
小学校1, 2年生以上の患者に対しては局所麻酔(入院期間3日)で、それ以下の年齢では全身麻酔(入院期間5日)で行っています。1〜2週間程度で病理検査結果がでます。
腎エコー
(荒木、河口)
腎臓外来担当医師の指示により予約制で実施しています。非侵襲性の検査であり、比較的軽症と考えられる症例であっても異常がみられる場合があり、積極的に行います。
排尿時膀胱造影(荒木、河口) 腎臓外来担当医師の指示により予約制で実施しています。乳幼児の尿路感染症では必須の検査です。
脳波、MRI
(長尾、若井、田中)
随時予約制で実施しています。てんかん・神経疾患の新患の場合、専門外来受診前に行い、スムーズに診療が進むようにしております。
遺伝・代謝・遺伝カウンセリング外来
(長尾、田中、重冨)
遺伝性疾患全般にわたる診断と遺伝カウンセリングを行っております。道内では数少ない先天代謝異常症専門外来を開設し、新生児マススクリーニングで発見された疾患や発達障害を引き起こす疾患の精査治療を行っています。血液や尿中の代謝産物の分析、遺伝子解析による診断を行います。
糖尿病・肥満治療
(長尾、田中)
インスリン治療を必要とするⅠ型糖尿病のみならず、増加している小児肥満の診断治療のため看護師、理学療法士、栄養士、臨床心理士とチームを組み、短期教育入院を実施しています。また糖尿病や重度の肥満症に対し養護学校へ通学しながらの長期治療も行っています。

● 一般目標

小児に対し違和感なく接し、同時に母親を中心とした家族から必要な情報を収集できるようになることが大きな目標です。小児科は感染症を中心にgeneralに診療をするのはもちろんのこと、先天代謝異常や腎疾患に専門的な診療もしています。一般小児科の診療技能をまず習得し、入院患者の受け持ちと外来診療によって基本的な小児疾患を経験します。

● 行動目標

1. 小児医療チームの一員としての基本姿勢を確立する。

  • (1) 時間を守り、身だしなみをととのえる。
  • (2) 職場での人間関係を円滑にはかり、挨拶を欠かさない。
  • (3) 人としての倫理、心情を常に重視して行動する。
  • (4) 担当指導医への報告・連絡・相談を常に早めにおこなう。
  • (5) 状況に合った言動で自らの責任範囲を意識した対応ができる。

2. 小児科の特殊性を理解し体験する。

  • (1) 患者と家族(特に母親)の話をまず聞くことから始める。
  • (2) 子どもの痛みや心情を理解する姿勢が持てる。
  • (3) 子どもとその家族も含めた総体的な状況の把握に努める。
  • (4) 適切な説明により小児診療への正しい理解を得る事ができる。
  • (5) 診療内容を必要かつ適正な形で記録し残すことができる。
  • (6) 他職種と連携して円滑に職務を進める事ができる。
  • (7) 常に新しい知見をもとめ、かつルールに基づいた診療ができる。
  • (8) 個人情報の適切な管理と守秘義務を遵守できる。
  • (9) 医療安全、感染対策を理解し、実践できる。
  • (10) 学会参加や論文発表などを通して自己研鑽し、業務に反映させる。

 ▶ 月間スケジュール

  • 1ヶ月目
  • 第1週にオリエンテーションを行う。
  •  1) 小児科担当医として行う業務の基本技能と知識を確立する。
  •  2) コメディカル業種の理解をはかり、今後のチーム医療の基礎とする。
  •  3) 患者・家族とのコミュニケーションの原則と技法の基本を身につける。
  •  4) 症例検討会での報告など基本的なプレゼンテーションの基礎を身につける。
  •  

※ 日常的な小児疾患の診療をできるように、外来と入院患者の両方で指導医のもとで診察手技と処置(点滴、採血、腰椎穿刺、骨髄穿刺、気管内挿管など)を学びます。主要な疾患への診断へのアプローチと治療指針を指導医とディスカッションしながら身につけます。腎疾患では生検、エコー、膀胱造影などを経験します。また脳波、MRIを神経学的な診察と同時に読影します。小児科特有の患者および家族とのコミュニケーションの手段を実践します。簡単な症例報告をできるようPowerPointなどを用いたプレゼンテーションを行います。

