救命救急から慢性期まであらゆるニーズに対応するハイブリット型病院

独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター
文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

がん診療科  消化器内科

当科の特徴

 北海道医療センター消化器内科では、消化器癌の診断と治療に力を注いでいます。消化器とは、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝蔵、膵臓など、食物の消化・吸収に関係する重要な臓器の一群です。消化器癌は進行が早く、癌の中でも難治性と呼ばれるものが多いことが特徴です。しかし、消化器領域における治療の進歩はめざましく、様々な治療の選択肢がある一方で病状に対する最適なアプローチが重要となります。したがって、病気の状態を迅速に診断し、適切な治療法を患者様と話し合い、即座に治療を提供できるように努めております。消化器科では、専門医を含むチームでの診療体制を確立し、外科専門医との連携をはかりながら患者様を中心とした継続的な診療を行っています。

消化管疾患領域

 食道、胃、大腸、小腸を対象に内視鏡を用いた診断及び治療を行っております。通常の内視鏡に加えて、拡大内視鏡や特殊光を用いた精密な検査により早期癌の診断に努めています。上部消化管内視鏡(胃カメラ)や下部消化管内視鏡(大腸カメラ)では発見できない小腸の病変に対しては、カプセル内視鏡を用いた存在診断やダブルバルーン小腸内視鏡による確定診断も取り入れ、消化管全般に対する診断を行っております。特に早期の病変に対しては、内視鏡的粘膜切除術(EMR)及び内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)による治療が可能です。治療に際しては内視鏡治療を専門とする医師に加え、外科、放射線科とも密な連携を行うことにより、患者様と最善の治療選択肢を話し合い、治療を行って参ります。

主な治療実績(27年度)

検査・治療実績の概要(27年度)
  • 上部消化管内視鏡検査:2054件
  • 下部消化管内視鏡検査:1402件
  • 内視鏡的粘膜切除術:222件
  • 内視鏡的粘膜下層剥離術:46件

肝胆膵疾患領域

 肝臓、胆嚢、胆管、膵臓領域の画像診断、内視鏡診断、術前診断、外科切除に向けての内視鏡的治療、切除不能癌に対する化学療法、肝細胞癌に対するラジオ波治療、カテーテル治療を中心に積極的な診断・治療を行っています。当院では、外科と内科の密な連携により必要な検査・処置を直ちに判断し、患者様にメリットのある治療を速やかに行うことが可能です。この領域の癌は外科的治療が唯一の根治的治療である場合が多く、早期診断が非常に大切です。また、術前に問題となる黄疸に対して適切に対応することが、迅速な治療導入に不可欠です。そのためには、知識・経験・技術のすべてが重要です。当科では多数の消化器病専門医、消化器内視鏡専門医が消化器外科専門医と連携し、総合的に患者様の治療をサポートしております。

化学療法領域

 消化管領域及び肝胆膵疾患領域に対する術前・術後化学療法・切除不能な進行癌に対する抗がん剤治療を積極的に行っています。ここ数年における抗がん剤の進歩はめざましく、薬剤の選択にあたっては消化器専門医であっても苦慮することが珍しくありません。当科では、北海道大学病院腫瘍センターと連携し、当院で化学療法専門医の診察を受けることも可能です。診療ガイドラインに準拠しつつ、患者様の病態や病期に応じたテイラーメイド医療を行っています。

患者様のための教室

 消化器病・消化器癌に対する啓蒙、正確な知識や理解を広めることを目的とし、当科では、患者様を対象とした講演を定期的に開催しております。