Anesthetizing department training program
麻酔科研修プログラム
プログラムの目的と特徴
姫路医療センターにおける外科・救急部門6ヵ月研修のうち、麻酔科において2ヵ月、麻酔・救急についての研修を行う。期間が短いため、「麻酔ができるようになる」ことを目標とはせず、指導医のもとで麻酔管理をともに行うことを通じて、臨床研修におけるA項目:経験すべき検査・手技の大半を習得することを目的とする。
研修期間
1年目(必須)2ヶ月
2年目(選択)1ヶ月〜5ヶ月
麻酔・救急研修の目標
◆一般目標
- 全身管理に必要な基本的知識、手技を習得する。
- 心肺蘇生法に関する知識と技術を習得する。
- 救急医療の基本を理解する。
◆行動目標
- 主として手術室内での麻酔管理を通じて研修を行うが、引き続いてICUで術後管理を行うことにより、集中治療について学習し、全身管理に必要な基本手技を習得する。
- また、研修期間中に熱傷、中毒、多発外傷等特殊な症例がICUに入室した際には、その研修を優先させる場合もある。
- 麻酔指導医のもと、術後集中治療が必要となるような重症例を中心に周術期管理を行い、周術期における全身管理を理解する。
- 指導医とともに術前回診におもむき、手術前の患者とのコミュニケーションを通じ基本的な診察手技、麻酔計画の立案並びにそれに基づく患者及び患者家族に対するインフォームドコンセントを経験する。
- 手術室内での麻酔管理を通じて、以下に記す臨床研修におけるA項目:経験すべき検査・手技を確実に習得する。
・必修項目・基本的手技
① 気道確保
② 人工呼吸(バッグマスクによる徒手換気を含む)
③ 注射法(皮下注、点滴、静脈確保、中心静脈確保)
④ 採血法(静脈血、動脈血)
⑤ 腰椎穿刺
⑥ 導尿法
⑦ 胃管の挿入と管理
⑧ 局所麻酔法
⑨ 気管挿管
・必修項目:基本的治療法
① 輸液
② 輸血 - 当院の麻酔科医は、2次救急輪番日のICU当直を行っているので、当直日には心肺停止患者や重症救急患者が搬送されてくる。こういった症例を通じて、救急患者の重症度判定、トリアージを行い、二次救命処置(ACLS)を習得する。
すなわち手術室内で修得した各種手技に加え、以下のことを習得する。
・必修項目・基本的手技
① 心マッサージ
② 除細動
・必修項目:医療記録
① 死亡の確認、死亡診断書(死体検案書)の交付
◆経験すべき症状・病態・疾患
2次救急輪番日のICU当直又は外来救急診療を通じて、緊急を要する下記の病態を経験する。
心肺停止、ショック、意識障害、脳血管障害、急性心不全、急性冠症候群、急性腹症、急性消化管出血、外傷、急性中毒、熱傷、骨折、関節・靱帯の損傷及び障害