  • 2ヶ月目(複数月研修する場合)
  •  1) 入院患者の診療方針を自ら立て実行する。
  •  2) 指導医のもとで十分な内容の退院時要約の作成ができる。
  •  3) 経験した症例をまとめ報告ができる。
  •  4) 小児外来での初診対応の基礎を身につける。


※ レポート提出

● 習慣スケジュール

  • 月曜日:午前:週末に入院した症例と新入院患者の診療、午後:一般外来
  • 火曜日:午前:一般外来、午後:腎臓検査
  • 水曜日:午前:一般外来、午後:脳波外来
  • 木曜日:午前:代謝外来、午後:腎臓外来・小児保健外来
  • 金曜日:午前:一般外来、午後:入院患者のプロトコール整理
  • ※ いずれの日も、外来より新入院患者の担当医となります。

放射線科

指導担当医

油屋 潤
(研修指導責任者)
湯澤寛尚 日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本救急医学会救急専門医

● 放射線科の紹介

当院の放射線科は画像診断(CT、MRI、核医学)と血管系IVRを業務としています。 画像診断に関しては一部の特殊領域を除く院内の画像検査に対して読影報告書を作成、血管系IVRは肝細胞癌など腹部臓器のカテーテル治療、外傷や腸管虚血など緊急症例に対するカテーテル治療が主な内容です。現時点では業務の重点は画像診断にあり、残念ながらIVRは週1件程度です。放射線科の業務は患者に接することが少ないのも特徴で、他科医師とのコミュニケーションが大切になる仕事でもあります。(*)当院では放射線治療の研修はできません。

● 研修内容

  • 1 勤務時間は原則8:30~17:15(途中で昼食休憩45分)。
  • 2 毎週木曜日PM13:30~ カテーテル室にてIVRに参加。
  • 3 IVR施行時以外の時間は画像読影(CT、MRI)と報告書作成。
  • 4 夜間休日に臨時IVRを行うこともあり、指導医から連絡があった時は参加をお勧めします。
  • (※)主な研修目標である画像診断の修得は一朝一夕では達成困難であり、1ヶ月研修の場合はやや低めの目標、2ヶ月研修の場合は少し高い目標を設定しています。

● 研修目標

▶ 1ヶ月目

  • 1 画像検査の適応を考え、病態や症状に応じた検査の選択、または行うべき検査の優先順位を決定できる。
  • 2 患者の病態や予想される疾患に適した撮像法を選択できる。
  • 3 CTでは正常画像を十分に理解し、たとえ確定診断ができなくても大きな異常所見を指摘できる。また小さな異常所見でも安易に見過ごさない。
  • 4 臓器別では体幹部(胸部~腹部~骨盤)を中心に学ぶ。
  • 5 MRIでは主な撮像シーケンスの特徴、代表的な体内組織や臓器の信号強度を理解する。臓器別では脳神経系を中心に学ぶ。
  • 6 IVRに関しては血管造影手技の基本部分(セルディンガー法による動脈穿刺や検査終了時の止血)、穿刺部圧迫解除時の容態確認を経験する。

▶ 2ヶ月目

  • 1 画像に関する他科医師とのディスカッションに参加し、画像所見に関する。また、自分の意見を積極的に発言できる。
  • 2 CTのよい適応となる胸腹部の代表的疾患に関して特徴的な画像所見を理解する。
  • 3 確定診断に至らない症例を見た時に複数の鑑別診断を挙げることができる。
  • 4 MRIに関しては消化器系、婦人科系、関節MRIなど幅広く経験する。
  • 5 核医学に関しては骨シンチ、ガリウムシンチなどの全身検査を経験する。
  • 6 IVRに関しては簡単なカテーテル操作、選択的動脈造影を経験する。

 ▶ 週間スケジュール

午前 画像診断 画像診断 画像診断 画像診断 画像診断
午後 画像診断 画像診断

17:00~
外科消化器内科
合同カンファレンス
画像診断 13:30~ IVR
画像診断
画像診断

麻酔科

指導担当医

藤本一弘 麻酔科指導医
太田 みさき 麻酔科専門医
五十嵐 浩太郎 麻酔科専門医
三國 生臣 麻酔科指導医
三浦 尚友 麻酔科認定医

● 一般目標

医療人として、患者急変時に対応できる技術・知識を身につける。そのために手術麻酔を通して呼吸・循環管理の基礎を習得し、一般の急変時にも冷静に行動できる応用力・精神力を養う。

● 行動目標

術前評価が適切に行える

  • (1)患者の術前評価を行い、適切な術前・術中計画が立てられる。
  • (2)術前・術中計画に則した指示が出せる。
  •  
  • 呼吸・循環生理を理解し、患者管理に応用できる
  • (3)気管挿管を含めた気道確保・管理を行える。
  • (4)患者の呼吸状態を的確に判断できる。
  • (5)血液ガスを評価しながら適切な人工呼吸管理が行える。
  • (6)各種血管ライン確保(動静脈ライン、中心静脈ライン等)を習得する。
  • (7)循環動態の変動に対し、病態生理を理解の上、適切に対応できる。
  • (8)カテコラミン等の循環作動薬等を使用できる。
  • (9)病態に応じた適切な輸液管理ができる。
  •  
  • 意識・疼痛管理ができる
  • (10)各種鎮静薬・麻酔薬の作用を理解し、適切な鎮静・麻酔管理を行える。
  • (11)各種神経ブロックを理解し、術中術後疼痛管理の計画を立てられる。

 ● 基本スケジュール

  •  ▶ 手術麻酔管理(月間症例数 約200例)
  •    研修できる主な手術麻酔
  •     外科、呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、婦人科、泌尿器科、
  •     耳鼻科咽喉科、皮膚科、形成外科、眼科、精神科

 ▶ 1日のスケジュール

8:50 症例カンファレンス
9:00 麻酔導入、麻酔管理
13:00 麻酔導入、麻酔管理
16:00 術前・術後回診
  •  ▶ その他
  •     症例検討会     毎週金曜日夕方
  •     抄読会       毎週1回

救命救急科

指導担当医

七戸康夫
(救命救急部長)
救急医学会指導医、集中治療医学会専門医、麻酔科学会専門医、 ICD、JATECインストラクター、統括DMAT登録
硲 光司
(救急科医長・ICU室長)
救急医学会専門医、麻酔科学会指導医、AMLSファカルティ、 ACLS-EPインストラクター、JATECインストラクター、統括DMAT登録
塩谷 信喜
(救急科医長)
救急医学会指導医、集中治療医学会専門医、外科学会専門医、 DMAT登録

● 一般目標

  • 1. 救急疾患の1次診断、重症度・緊急度評価が出来る。
  • 2. 頻度の高い救急疾患、および危機に瀕した重症救急の初期治療が出来る。
  • 3. 専門医へ適切なコンサルテーションが出来る。
  • 4. 日本の救急医療体制、災害医療体制を理解し、多職種の連携について学ぶ。
  • ● 行動目標

    1. ERにおける救急搬入患者の初期診療を行う。

    • (1) バイタルサインの把握と第一印象ABCDの評価を行う。
    • (2) ABCDの「蘇生」が必要であれば、上級医とともに適切かつ迅速に行う。
    • (3) 頻度、重症度、緊急度に即した鑑別診断を行う。
    • (4) 適切で迅速な身体診察、病歴の聴取を行い、理学所見を把握する。
    • (5) 鑑別診断を行うための検査計画を立案する。
    • (6) 1次診断後、専門医、上級医に適切にコンサルティングしDispositionを行う。

    2. 救命センター病床における救急患者の担当医として治療に参加する。

    • (1) 標準的治療、ガイドラインに即した治療を選択し入院診療計画を立案する。
    • (2) 上級医の指導下に病状の評価と治療スケジュールを本人and/or御家族に説明する。
    • (3) 重症度に応じたモニタリングを選択する。
    • (4) カンファランスでスタッフへ適切なプレゼンテーションを行う。
    • (5) 短期~中期~長期的な治療のゴールを設定し、リハビリテーションを行う。
    • (6) カテーテルの挿入など観血的な処置を上級医とともに行う。

     ▶ 週間スケジュール

    8:30 Conf 8:30 Conf 8:30 Conf 8:30 Conf 8:30 Conf
    午前 ER初期対応
    MSW Conf
    病棟診療
    ER初期対応
    病棟診療
    ER初期対応
    MSW Conf
    病棟診療
    ER初期対応
    病棟診療
    ER初期対応
    MSW Conf
    病棟診療
    午後 ER初期対応
    病棟診療
    ER初期対応
    病棟診療
    ER初期対応
    病棟診療
    病棟Conf
    呼吸ケア回診
    病棟診療
    ER初期対応
    病棟診療
    夕方 抄読会

    ● 月間スケジュール

     ▶ 1ヶ月目

    • 1 指導医とともにER初期診療
    • 2 副担当医として病棟診療
    • 3 カンファレンスでのプレゼンテーション
    • 4 Journal presentation 各1回

     ▶ 2ヶ月目

    • 1 指導医の監督のもと、ER救急初療で診断・治療計画を実行
    • 2 救急病棟入院患者の診療方針を自ら立て実行
    • 3 学会や研究会での症例報告ができる。

     ▶ 3ヶ月目

    • 1 ホットライン対応
    • 2 院内急変Rapid response teamへ参加
    • 3 症例報告または研修成果の発表

    ● 研修実績・研修目標項目

    • 1 CPAに対するACLSを5症例以上経験する。
    • 2 外傷初期診療を経験する。
    • 3 重症感染症(Sepsis)、外傷、呼吸不全、中毒の入院診療に参加する。
    • 4 地域の救急医療体制、病院前救護体制を理解する。

    ● 研修評価

    • 1 担当患者記録の提出
    • 2 救急症例カンファレンスで発表

    地域保健 札幌市保健所 プログラム

    9:00~
    あいさつ

    9:00~10:30
    「講義」

    9:00~10:00
    「講義」

    9:00~10:30
    「演習」

    9:00~12:00
    「講義」

    9:05~
    指導医等紹介

    ○食中毒について
    その法的な背景

    ○感染症法制度について

    ○感染症法について

    疫学調査の実際(机上演習)

    ○公衆浴場の衛生対策
    レジオネラ対策

    9:10~
    オリエンテーション

    ○ビルの衛生管理

    9:30~11:00
    「講義」

    10:40~12:00
    「演習」

    10:10~12:00
    「講義」

    10:40~12:00
    「講義」

    ○札幌市の地域保健行政

    ○食中毒事例対応

    ○感染症法について

    結核の症例検討

    ○感染症法について

    分類と届出の実際

    ○住居の衛生管理

    Sick Houseと衛生害虫

    11:10~12:00
    「講義」

    ○人口動態統計について

    13:00~14:00
    「講義」

    13:00~15:30
    「実習」

    13:00~15:00
    「実習」

    13:00~17:15
    「実習」

    13:00~17:15
    「まとめ・講評」
    自己評価票作成

    ○医療法、医師法について

    ○病院立入検査

    ○結核診査協議会
    届出の実際
    公費負担申請

    ○結核診査協議会
    診査結果への対応

    14:10~16:10
    「講義」

    ○医療安全対策について
    ○院内感染対策について

    ○定期外検診検討会

    接触者検診の計画・立案

    研修を振り返り、各分野の感想等についてグループインタビュー及びアンケート調査を実施

    16:15~17:15
    「講義」

    終了後~17:15

    15:15~17:15
    「講義・演習」

    ○感染症法について
    (机上演習のためのオリエンテーション)

    ○病院立入検査結果について

    ○エイズ対策について

    地域医療研修(国立病院機構八雲病院)

    施設の紹介

    北海道南部の噴火湾に面する八雲町(人口20,200人)に位置します。
    函館から大沼公園や長万部に向かって100km(JRで1時間)、札幌からは200km(JRで2時間15分)の所にあります。
    病院は、JR八雲駅から1.7kmです。
    北海道随一の小児期発症の神経筋疾患の専門マネジメントセンターです。
    入院病床は240床で、筋ジストロフィー120床、重症心身障害児(者)120床です。
    家族と同室で過ごせるホームケアが一室あり、北海道全域から来られる
    入院患者家族や外来患者のための町運営の“いこいの家”も病院の隣にあります。
    また、患者さんが病気療養をしながら学校教育を受けられるように、隣に八雲養護学校(小・中・高等部)があります。
    2005年2月に新築校舎が完成し、2006年には体育館と中庭が完成しました。
    病院の基本理念は「良質な医療を提供し、ヒューマン・ケアを目指す」、
    療育方針は「生活の質(QOL)の向上と社会化された健全育成」です。

    プログラムの目的と特徴

    一般目標

    病気を持つ児童の医療と療育と福祉を連携しての子育て支援(家庭、地域、病院、学校)に実践として関わる

    行動目標
    • 患者さんの入院生活、学校生活において、本人の妨げにならないように配慮して行動を共にして、コミュニュケーションをはかり、自己管理指導を行う。特に障害をもつ児童の校外学習や成人の外出を通して医学的管理とノーマライゼーションについて検証、再考する。
    • 指導医のもとで、患者の療育、福祉相談を行い、児童指導員、保育士、理学療法士、作業療法士、看護師らとチームアプローチをする。
    • 非侵襲的人工呼吸療法を活用した神経筋疾患の専門マネジメントを習得し、呼吸療法認定士の資格を持つ看護師や理学療法士、臨床工学技士、リスクマネージャーなど多職種と協働して、呼吸管理を実践する。
    • 在宅の短期入院の患者家族の相談を担当し、神経筋疾患をもつ子供の地域での暮らしや教育、医療、ケアの評価と必要なら再コーディネートを行う。
    • 病気を持つ児童の個別の教育支援計画を学校教諭および保護者と共同して作成する過程に関わり、必要な医学的事項について教諭に助言し、連携する。
    • アシスティブ・テクノロジーの生活や教育における活用を作業療法士や教師と工夫する。
    経験目標
    • 小児期発症の神経筋疾患のライフサイクルに応じたマネジメントシステムを理解し、実践できる。
    • 非侵襲的人工呼吸ケアシステム作りに参画できる。
    • 神経筋疾患の呼吸リハビリテーションを実践できる。
    • アシスティブテクノロジーとQOL向上の関係について理解できる。
    • 多職種の個々の役割を理解し、チームのリーダーになったり、コーディネー ターとして行動できる。
    • 病気を持った児童の療育の観点から、養護学校や地域の学校との医療教育連携に医師としての専門知識を活かしながら参画できる。
    • 神経筋疾患の医療福祉相談において、医師として専門情報提供できる。
    • 小児期発症の神経筋疾患患者とのコミュニュケーションをはかり、必要な状態告知や病気の自己管理指導、相談に応じることができる。
    • 人工呼吸療法を含めた長期療養におけるリスクマネジメントを実践できる。
    • 装具や車椅子の処方と実際の使用場面を知り、適切さについて意見を述べられる。
    • 神経筋疾患を持つ子どもの家族の子育てをサポートする意義を説明できる。
    • 医長や副院長などの指導者と必要な連絡をとりながら関係部門と調整をはかれる。
    • 患者の外出における医学的管理ができる。
    • 小児期発症の神経筋疾患の在宅療養のコーディネートのあり方を知る。
    • 小児期発症の神経筋疾患患者が地域で暮らすための医療教育福祉連携の重要性について説明できる。

    指導医

    石川幸辰
    (院長)
    日本小児科学会専門医、日本小児神経学会専門医および評議員、日本人類遺伝学会指導医
    石川悠加
    (小児科医長 兼 療育指導科長 兼 医療福祉相談室長)
    日本小児科学会専門医、日本小児神経学会専門医

    指導体制

    指導医がマンツーマン指導に当たるか、コメディカル、学校教師、患者家族との研修のセッティングを行う。問題点は直接相談に応じる。

    研修に関する行事

    毎週木曜夕方 院内講演会「寺子屋」
    夏季月数回 成人外出や校外学習

    概要をプリント【PDF形式】

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